現在GYAO!で放送中の名探偵コナン安室透セレクションは3つの顔を持つ男と言われる安室徹が登場する話をまとめて無料配信中です。
今回紹介するのは第701話~704話と長編で放送された『漆黒の特急(ミステリートレイン)』です。
この話は以前の記事でも書いた『灰原の秘密に迫る影』シリーズのアフターストーリーです。
この二つの話はつながっているので、ぜひチェックしてみてください。
前回の第703話ではベルモットに対峙する工藤有希子。そして世良真純を救い出し部屋に運んだ沖矢昴のシーンで終わりました。
このサイトでは第704話『漆黒の特急(ミステリートレイン)終点』編について書いていきます。
『漆黒の特急(ミステリートレイン)終点』
■推理ショーの行方
安東はこの犯行のためにあらかじめ盗んでおいた乗務員の制服を着て、発車前の点検時に能登の部屋のランプをつかないものに変え、出波の部屋のシートの隙間に時計を隠し、そして犯行のあった部屋のチェーンを増やしたのだった。
犯行時は出波の部屋の時計のアラームをなるようにセットしておき、車掌が気を取れらている間にB室から出て外からチェーンロックをかけて、自分の部屋のドアを閉め、まるでそのタイミングで自室から出てきたかのように装ったのだ。
安東も室橋も、5年前の家事で屋敷から助け出された関係だった、ハズだった。
しかし2年前の絵画のオークションで安東は火事で焼失したはずの絵画が出品されたのだ。不審に思い安東がその絵の持ち主をたどった先にいたのが室橋だったのだ。
5年前、室橋は屋敷から絵画を盗み、それを隠すために屋敷に火を放ったのだ。
安東は真相をしり、室橋があの火事で亡くなった一家を弔うためにこの列車に乗車していたのなら、自主を勧めるつもりだったのだ。
しかし、室橋はこの列車の旅を楽しんでいた。5年前の火事で妻を失った安東には罪の意識のない室橋を許すことが出来なかったのだ。
■工藤有希子とベルモット
有希子は物怖じすることなくベルモットに言う。
『しゃんちゃん、シャロンの弱みつかんじゃったもの』
『シャロンの仲間、知らないんじゃない?新ちゃんやあの子が薬で幼児化してるってこと』
『捜索対象を小学生に絞れば見つけるのは時間の問題なのに』
『薬で幼児化していることを隠す理由があなたに何かあるんじゃないか』
『それと、板倉卓』
ベルモットは何かのソフトを板倉に発注したとコナンは推測している。
それをコナンから聞いていた有希子は畳みかけるように挑発する。
『幼児化を隠す理由と関係あるのかしら』
ここでベルモットは強硬にでた。拳銃を出し、有希子に手を引くように言うのだ。
そして灰原が列車内で黒の組織の存在に気付けば、取る行動はたった一つ。
解毒薬で元の身体に戻ること。
幼児化の姿のまま殺害されれば子供たちにも危険が迫る。
ベルモットもまた上手だった。有希子の部屋に灰原がいないということはまだ保護できていないということ。
そしてスマホのボタンを押し、何かを作動させたのだった。
■8号車B室から煙が
ベルモットの仕掛けたものは煙が出る装置だった。
推理ショー中の8号車では突然噴き出た煙に騒然とする。
安室は部屋を確認しに行き『火事!』と言った。
コナンは小五郎を起こし、居合わせた乗客に避難を促す。
煙の装置は他にも仕掛けられて折り乗客は次々に前の車両に避難する。
そしてベルモットは言う。
『彼女ならおそらく・・・』
『彼女なら火元の8号車へいくはず』
『この火事が我々の罠だと思ってね』
灰原は例えそこに黒の組織のが待ち構えていても、自分ひとりが死ねば終わると思ったのだ。
そこへコナンからの着信が。
有希子が電話に出ようとするとベルモットは有希子の口を塞ぎ、有希子の声真似で電話に出るのだった。
ベルモットは灰原は前の車両に逃げたんじゃないかとコナンに言い、誘導する。
電話を切るとベルモットへバーボンからメールが届いた。
『8号車で彼女をみつけた』と。
■名古屋駅
鈴木園子の祖父が列車到着を待ちわびている。
しかし駅のホームには爆弾が仕掛けられているのだ。
ジンはベルモットを信用していないのだろうか。
現に、ジンは爆弾を仕掛けていることをベルモットとバーボンには伝えていない。
しかし、ウォッカはベルモットから爆弾を分けてくれと言われていたことから、爆弾の所在を知っていると思っていた。
ジンはそれを聞いて、ベルモットの行動を怪しむ。
■灰原は煙の中へ
大人の姿に戻った灰原は皆を巻き込まないためにあえて出火元とされる8号車へ行ったのだ。
そこへ安室透が現れ、名乗った。
『初めまして。バーボン。これが僕のコードネームです』
バーボンは灰原を貨物車へ移動させた。
バーボンは貨物車と8号車の連結部分に爆弾を仕掛け、列車を切り離すつもりだった。
切り離された貨物車へ、組織の仲間が灰原を生きたまま回収するという作戦だったのだ。
しかし、貨物車には多数の爆弾が仕掛けられていた。
ベルモットはあくまでもこの列車で灰原の命を奪うつもりだったのだ。
安室は灰原を死なせるつもりはないらしい。
貨物車から移動をしようとするが灰原は貨物車のドアを閉めた。
仕方なく無理やり連れ去ろうとした安室の後ろには赤井がいた。
安室はベルモットが変装しているものだと思っていたが、手榴弾を投げられベルモットでないと気づく。
列車と貨物車は切り離された。
ベルモットは『ジ・エンド』と言うと部屋を後にした。
残された有希子は窓から身を乗り出し燃え盛る貨物車の方へ叫ぶ。『哀ちゃん』と。
■途中駅で降車
灰原を予定通り殺害し、ベルモットはジンにその連絡をする。
バーボンが爆発する貨物車を見ているから間違いないと。
しかし、ベルモットの後から子供たちとアガサ博士が電車を降りてきた。
アガサ博士は灰原をおぶっていたのだ。灰原は7号車にかくまわれていた。
ベルモットは気付く。コナンからの電話は自分を有希子の部屋へ足止めするためのものだったと。
しかし、誰が灰原に扮していたのかが分からない。
他にも協力者がいたのだということをベルモットは知ったのだった。
後から降りてきた蘭と園子の会話から、そして電話をしているコナンを見て、ベルモットはその協力者を推測した。
一方黒い煙をあげる貨物車の方からグライダーで飛んできたのは灰原に変装した怪盗キッドだった。
キッドは8号車の小蓑とメイドの住友に変装して最初から潜入していたのだ。
声真似ができるキッドがメイドの住友、小蓑に扮していた人間は声真似ができないから、腹話術で口パクをしていたのだ。
コナンは8号車の乗客に廊下を走らせたときそれに気が付いていた。
住友が廊下を走っていったあと、小蓑に声をかけたが返事がなかったのだ。
そしてバーボンとの会話は携帯で灰原が喋る内容を伝えていたから辻褄があったのだ。
ベルモットは結局出し抜かれたのが自分の方だったと知り、微笑んだ。
まとめ
ミステリートレイン編は4話に渡る長編でしたが、最初から最後まで緊張の続くストーリーでした。
灰原が危険な目にあうことなく、保護されていたこと、そして演じきった有希子の女優魂。
ラストで知ったときは本当にホッとてスカッとしました。
また、安室は今回の事件で赤井が生きている可能性があることを認識しました。おそらくベルモットも同じ気持ちなのでしょう。
GYAO!の名探偵コナン安室透セレクションは話毎に公開期間が違います。ミステリートレイン・終点は6月24日までです。
ぜひチェックしてみてください。
☆漆黒の特急(ミステリートレイン)シリーズはこちら
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