小学校に通うようになって初めての夏休み。毎日が慌ただしくてあっという間に1学期が終わったのではないではないでしょうか。
そして初めての夏休みの宿題。まだ1年生だからそんなに量はないですが、算数や国語の読み書き。絵日記に工作。そして読書感想文。
学校とは違う環境で行う宿題や課題はなかなか思うように進まなかったりします。
また初めての宿題は親も一緒になってやるご家庭もあるかと思いますが、意外と面倒なのが読書感想文。
学校から指定された本があれば良いですが、ない場合は何を読んだらよいのか考えるところからスタートです。
そこでこのサイトでは、小学校1年生の読書感想文におすすめの本を3冊ご紹介します。
こちらを参考に今年の夏休みの読書感想文の宿題は一番最初に終わらせてみましょう。
心優しい少年の冒険の物語【エルマーのぼうけん】
冷たい雨の日、エルマーが年をとったびしょぬれの猫に出会い、物語は始まります。
エルマーの夢は大人になって飛行機で空を飛ぶこと。
これを知った老猫は「どうぶつ島」で囚われている、可哀そうな子供の竜のことを思い出したのでした。
これを聞いたエルマーは、リュックサックに荷物を詰めて旅立ちます。次々と立ちはだかる難題や猛獣たち……。
数々の困難を、少年がユニークな知恵と勇気で乗り越えていくハートフルな冒険物語です。
『エルマーのぼうけん』は、どんな困難にも負けない勇気と、礼儀正しく、誰にでも優しい心をもつ少年エルマーの物語です。
エルマーの純粋でありながらも、強く芯のある心が読む人に元気を与えてくれます。
この冒険の旅は、お腹をペコペコに減らした猛獣たちが住む「どうぶつ島」へ、エルマーが果敢に挑んでいくとてもスリルのある物語になっています。
年をとった猫と相談していた、とてもユニークな作戦を繰り出し、数々の危機に9歳の少年エルマーはひるまずに挑みます。
可哀そうな子供の竜を見つけて助け出すまで、エルマーは決して諦めることなく突き進んでいきます。
こうしたエルマーの心の強さは読む人に勇気を与えてくれ、また困ったときにはちょっと知恵をしぼったらユニークな方法が浮かんで、上手に切り抜けられるかもしれない。そうなったらどんなに素敵だろうと思わせてくれます。
本の中の地図がエルマーが実際にどんな道を進んでいるのかが、この地図を見ながら本を読むことでさらに物語の世界が広がってゆくのを楽しめるでしょう。
2読書感想文の課題図書にも選ばれることが多い【まほうほじどうはんばいき】
学校の帰り道、こうへいは少しかわった自動販売機をみつけました。しましまの色んないろが虹のようにみえます。
でもその自動販売機は商品の見本やお金を入れるところがありませんでした。
自動販売機についているのはボタンが一つ、それと受け取り口だけでした。そして上の方に「あなたの みかた」と書かれていました。
最初はちょっと不安で恐る恐るボタンを押しました。その後もボタンを押すとこうへいに必要なものがでてくるのです。
でも数日後自動販売機はなくなっていました。どこを探しても見つかりませんでした。
するとお母さんが自動販売機にいつも頼るこうへいを見て、そろそろ卒業してほしいと思ってボタンを押したら、虹みたいに空に昇って消えてしまったんだと教えてくれました。
こうへいはお母さんをうらみました。そして激しい夕立の後、空に大きな虹が現れ、こうへいは自動販売機の事を思い出したのです。
そして「あのまま自動販売機があったら一人じゃ何もできないダメな大人になっていたかも」と思いました。
自動販売機はお母さんの味方になって消えてしまったんだと思っていたこうへいは、最後まで僕の味方でいてくれたんだと気づくことが出来ました。
便利な自動販売機は、まるで今の世の中のようですね。ほしいものを望むままに手に入れられることは楽で良いのかもしれないけど、それではダメな大人になってしまう。
最後にこうへいが何でも誰かに頼ってばかりではなく、自分で考え行動すること。努力することの大切さに気が付くことが出来たというお話になっています。
子供の視点で書かれている本なので、お子さんならではの表現で読みやすく、読書感想文も書きやすいのではないでしょうか。
忘れ物ばかりする男の子のお話【わすれものチャンピオン】
ある日お母さんに「保護者会のお知らせ、もらってないわよね」と聞かれる。
男の子はいつも忘れ物が多くて、クラスでも「わすれものチャンピオン」の座を争っている。
そんな事を言うとお母さんには、そんなのは自慢じゃないと怒られてしまった。
学校では図工の時間にクレヨンが必要だったのに忘れてしまった。
先生には忘れないようにと3回も言われたのに。
朝、新しいスニーカーを履くことであたまがいっぱいになっていたから忘れてしまったんだろう。
この物語は、誰もが経験をしたことがあるであろう、忘れ物について書かれています。
そして忘れ物をしたときの焦りや不安。そして素直に言い出せない時の気持ちをこどもの目線で書かれている本です。
まとめ
いかがでしょうか?
空想の世界のエルマーのぼうけんは、わくわくする世界観と冒険の物語をエルマーになった気持ちで読み進めることで、とても臨場感のある読書感想文が書けますよ。
どんな困難にも立ち向かう勇気と誰にでも優しくできる心を持つエルマーは多感な時期のお子さんの好奇心も引き出してくれるかもしれません。
また、まほうのじどうはんばいきやわすれものチャンピオンは日々の生活に置き換えてみることが出来そうです。
思いのままになんでも手に入る事よりも努力することの大切さ、忘れものはもちろん、いけないことをしたら素直に言うこと。
どちらもまだ小さいうちは難しい事ではありますが、本を読むことでお子さん自身が大切なことに気が付いていけると良いですね。
またそれを教えることも出来る物語になっていますのでぜひ一緒に読んでみてください。
小学校1年生で初めての読書感想文はぜひこの3冊も参考にしてみてください。
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