夏休みの宿題・小学4年生の読書感想文におすすめの本3選まとめ

教育・育児

夏休みの宿題の定番と言えば読書感想文ですね。

低学年くらいまではお母さんが一緒に読んであげることもあるかもしれませんが、4年生ならもう自分で読んで自分の気持ちで感想を書きたいですね。

そこでこのサイトでは小学4年生におすすめする本を3つご紹介します。

夏休みの読書感想文は心の残る本を読み、感想文を書いてみましょう。

ネバーギブアップ!頑張って続けたら必ず強くなれる

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ネバーギブアップ! [ くすのきしげのり ]
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一つ目におすすめするのがくすのきしげのりさんの作品の『ネバーギブアップ!』です。

■ストーリー

主人公のジュンのクラスで行われる『うでずもうたいかい』に向けて、ジュンの猛特訓がが始まります。

ジュンはいつも負けてばかりのうでずもうが大嫌いです。

そこで担任の先生が毎朝特訓をしようと提案してきます。

泣き虫のジュンは弱虫で何事にも自信のない男の子。ジュンは一度も勝てたことのないうでずもうが本当に苦手でした。

『絶対続くわけない!』とお姉ちゃんは最初、そう言ってバカにしていましたが、ジュンの朝練に付き合ってくれることになりました。

いよいよ3人での特訓がはじまります。

ジュンは最後まで特訓を続けることが出来るのでしょうか。

諦めない心を持てばきっと強くなれる!ネバーギブアップ!

■児童書にはめずらしい未来の事が書いている

この作品の最後には20年後に行われる同窓会のシーンが描かれています。

ここで、あのうでずもうたいかいに向けた先生とのマンツーマン特訓について、その当時だれも不平不満をもらさなかった理由が明らかになります。

現代では珍しい『熱血先生』の熱い想い。こんな先生に出会えた子供たちはきっと先生を習って素敵な大人になるんだろうと、親目線でも読める児童書です。

子供たちにももちろんおすすめの本ですが、お父さん、お母さん、そして学校の先生が読んでみるのも良い一冊かもしれません。

大切な人へ愛を込めたプレゼント。死と向き合う大切さを教えてくれます

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クララ先生、さようなら [ ラヘル・ファン・コーイ ]
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洋書ラヘル・ファン・コーイさんの『クララ先生、さようなら』こちらもおすすめしたい作品の一つです。

■ストーリー

大切な人の『死』。誰にだって訪れるものだけど、子供のうちにはなんとなくまだ経験させたくない。

それがきっと大人の気持ちなんだとおもいます。

でも子供だからといって避けて通れないこともあるんです。

病気で入院していたクララ先生。長くお休みしていたけど久しぶりに学校にきました。

先生に会うのを楽しみにしていた子供たちと主人公のユリウスに告げられたのはとても悲しい事でした。

ユリウスは小学4年生。先生がみんなに伝えたのは『先生の病気はもう治らないということ』でした。

子供たちはショックを受けて泣き出してしまいます。

先生はほんの数週間だけ、残った時間を学校で子供たちと一緒に過ごしました。

ですが、やがて別れの時が訪れます。

ユリウスのお母さんはむかし、大切な人を亡くした経験がありました。

その時の悲しみを知っているから、ユリウスを先生の死から遠ざけようとします。

でもユリウスは仲間たちと現実から目をそらしません。

小学4年生なりに先生の死を受け止め、たくさん考えて、先生に特別なプレゼントを送ろうと決めたのだ。

もうすぐ死んでしまう人への最後のプレゼント。何を贈ろうか必死に考えます。

小学4年生にはとても重い課題です。

そして子供たちが決めたのは、周囲の大人に反対されるプレゼントでした。

子供たちは先生への愛を込めた世界一美しい棺を手作りすること。

まっすぐに死と向き合うことの大切さを、ユリウスたちが教えてくれました。

■死に触れることで得る優しさ

この作品は児童書ではありますが、その内容はとても重く、一度読んだだけではストンと入ってこないかもしれません。

しかし、物語に登場する子供たちの素直さと優しさは大人が忘れてしまった純粋さそのものを教えてくれます。

誰にでも訪れる死。その最後に愛する子供たちに心からの贈り物をもらえたクララ先生は幸せだったとおもいます。

弟が欲しくて手に入れたロボット。実際弟が出来るとこんなに大変だった

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レンタルロボット (ジュニア文学館) [ 滝井幸代 ]
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最後におすすめするのが滝井幸代さんの『レンタルロボット』です。

■ストーリー

『弟がいたらいいなぁ』

小学4年生の健太はそんな願いがあった。

そこに現れたのが『ロボットかします』とキラキラした文字で書かれた小さなお店でした。

ロボットが欲しい人にしか見えないという文字を見た健太はお店に入り、おこづかい全部と引き換えにロボットを手に入れます。

このロボットは弟ロボット。名前はツトム。年齢は6歳で小学1年生です。

性格は元気で明るい子・・・と自分好みに設定をしたら準備は完了です。

さて。次はツトムを家族や友達にどう説明しようかと考える健太。

しかしそんな心配はいらないのです。このロボットからは特殊な電波が出ているので、ロボットに会った人はみんな最初からこのロボットはツトムで、健太には最初から弟がいたと記憶が変えられてしまいます。

健太が正直に言わない限り、ツトムがロボットだとバレることは無いのです。

こうして突然出来た弟に健太は大喜び。勉が可愛くて弟が出来た嬉しさで胸がいっぱいでした。

しかし、実際に一緒に生活しているといい事ばかりではないことが分かってきます。

これまで健太だけの特等席だったお母さんのひざの上は取られるし、テレビのチャンネル争いも、大好きなおやつのポテチも全部食べられてしまいます。

これって、兄弟がいる人はみんな経験してきたことですよね。

健太も最初のうちは『お兄ちゃんだから』と我慢してきました。でもだんだん喧嘩になると『お店に返すぞ!』と小さな声で弟につぶやくようになりました。

そうするとツトムが言うことを聞くので、健太はそれが反則だと分かっていても、この『魔法の言葉』を使い続けるのです。

ついに健太はお店にロボットを返しに行くのです。

そのあと、健太は『自分もレンタルロボットだった』とお母さんに告白される夢をみます。

健太はお店にツトムを返してもらいに行ったけど、ツトムはすでに健太の記憶はなく、老夫婦が連れて行ってしまいます。

落ち込んで家に帰った健太はお母さんから『弟ができた』と打ち明けられました。

あんなに欲しかった弟。うれしいはずなのにお兄ちゃんになる自信がない。

悩む健太のもとにツトムから一通の手紙が。手紙には『弟にしてくれてありがとう。僕を忘れないでね。おにいちゃん、だいすき』と書かれていたのでした。

ツトムはお兄ちゃんを怒らせたからきっとお店に返されると思って健太に手紙を書いていたのでした。

■弟の手紙は健太に何を気付かせてくれた?

ロボットなのに人の心を持って、お店に返される前にお兄ちゃんに気持ちを伝えるために書いた手紙。

健太は生まれてくる弟にきっと優しくできるお兄ちゃんになれるのでしょう。

弟が、妹が欲しいは、小学生ならではの欲求です。そして実際にお兄ちゃん、お姉ちゃんの立場になると変化する周りの人間。

今まで自分が天下のお家が一変してその座を奪われたときに、あなたは弟、妹に優しくできますか。

まとめ

小学4年生にもなると、こういった人の気持ちを考えさせられるような本にステップアップしていきたいですね。

諦めない心を持つ勇気。人の死を恐れずに送り出せる優しさ。自分より小さく弱い立場の人へ譲れる思いやり。

低学年ではなかなか教えるのが難しいものですが、4年生ならもう身につけていきたいことではあります。

こういった感情は現代の子供には足りていない、なんてよく言われるところではありますが、本からもたくさん学べることはあります。

夏休みの読書にはぜひ、こういった心の成長に響く作品を読んで、読書感想文を書いてみてはいかがでしょうか。

☆夏休みの読書感想文におすすめな本3選を学年別に紹介しています☆

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