夏と言えば蚊!子供の虫刺されの特徴と正しい対処法まとめ

教育・育児

夏の代表的な虫と言えば『蚊』ですね。大人でも嫌な虫ですが、子供が刺されると重症化することもあります。

蚊に刺されたらそのまま放置したりせずにきちんとした対処をすることでかゆみはだいぶ抑えられるのをご存知ですか?

このサイトでは子供の虫(蚊)に刺されの正しい対処法についてまとめました。

子供の虫(蚊)刺されの特徴について

毎年、気温が高くなってくる初夏から秋にかけて現れるのが『蚊』です。

外にいても突然チクッとやられ、寝苦しい夜に部屋に侵入していたら耳元でプ~ンと羽音を鳴らす。

嫌なことしか連想できない虫の一つですが、どうしても刺されてしまうのを100%防ぐのは難しいですよね。

特に子供は蚊が止まっていても気づくことが少なく、あっという間に刺されてしまうため予防が欠かせません。

しかし、虫よけスプレーやシールなどが必ずしも守ってくれるわけではなく、汗や水遊びで流れてしまえばすぐに無防備な状態になってしまいます。

■なぜ子供は刺されやすい?

蚊は人や動物を刺すときどのようにして標的となるものを探しているのか、という事が重要です。

よくO型の血液型の人や肥満傾向の人などが刺されやすい、なんて話を聞きますよね。

実際のところはどうなのでしょうか。

蚊は体温や二酸化炭素。そして特有のにおいを察知して寄ってくるのだそうです。

ある人が、自身の子供があまりにも蚊に刺されるからとそのメカニズムを調べた所、匂いに反応するということを知り、子供の足を良く洗い消毒をしたら刺されにくくなったという情報がメディアで紹介されたことがあります。

これは足が臭い人が刺されやすいと言うのではなく、特有の匂いを持っていてそれを発する人ということらしいです。

そういった状況に加え、子供は新陳代謝が高いため必然的に大人よりも体温が高いんです。

そして大人のように叩いたり払ったりすることをあまりしないため、結果刺されやすいということに。

■子供の虫刺されの特徴は?何故重症化しやすいのか。

蚊に刺されて痒くなるのは、蚊が麻酔効果のある唾液を血を吸う前に投入するからです。

この唾液に対するアレルギー反応が痒みとして症状を表すのですが、逆にこの唾液が投入されることで私達は蚊に血を吸われている感覚がほとんどありません。

さて、では子供と大人の蚊に刺されたときの症状にどんな違いがあるのでしょうか。

大人の方は蚊に刺された経験があると思うので何となくわかるかと思いますが、蚊に刺されると患部がぷくっと腫れてきてすぐに痒みを感じますよね。

これを『即時型反応』と言います。

では逆に子供はどうかと言うと、子供は刺された直後にはすぐに腫れてきません。そのため痒みもこの時点ではほとんど感じることが無いでしょう。

しかし、時間をおいて数時間から翌日位にはパンパンに腫れあがってしまうのです。

個人差はありますが、子供の虫刺されの腫れ方は大人と違って直径1cm程でおさまることがあまりなく、3~4センチの大きな円形に腫れることも少なくありません。これは蚊の唾液に対する免疫が無い事が大きく、痒みも強く出てしまうため搔き壊しなどの二次症状を引き起こしやすくなっています。

子供の症状が出るまでの反応を『遅延型反応』といい、子供の場合は蚊に刺された経験が少ないことからアレルギー反応が出るまでの時間が長くかかることが特徴的です。

ただし、この遅延型反応も蚊に刺される回数が増えていくことで徐々に即時型反応へ変わっていくのです。大体の子供が学童期くらいまでは遅延型反応が続くと思って間違いないでしょう。

子供の虫(蚊)刺されの正しい対処法は

もちろん刺されないに越したことは無いので、気温が高くなってきたら虫よけスプレーを使用したりするなど予防は大切です。

しかし、どんなに気を付けていても刺されるときは刺されるもの。では刺されたときはどうしたら良いかまとめてみました。

■蚊に刺されたときの正しい対処法について

蚊に刺されたらすぐにその患部を流水できれいに洗い流します。

特に蚊が止まっている時、刺された直後なら尚更この洗い流すという行為があるか無いかでその後の腫れや痒みの出方に差が出ます。

その後、市販薬で構わないので虫刺され用の薬を塗りましょう。様子をみて腫れが出てきて痒みを感じているようなら冷やすのもおすすめです。

また、強く掻くと痒みは余計に強く感じ、掻きすぎると搔き壊してしまい傷になります。

痒くても搔かない。難しいですがこれが一番大切です。

虫パッチなど張るタイプの痒み止めを使って直接掻けないようにするのも良いですが、患部にガーゼを貼るだけでも違います。

■大きく腫れたり、痒みが強いときは

市販薬だと効きが弱い場合は迷わず皮膚科を受診しましょう。

搔き壊してとびひになるよりも、強いステロイドを処方してもらい数日でしっかり治していく方が心身ともに負担が少なく済みます。

皮膚科が近くに無いときは小児科でも大丈夫です。

ステロイドに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、短期間の使用に留めればステロイド薬はとても優れた効果を発揮してくれます。

市販薬にもステロイド入りの薬はありますが、強いステロイドが入っていないため治りが悪いことがあります。

ステロイド薬をダラダラと使い続けるのは良くないです。どうしようか迷ったら、まずは医療機関を受診することをおすすめします。

まとめ

夏になると必ず出てくる『蚊』。

国内ではあまり蚊による感染症は聞きませんが、外から持ち込まれたものとして数年前に問題になったデング熱や南米で流行ったジカ熱など深刻な感染症も存在します。

体質によっては重症化する子供もいますので、たかが虫刺されとわ思わず正しい対処法でケアすることを心がけてみてください。

ちなみにこの対処法は大人も同じです。大人は即時型反応で直ぐに症状が出て痒みが長引くことは少ないです。最初のケアを実施することでほとんど不快に感じることなく済むこともありますのでお試しくださいね。

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