名探偵コナンの謎多きキャラクター、安室透の関係する話が現在動画配信サイトのGYAO!で期間限定で無料公開中です。
安室透は3つの顔を持つことで知られていますが、その顔は私立探偵の安室透、そして黒の組織の一員でコードネームはバーボン。そして真の正体は警察庁警備局警備企画課所属の公安警察官です。
まだ彼の正体を黒の組織の一員バーボンとしてしか知らないコナンは、安室の行動に警戒しています。
今回は第780話『緋色の追求』についてまとめました。バーボンとして行動しながらもコナンとともに謎解きをする安室透の行動から目が離せません!
第780話『緋色の追求』
ジョディの親友、杯戸小学校の教師澁谷夏子が何者かに襲われ重傷を負い、コナン達は事件直前に彼女と接点のあった、同僚の菅本・保護者の植野・神立から再度話を聞くことになった。
だがコナンと安室は夏子が採点した答案用紙を見て誰が犯人なのか気付いていたのだった。
■容疑者3人のそれぞれの供述
再び3人から当時の行動を確認するコナンと警察。それそれの供述はこうだ。
菅野:体育用具室で8時半まで用具の整理をしていた。夜遅いから一緒に帰ろうと思い職員室に迎えに来たらすでに居なかった。
一緒に帰る約束はしていなかったが、夜道を帰るのに男の自分がいたほうが良いと思ったという。
安室は依頼人である澁谷のストーカー被害の調査で他の先生から情報を聞いた際に、菅野は以前澁谷に告白してフラれたという話があったという。
その為安室は菅野を要注意人物として見ていたというのだ。
しかし菅野はストーカら彼女を守っていたという。毎日家にたどり着くまでほとんど毎日護衛していたというのだ。
護衛と言っても、澁谷に気付かれないように毎日後をつけて見守るだけだったと言うが、それがストーカー行為だとジョディに詰め寄られるのだ。
目暮警部はそれが澁谷にバレて犯行に及んだのか?と追及されるが、菅野はテストの採点用紙を持ち帰ることが違反であることは教師である自分も承知していることから自分のわけがないといった。
植野:夕べこの職員室で澁谷と会ったときに忙しそうに採点用紙に回答していたという。
目暮警部は子供を誘惑しないでくれと言うが、学年は?と確認する。それに対しジョディは彼女が1年生の担任になったと言っていたいと答えた。
それを聞いて高木刑事は小学1年生で担任に恋をするなんて可愛いものだと言うが、植野からお叱りを受ける。
そして子供は小学5年生だというのだ。澁谷はアメリカ留学経験から英語が堪能で高学年の英語の授業も受け持っていたのだ。
植野は免許はあるが車を持っていないことがこの供述で判明する。
神立:自宅の車が盗まれたという神立。今朝会社に出勤しようと思ったらガレージが壊されていたのだというのだ。盗難届は出したという。
そして昨夜は9時前くらいに来たが、外から見たら校舎は真っ暗で門も閉まっていたのだという。
犯行後ですでに澁谷が運び出された後だったんだろうと言うが、澁谷の携帯には約束の時間は8時半だという内容の未送信のメールが残っていたのだという。
だが、あて先は未入力だったことからそれが神立宛かはわからない。
『足し算引き算で頭の中数字が飛び交っていたんだろう。テストの採点をしてたようだしな』
このセリフにコナンは夕べここで何が起こったのか気付いたのだ。
■答案用紙の謎と安室が向ける敵意
ジョディは答案用紙を見て、アメリカでは100点満点の時は『Excellent』と書くが、日本では花丸と書くのだと澁谷から聞いたのだと言った。
それに対し、安室が挑発する。『それだけか』『それだけなのかFBI?』
そしてキャメルに『ドイツ系の君はどうだ?』『この写真から読み取れる情報はそれだけか』と聞く。
安室はキャメルの回答をきき小ばかにしたように高らかに笑う。
そして、『読み取れたのは僕たちだけだったようだよ』とコナンに話をふるのだ。
コナンは惚けるが安室は逃がさない。コナンが写真を見た後に犯人の事をガン見していたというのだ。
そして疑問が解けたといった。
『何故探偵の僕に彼女がストーカーの調査を依頼してきたのか』
FBIが頼りないから自分に依頼してきたんだろうと言う安室。
そして観光目的ならビザが切れるだろうから僕の日本から早く出ていけと敵意を露わにするのだ。
■コナンと安室
コナンは安室の手を引いて窓際に移動する。そして・・・
『安室の兄ちゃんてさ、敵、だよね?』
『悪い奴らの』
それに対し安室は・・・
『ゼロ。子供の頃のあだ名は本当にそうだったんだ』
『キミは少々僕の事を誤解しているようだ』
この言葉に驚愕するコナンだった。
第780話『緋色の追求』犯行の真相と影で動く組織
安室は事件の謎解きを開始する。しかしコナンはその場を動けずにいた。
安室に誤解と言われたコナンはこれまでの事件を瞬時に見抜く洞察力、ベルツリー急行で灰原を殺そうとしなかった行動。
ゼロという言葉に反応した態度。そして確信を持ったのは『出ていってくれませんかね。僕の日本から』とFBI捜査官に向かって言い放った信念。
ゼロというのは存在しない組織であれとつけられたコードネーム。日本の安全と秩序を維持するために存在する公安警察の俗称。
彼が考案で組織に潜入しているなら、こっちの事情を話せば最悪の事態は防げると思って話したが、そうでないのならコナンが立てた計画がバレてしまう。
安室がまだ知りえない情報が一つあり、それを入手するために何か仕掛けてくるだろうとコナンは予想しているが、何をしてくるか見当もつかないのだった。
■答案用紙に隠された真実
安室は答案用紙を見るようにいう。
同じ答案用紙でも一番上の回答は〇でその下の答案用紙は×。しかし問題は同じ4+5で答えは9なのだ。
しかも4枚面の答案用紙は×だらけなのに100点満点。
一方コナンはまだ安室について考えているのだ。
組織とFBIが同じ捜査現場でかち合うことなんてありえないと。
そのきっかけは・・・コナンはこっそりジョディを呼び出す。
そして何故夕べ澁谷と電話したのかを聞いた。
ジョディは彼女と飲む約束があったと言う。そして誘ったのは澁谷の方からメールでと答えたのだ。
しかし澁谷はそんなメールを送った覚えはないと言っていたのだ。だが彼女の携帯にはそのメールは残っていた。
コナンはキャメルの電話から澁谷に連絡したことを確認し、『やばいよ。それってもしかしたら』と神妙な顔で言う。
それを言わせまいとしてか、突然安室はジョディに声をかけた。
澁谷の事件を解き明かそうとしてるのだからちゃんと聞いていろと。
そして安室は、日本では正解には〇をつけるがアメリカでは×(レ)をつけるのだと言った。
ジョディはそこに補足して、それは×ではなくチェックマークだという。
澁谷がつけた〇は不正解という意味だったのだ。
ジョディはこれで気が付く。下にあるチェックマークに答案用紙は澁谷が付けたものだが、上にある〇の答案用紙は犯人が付けたものだと。
それに上の回答用紙の〇はいびつで他の回答用紙とは違うのだ。
考えられるのは犯人が不器用なのか、赤い線で何かを隠そうとしたのか・・・。
それは彼女が殴られたときに飛び散った血痕だったのだ。
■真犯人は勘違いしていた
目暮警部はそれが3人のうちの誰なのか分かっているのかを安室に尋ねる。
そして安室は『もちろん。楽勝だよね。コナン君』とまたコナンを試すように話をふる。
コナンは花丸を見て誰が犯人かすぐわかったという。
答案用紙を見ると澁谷が書いた花丸と、犯人が書いた花丸の渦巻きは逆巻きなのだ。
それは犯人が左利きの神立しかいないというのだ。
神立は左利きは認めるが、花丸は真ん中から書くからあれは自分ではないというが、安室は回答用紙の花丸は中央でペンが細まっていることから外側から書かれたものだという。
それに、神立が言った『足し算引き算で頭の中数字が飛び交っていたんだろう。テストの採点をしてたようだしな』は小学校教師なら他の科目かも知れないのに彼女が当時採点していたのが算数だと知っていたのは現場にいた証拠なのだ。
神立は犯行を認め、彼女がアメリカ時代の癖でと笑って答えたことが理由だといった。そして今日ここで話を聞くまで、日本とアメリカで採点の方法が違ったことを知らなかったのだ。
車を盗まれたというのも嘘で、車内から澁谷の髪の毛などが出てきたら大変だとおもい友人に預けてきたというのだった。
そこへ女性教員が走ってきて渋谷の容態が悪化したと病院から連絡があったことを伝えた。
■学校にはベルモットが潜入していた!?
ジョディは車を走らせ病院へ向かい、着くなり駆け出した。コナンもそれを追う。
あとからキャメルが車から出てきたところに安室が車で来た。
キャメルはもう用はないだろうと言うが、安室は彼女はクライアントだからというのだ。
だが本当の目的はキャメルだった。
一方病室に急いだジョディは、すでに意識を取り戻した澁谷に驚く。
澁谷は『よくわかったね。わたしが意識をとりもどしたって』と言うのだ。
澁谷は今回の事は自分にも非があるから学校にはまだ知らせないでと言ったのだという。
それを聞いたコナンはそれを仕組んだ人間に気が付いたのだ。
そしてコナンは奴らの目的がキャメル捜査官だと気付く。
安室は駐車場でキャメルに『楠田陸道』について尋ねる。
キャメルは知らないと言い去ろうとするが、またもや挑発する安室。
そこへジョディが現れ、キャメルを連れて病院に入った。
そしてジョディは『楠田陸道の事は話してないか』と確認する。
それに対しキャメルは『もちろんですよ。奴が拳銃自殺したことは話してない』と答えたのだった。
だが・・・このジョディもベルモットなのだろう。すぐに姿を消したのだ。
まとめ
いかがでしょうか。
コナンらはベルモットの介入で知られてはいけない情報を黒の組織に知られてしまいます。
安室はこの情報から、赤井の生存を確認しようとしているのかもしれません。
また気になる続きは『緋色の交錯』で紹介していきます。
『緋色』シリーズはこちらからチェックしてみてください。
★名探偵コナン安室透セレクション:第779話『緋色の序章』まとめ
★名探偵コナン安室透セレクション:第781話『緋色の交錯』まとめ
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