夏休みの宿題・小学2年生の読書感想文におすすめの本3選まとめ

教育・育児

夏休みは嬉しけど、同時に待ち構えているたくさんの宿題。

2年生になると少し量も増えて、手伝われるお父さん、お母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そしてその中でも大変なのが読書感想文。

本を読むのが得意な子もいれば、なかなか一人で読み進めるのが苦手なお子さんもまだ2先生ならいると思います。

そこで、このサイトでは読書感想文に定番の1冊や感情移入しやすい本等を厳選して3冊ご紹介したいと思います。

こちらを参考に、宿題の読書感想文を書いてみましょう。

  

読書感想文の課題図書にも選ばれやすい【しっぱいにかんぱい!】

失敗は誰もがその人生の中で必ずするものです。そして失敗で落ち込むことも当然の感情です。

しかし、失敗した本人は、取り返しのつかない事をしてしまったと不安になったりします。

この作品の主人公の女の子はアンカーとなった運動会のリレーで失敗していまい落ち込んでしまいます。

落ち込んだ女の子を励ますためにおじいちゃんはある方法を思いついたのです。

それは集まった親戚がそれぞれ自分の失敗談を披露していくというもの。

落ち込んだ女の子におじいちゃんは「そうか、いい話じゃないか」「しっぱいにかんぱいだ!」と励ましてくれます。

そして次々にみんなが自分の失敗談を話だし、そのたびに「しっぱいにかんぱい!」と掛け声が起こります。

他人を肯定してあげることで、自身の肯定感を回復する。人が人のために出来ることを教えてくれる作品になっています。

この本を読めば、失敗しても良いんだ。次は頑張ろうと気持ちを奮い立たせてくれるのではないでしょうか。

大好きなおばあちゃんが認知症に【ばあばはだいじょうぶ】

主人公の男の子はおばあちゃんが大好き。学校から帰ってくると真っ先におばあちゃんのところに行き、今日の出来事を報告をします。

ママに叱られたときもおばあちゃんの部屋へ行って泣き止むまで「だいじょうぶだよ」と頭をなでてくれます。

そんなおばあちゃんが少しずつおかしな行動をとるようになりました。

飼っている犬に1日に何度もおやつをあげたり、日曜日なのに学校は?と聞いてきます。

秋になると毎年する編み物も、あんではほどいて、あんではほどく。

その時、男の子はおばあちゃんは「忘れてしまう病気」なんだと教えてもらいます。

そしておばあちゃんの「忘れてしまう病気」は進んでいきます。

家族でが大事に食べていたジャムを全部丸ごと食べてしまったり、隣の庭の花を折ってしまったり。

ママは何か起きるたびに後始末に追われて、男の子はついにおばあちゃんに近づかなくなりました。

そして冬のある日、おばあちゃんははだしのまま行方不明になったのです。夜になっても帰ってきませんでした。

朝になり、隣のおじさんが犬の散歩中におばあちゃんを見つけてくれました。

男の子は冷え切ったおばあちゃんの足を拭いて靴下をはかせてあげるのです。

この作品は現在深刻な問題となっているお年寄りの認知症のお話です。

実際、おじいちゃんやおばあちゃんと暮らしているお子さんにはもしかしたら今後教えていってあげないといけない課題なのかもしれません。

主人公の男の子は大好きなジャムと食べられてしまったとき、そして枯れ葉のお茶を飲まされそうになった時は怒りました。

でも行方不明になったおばあちゃんを心から心配する様子がきっと男の子本心です。

おばあちゃんが見つかって家に帰ってきたときに、「寒かったよね。怖かったよね。心細かったよね。」と声をかける男の子の思いやりや優しさを感じる作品です。

おいしい料理を作るための本当の隠し味は?【さいこうのスパイス】

どんな料理を食べても「まずい」というリスのぼっちゃん。

そんなぼっちゃんに美味しく料理を食べてほしいと願うリスの執事は町で人気のカフェを訪れます。

そしてオオカミのシェフに頼んで、ぼっちゃんのために美味しい料理を作ってもらうことになりました。

さっそくぼっちゃんはオオカミシェフの自慢料理を食べてみます。

それでもやっぱり「まずい」しか言いませんでした。

ショックを受けたオオカミシェフはどんな料理も美味しくなるという、幻の草を取りに山を登る事になりました。

ところが途中で岩から落ちてしまい、友達のクマに助けてもらいました。

弱っているオオカミシェフのためにクマが出してくれた美味しい料理に感動したオオカミシェフ。

そこで大切なことに気が付きます。

美味しい料理を作るための本当の隠し味とはなんでしょう。

心を通わせてみんなで楽しく食事をすることの大切さを教えてくれる作品です。

まとめ

いかがでしょうか。

失敗は悪い事なんかじゃない。失敗すると自分を否定したくなりますが、振り返ってみてまた頑張ろうとおもえたらそれはとても素晴らしい事ですよね。

そして、お年寄りの認知症問題は子供とは言え他人事ではありません。特に一緒に暮らしていて毎日顔を合わせる生活ならばなおさらです。

でも、ある意味それはチャンスでもありますよね。ありのままを見ることで、嫌悪感を持つこともあるかもしれませんが、しっかりと向かい合うことで優しいこどもに成長するきっかけにもなるのではないでしょうか。

そしてリスのぼっちゃんのお話も、家族でそろって食事をすることがどんな料理も美味しくしてくれるいちばんのスパイスだと教えてくれます。

読書感想文を書く時もこのような事をすこし意識しながら書いてみると良いかもしれません。素敵な感想文が書けますように。

☆夏休みの読書感想文におすすめな本3選を学年別に紹介しています☆

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