名探偵コナン安室透セレクション:第723話『甘く冷たい宅配便(後編)』まとめ

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コナンは野良猫の大尉の首輪に暗号を残したメモを挟んでおけば、ごはんをねだりに喫茶ポアロに行ったときに梓が気づいてくれるかもしれない。

遺体を乗せた冷蔵トラックの荷台に閉じ込められたコナン達少年探偵団は大尉にすべてを託し、作戦を決行するのだった。

コナン達は無事に救出されるのだろうか。

このサイトでは現在GYAO!で無料配信中の名探偵コナン安室透セレクション『甘く冷たい宅配便(後編)』についてまとめました。

『甘く冷たい宅配便(後編)』大尉に託すメモの暗号とは

コナンの言う暗号と言うのは、光彦が持っていたレシートをメモに使うことで効果を発揮するものだった。

レシートは感熱紙というインクではなく熱で文字を表示させている紙で出来ている。

感熱紙の表面には黒い色の元になる薬品と発色剤という酸性の薬品が塗られていて、文字を表示するには発色剤を熱で溶かしてもう一つの液が文字になるしくみだった。

そこに元太が持っていたかゆみ止めに含まれているアンモニアは酸性を打ち消すアルカリ性だから、それを歩美が持っていた綿棒につけてレシートに表示されている「a」の一部分をなぞり、「o」の形にする。

その後、同じようにレシートの文字の一部を消し、暗号を完成させるのだ。そしてレシートに印字されている数字のいらない部分を消して、車体番号のみを残しておくことで、『この車は死体を乗せている』という暗号が完成するのだ。

■暗号は安室に見せるため

暗号を記したレシートは大尉の首輪に仕込んだ。

まもなくして、トラックは停車する。次の配達地点に到着したのだ。そしてそこは米花町5丁目。大尉の縄張りである。

ドアが明けられた荷台、大尉は配達員の前に現れ無事脱出に成功する。

レシートの存在には気付かれたが、特に気に留めることもなく配達員らは大尉を逃がしたのだった。

安堵する少年探偵団。

しかし灰原は大尉がポアロに向かうということは、暗号は安室透にも見られてしまう可能性があるのでは?と心配する。

だがコナンはわざと暗号にすることで安室がすぐに気付いてくれると踏んだのだった。

■レシートに気付いた梓だったが

大尉は習慣通りに喫茶ポアロに行った。梓は鳴き声で大尉が来たことを知りすぐに外に顔を出す。

梓はいつも通りにごはんを出してあげると喜んで食べる大尉の首輪にレシートが挟まっていることに気が付いた。

そこへ安室が登場し、梓は暗号の記されたレシートを見せようとするが突然風が吹きレシートは飛ばされてしまった。

文字が少し欠けているくらいであとはただのレシートであったことから梓は気にかけることなく店の中に入っていってしまったのだった。

一方コナン達は長い時間冷蔵車に閉じ込められているため、その体温は徐々に奪われて行ってしまう。

その頃トラックは米花町7丁目に到着した。犯人たちは予定通りに計画を実行している。

そして気が付くと配達する荷物も減ってきて少年探偵団らは身を隠す場所がなくなってきているのだった。

コナンの麻酔銃とキック力増強シューズも電池が切れていて、武器に使えるものもない。

時間だけが過ぎていくなか、光彦が動かずにただ黙っていることを心配して歩美が声をかけた。

光彦はもう寒さは乗り越えて震えも止まって問題ないと言うが、コナンは逆に危険な状態だと言った。

まもなくして光彦は気を失ってしまう。光彦は低体温による意識障害を起こしてしまったのだ。指先も凍傷を起こしかけていて一刻も早くここを出る必要に迫られてきた。

光彦は灰原に上着を貸していて、シャツ1枚だったのだった。

■暗号の解読をする

喫茶ポアロでは梓がレシートのことについて安室透に話すのだ。

梓はレシートの文字が消えていて、残っていた文字を安室に伝えたのだ。

『C o r p s e』コープス これは死体と言う意味だった。

不審に思い、安室はここに大尉がごはんをねだりに毎日来ること知っている人間を訪ねた。

知っているのは、梓・マスター・安室・そしてコナンの4人だった。

そこにコナンの名前が上がり、安室はこの暗号の記されたレシートを仕込んだのはコナンだと推測した。

また大尉の首輪がかなり冷えていたことを思い出す梓。

そこまで聞くと安室はレシートが飛んで行った方向を見に行くことにした。

『甘く冷たい宅配便(後編)』もう一つのメッセージ

一方冷蔵車では必死に光彦を起こそうと声を張り上げる元太と歩美。

何とか目を覚ました光彦は灰原と一緒に上着に入っている状態に気が付き赤面した。

またアガサ博士の家に届くケーキの話を聞き、コナンはケーキがこのトラックに積まれている可能性があると思い調べだす。

コナンは犯人たちが時間指定の荷物を届けに2丁目に戻ることを話していたのを覚えていたのだ。

ケーキは荷台に積まれていた。

コナンは箱にメッセージを仕込むことにした。

コナンは犯人にもバレず、そして受け取ったアガサ博士がすぐに気が付くように仕向けるようなメッセージを入れるのだ。

■レシートの解読

安室は風の向きや立地状態を推測して、レシートが飛ばされただろう位置を絞り込み、見事レシートを見つけることができた。

そしてC o r p s eの下の数字が車体番号で、首輪が冷たかったことを考えるとそれは冷凍車ではないかと考えた。

これらの条件から、安室はこの車は宅配業者のクール便であることまで推測した。

また犯人たちは時間指定の荷物を持ってアガサ博士の家にたどり着くも、伝票には工藤という宛名が。

しかし宅配リストにはアガサ宛てになっているのだ。

伝票には『工藤様方』と一筆添えられていたのだ。

犯人はすぐ隣が工藤の家だと分かり、チャイムを鳴らす。応答したのは沖矢昴だった。

昴は配達員が『工藤様方 アガサ博士』という宛先の荷物だと説明したことで、何かを察したのだ。

コナンは昴ならすぐにこの奇妙な荷物にコナンが関係していることに気付く。

そう考えて、単純に伝票の宛名の前に工藤様方をつけたのだった。

元太はそれならすぐに昴が助けてくれると喜んだが、コナンは昴なら違う方法を取るであろうことを予想していた。

■ピンチを救うのは安室!

犯人は昴に頼まれた新たな荷物を荷台に乗せた。

コナンはそれが自分宛だと気づいており、すぐに箱は開封する。中から出てきたのはスマートフォンだった。

犯人の情報を警察に通報することが一番だと考えた昴の行動だったが・・・

荷台が突然開き、犯人らが現れる。

絶体絶命のピンチ・・・に思われた瞬間、後ろから車で安室透が現れたのだ。

安室は襲い掛かる犯人をいとも簡単にノックアウトし逃げられないようにガムテープで固定した。

コナンに警察に通報するように言い、安室は立ち去った。

■事件解決後

事件解決後、少年探偵団らはアガサ博士の家で予定通りケーキを食べるために集まる。

事の顛末についてアガサ博士に説明するが、助けてくれたのが安室透だと知り心配する博士。

コナンと灰原は何食わぬ顔で博士が作ってくれたドーナツを食べていた。

そして楽しみにしていたケーキはふたを開けると中身はぐちゃぐちゃだった。

犯人たちは配達先で顔を覚えてもらうためにわざと箱をおとしていた。それはもちろん博士も例外ではなく・・・。

せっかく取り寄せたケーキに落胆するアガサ博士でした。

まとめ

いかがでしょうか。

安室のあの身体能力はやはりバーボンとして黒の組織に所属しているからなのか、華麗な身のこなしから、ドライブテクもなかなかきまっていますよね。

安室が駆け付け、犯人を倒す様子を工藤邸から見ていた沖矢。そして何かしらの情報を握ると思っているアガサ博士の家の所在地。

この事件で安室が得たものは何だったのでしょうか。

現在GYAO!で公開中の名探偵コナン安室透セレクション『甘く冷たい宅配便(後編)』の放送期限は6月28日までです。

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