名探偵コナン安室透セレクション第683話「命を賭けた恋愛中継(現場突入)」のあらすじ

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アニメ名探偵コナンから謎多きキャラクター「安室透」が登場したストーリーを厳選した「安室透セレクション」。

今回は第683話「命を賭けた恋愛中継(現場突入)」のストーリーをまとめてみました。

命を賭けた恋愛中継は全3話の少し長いストーリーになっているシリーズものです。

笛本の誤解は解けたが彼の命を救うことができず、高木刑事の居場所を聞きだすことができなかった佐藤刑事。

そんな中、高木刑事の監禁場所には爆弾が仕掛けられていることが発覚しました。その続きのストーリーになります。

※本サイトはネタバレを含みます。

名探偵コナン安室透セレクション第682話「命を賭けた恋愛中継(現場突入)」:監禁場所

高木刑事の足元に仕掛けられた爆弾にはタイマーのようなものがついてた。

この爆弾が時限式のものである可能性を物語っている。

松本管理官は白鳥警部にナタリーが自殺した時間を聞いた。

彼女の死亡推定時刻は午前10時頃だったと記録が残っている。

そして彼女が自殺したのは1年前の明日。もしもその時刻にタイマーがセットされていたとしたら、もう18時間も残っていない。

すると千葉刑事がタブレット端末を見て皆に注目を促す。

なんと爆弾を固定していたガムテープが剥がれ、今にも下に落下しそうになっているのだ。

それに気がついた高木刑事は足で爆弾を拾い上げた。

見守っていた刑事らは下に落とすとばかり思っていたため驚いた。

それで助かる可能性があったことから皆からは落胆の声があがるが、コナンは下に誰か居るんだと言った。

コナンはこのタブレット端末は音声は聞こえないようになっているのに高木刑事が口をガムテープで塞がれているという事は下に誰かが通るからだと説明する。

高木刑事は下を通る子供の声を聞いていた。

「父ちゃん、最強だから」

それを聞いて、高木刑事は伊達刑事との会話をまた思い出した。

かつての事件で伊達刑事が巨漢の男を瞬時の捉えたときに、高木刑事は彼を最強と言った。

警察学校でもトップだったと聞いたと話すと、伊達刑事はそれはガセネタだと答えた。

「俺はいつも2番だったぜ。頭も体もアイツには一度も叶わなかったからな」

「お前のようなひょろっとした優男だったよ」

「今はどこで何やってんだか。」

「自分の力を過信して無茶してどっかでおっちんじまってるかもな」

「お前も気をつけろよ。刑事といえど命は一つ」

「そいつの張りどころを間違えるんじゃねぇぜ」

夕方になり、コナンは目暮警部に高木刑事が拉致されている場所を北海道に限定したほうが良いと伝えた。

コナンはタブレット端末に映っていたカラスがニシコクマルガラスで、本来はヨーロッパに生息しているがかつて2回だけ迷い込んできたことがあっていずれも北海道で発見されたのだと説明した。

しかし目暮警部はそれだけで北海道と決めつけるわけにはいかないと言う。

するとタブレット端末を見ていた佐藤刑事が「あの光は何?」と声を上げた。

目暮警部がみると高木刑事のバックの空に細い光の柱が映っていた。

コナンはすかさず「サンピラー現象」だと言った。

サンピラー現象とは日の出や日没後に太陽が空気中のダイヤモンドダストに反射して柱上に輝いて見えるものだ。

これは国内では寒い北海道くらいでしか見られないものだ。そしてダイヤモンドダストが発生する気温は氷点下20度以下なのだ。

松本管理官は高木刑事が拉致されている場所を北海道だと断定し、捜索命令を下した。

刑事らに北海道県警に協力要請をし、再度建設現場や解体現場全てを洗い出すように言い、また目暮警部と佐藤刑事には北海道に飛ぶように命令した。

現場に仲間がいることも考え拳銃の携帯を忘れずに行くようにと念をおした。

「待っていろ高木。あと少しの心房だぞ」

松本管理官はタブレット端末の高木刑事を見つめた。

コナンら少年探偵団は白鳥警部の車で自宅に送られるところだった。

車中でコナンは昨日北海道の建設現場は調査済みだったと刑事らが言っていたことから、妙だと思った。

自分らで組んだ建物でも無い限り、業者を調べれはすぐに分かりそうなものだと。

また高木刑事が下にシートを落としたことも気になった。落ちた音で通行人に気づかせるとしても前日に落とした警察手帳の上に落ちてそれが隠れてしまったら意味がない。

コナンは高木刑事の行動には別の意味があるのだと車の窓を見つめ何かを思いついた。

そして光彦が撮っていたムービーで撮っていた高木刑事の映像を見せてくれと頼んだ。

コナンはムービーをみて自分の推理が正しかったのを確認した。

名探偵コナン安室透セレクション第682話「命を賭けた恋愛中継(現場突入)」:北海道

道警本部のヘリも捜索に協力するが高木刑事はまだ見つからない。

北海道全域では広すぎるのだ。場所を絞り込まないと難しいと目暮警部は松本管理官に報告する。

そして松本管理官も4階以上の工事現場には高木刑事はいなかったのだと言う。

映像に映る高木刑事は氷点下の気温でもう厳しい状態だ。

すると目暮警部らを乗せたヘリの空域では雪が降ってきた。同時に高木刑事の映像にも雪が降ってきたのだ。

松本管理官は気象庁に雪が降っている地域を確認するように命令した。

別の刑事は腕時計をみて、爆発予想時刻まであと1時間を切ったと報告する。

気象庁に確認していた刑事は北海道のみで現在行が降っているが、ほぼ全域で降っていることが絞り込むことができない。

しかし北海道で有ることは間違いないのに、4階以上の建設現場からは高木刑事は見つからない。

焦る松本管理官にコナンは「4階以上じゃないからさ」と声をかけた。

振り向くと白鳥警部と共に阿笠博士とコナン、灰原哀が居た。

コナンは犯人はトリックを使って高木刑事がいる場所を4階以上に見えるようにしていたのだと説明した。

白鳥警部はコナンが映像から気づいたことがあると言われ連れてきたと言い、阿笠博士は映像を徹夜でチェックし解析したのだと補足する。

刑事らは自分らも映像は穴が空くほど観ていたが何も無かったと言う。

それに対し灰原はぶれている映像をみたのかと確認した。

それはカラスがカメラを固定していた棒にとまり画面が揺れた時のものだ。

コナンはそれをコマ送りにして刑事らに確認するように促した。

すると高木刑事の服のしたにフックのようなものが見える。

これは警察手帳を衣服に固定するために紐の先についているフックだ。

しかし、高木刑事は警察手帳を下に落としたはずなのにフックは高木刑事のすぐ下にあるのだ。

まるで浮いているようにも見えるそれを、コナンは乗っているだけだと言う。

「浮いているんじゃない。乗っているだけさ」

「鏡の上にね」

高木刑事が警察手帳を落としたのは鏡のトリックに気づいてもらうためだったのだ。

運悪く板の下に隠れたため、映像には映らなかったのだ。

またその後シートを落としたのも同じ理由からだった。

つまり実際は2階程度の高さの建物だったのだ。

そして高木刑事がまだ生きていることもその証拠だと付け加える。

サンピラー現象が起こるほどの極寒の地で背広一枚で居たら1日も持たずに凍死してしまう。

コナンは鏡の裏に雪が降っても積もらないよう熱で溶かすために電熱線を這わせているのだと言った。

松本管理官は捜査対象を変更し、道警に捜査依頼をするように刑事らに命じた。

そしてヘリで捜索中の目暮警部らに状況を説明し、屋根をぶち抜いた家屋の可能性が高いため空からの目視による捜査が有効だと言った。

時間は40分を切っている。佐藤刑事は心配な面持ちで高木刑事を探すのだった。

映像では高木刑事が口のガムテープを鉄柱を利用して剥がした。

これで周囲に助けを呼べると期待する刑事らだったが、高木刑事は衰弱しきって声が出せなかった。

すると映像をみていたコナンがカメラのアングルが変わった瞬間に映った無数のタコを見逃さなかった。

北海道で凧揚げ大会が行われているのは全部で3箇所。

至急道警本部に知らせるも、もう時間がない。

松本管理官が何とか1つに絞れないのかと苛立ちを隠せずにいると、高木刑事は口を動かして何かを伝えようとしている。

しかし正面からのアングルではなく雪で遮られるため千葉刑事が口の動きを読もうとしてもうまくいかない。

だが一緒にその映像をみていたコナンは「駒前」だと言った。

高木刑事は2回口をとじて発音していたのをコナンは見逃さなかった。

口を閉じないと発音できないのは「ま行」「パ行」「バ行」の3つ。それが2回入るのは凧揚げ大会をしていた地域の中では「駒前」だけなのだ。

時間はもう5分を切った。松本管理官は目暮警部に駒前に行くように命じた。

目暮警部を乗せたヘリはちょうど駒前町の上空を飛んでいた。

すると佐藤刑事は屋根をぶち抜かれた家屋に高木刑事がいるのを発見。

上空から現場をみる限り共犯者は居ない。そして時間も2分を切った。

近付こうとするがヘリの風で高木刑事が落ちそうになるため近寄ることができない。

佐藤刑事は拡声器で付近住民の避難を頼み自身はヘリのドアを開けた。

驚く目暮警部をよそに佐藤刑事は下に飛び降りた。彼女は上空で体制を立て直し積もる雪の上に着地する。

「なんか今、佐藤さんが空からパンツ丸出しで降ってきたような・・・」

高木刑事の意識が朦朧としている中、佐藤刑事は上着を脱ぎながら彼に駆け寄る。

「高木ー!!」

「頭左!動くな!!!」

そう言うと彼女は拳銃を構え、高木刑事の首に結ばれていたロープを撃ち切った。

そして残り数秒の所で高木刑事に持っていた上着を高木刑事の背に回し、下に飛び降りたのだった。

直後爆弾を大きな音をたて爆発し黒い煙を上げた。

ヘリからは目暮警部が叫ぶ。

「佐藤ーーー!!高木ーーーーー!!!」

二人はコナンが推理した通りトリックに仕掛けられていた鏡の上に落下していた。

驚き固まる高木刑事だったが、身を起こした佐藤刑事は優しく微笑む。

「生きてる?渉!」

「ええ、何とか」

「良かったー!」

佐藤刑事は足をバタバタとまるで恋する女の子のように喜ぶが、爆発により建物は崩れかけている。

高木刑事は早く逃げないと!と慌てる。

また警視庁で映像を見守っていた刑事らだったが、爆発のあとから映像は途切れてしまった。

「死ぬなよ高木ー!!」

しかし、再び映像が映ると、佐藤刑事にキスをされている高木刑事の姿が。

高木刑事は職務中だと言い照れ、佐藤刑事は誰も見てないからと続ける。

映像を見守っていた千葉刑事が「無事みたいですね」と振り向くと、怒りを露わにした刑事らが凝視していたのだった。

「高木ーーー・・・」

「死ねばよかったのに・・・」

そして道警本部から入った連絡を報告する白鳥警部は、被疑者笛本は末期がんだったこと、そして高木刑事を監禁していた建物は架空の名義で購入したものだと言うことがわかった。

しかし誰も聞いていない。松本管理官は白鳥警部に後を頼み、電話で目暮警部に二人の無事を伝え道警本部に連絡するように命じた。

高木刑事と佐藤刑事は1ヶ月遅れで伊達刑事の墓参りに訪れた。

事件後高木刑事は凍傷がひどくすぐに動ける状態では無かったのだ。

1年前のあの日、交通事故で伊達刑事が亡くなってしまったことをナタリーに伝えていればこんなことにはならなかったと悔やむ高木刑事。

しかし佐藤刑事はナタリーは伊達刑事のことを知っていたと言う。伊達刑事の両親が、遺体を確認に訪れたときに部屋の外で涙をいっぱいためたハーフの女性が立っていたのを覚えていたのだ。

伊達刑事はあの事故の夜、ナタリーの両親に結婚の挨拶をするために北海道に行く予定だったのだ。

だから伊達刑事の両親も連れて行って、そこでナタリーのことも紹介したかったのだと。

「だから高木くんのせいじゃないって」

落ち込む高木刑事に優しく声を掛けた佐藤刑事。

そして墓石の前で高木刑事はやっぱり彼女にこれを渡したかったと胸ポケットにしまっていた指輪をとりだした。

それは伊達刑事が車にはねられた時に託されたものだった。

伊達刑事の墓に着くと、爪楊枝が置かれていた。

佐藤刑事は伊達刑事がいつも爪楊枝をくわえていたことを思い出す。

そして誰かが気を利かせてお供えしてくれたのだろうと言った。

少し離れていた場所に隠れるように立っていたのは安室透だった。

彼はスマホの画面を見つめていた。

【お前どこで何やってんだ?たまには連絡しろよな! 伊達】

と書かれた伊達刑事からのメールを。

「静かに眠れ。友よ」

そう言い、メールを削除した。

まとめ

いかがでしたか。

間一髪のところで救出された高木刑事。その彼を助けるために危険をもいとわない佐藤刑事はすごかったですね!

そしてこの事件の元に関係する伊達刑事と安室透には関係があったのです。

伊達刑事が言っていた警察学校で常に1番だったのがこの安室透だということは安室ファンの間では有名なことですね。

安室透は毛利小五郎の弟子であり喫茶ポアロのアルバイト店員。そして警察としての彼。またもう一つの顔・・・。

3つの顔を持つ謎の男として今後も登場する安室透に注目です。

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