夏といえばやっぱりお祭りを連想される方が多いのではないでしょうか。
真夏の熱帯夜だけど、お祭りの夜は何だか特別な気持ちになりますよね。
子供も大人も大好きなお祭り。いつも通り地元のお祭りを楽しむのも良いですが、せっかくだから夏休みの旅行に遠出して地方の有名なお祭りに行ってみるのも良いですね。
このサイトでは全国的にも有名な東北の三大祭りの2018年度の運行スケジュールと、意外と知らないお祭りの由来についてご紹介していきます。
こちらを参考に、今年のお祭りは旅行を兼ねて、お出かけしてみてください。
東北の三大祭りと言えばやっぱり青森のねぶた祭り！
■ねぶたの由来
青森ねぶた祭りは、七夕祭りの灯籠流しの変形であろうという説がありますが、その起源は定かではありません。
奈良時代（710年～794年）に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えられています。
初期のねぶたの形態は「七夕祭」であったと思われます。そこに登場する練り物の中心が「ねぶた」と呼ばれる「灯籠」であり、七夕祭は7月7日の夜に穢れ（けがれ）を川や海に流す、禊（みぞぎ）の行事として灯籠を流して無病息災を祈りました。
これが「ねぶた流し」と呼ばれ、現在の青森ねぶたの海上運行に表れています。
「ねぶた（ねぷた・ねふた）」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し・ネボケ流し・ネムッタ流し」等の民俗語彙分布と方言学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛したものと考えられています。
■2018年度の運行スケジュール
〇8月1日 18：00～21：00頃 （会場：青い海公園特設ステージ）
前夜祭 19：00～20：40頃 （会場：浅虫温泉）
第70回浅虫温泉花火大会
〇8月2日 19：10～21：00
3日 19：10～21：00
子どもねぶた（約15台予定）・大型ねぶた（約15台予定）の運行
〇8月4日～6日
19：10～21：00
大型ねぶたの運行（約20台運行予定）
〇8月6日はねぶた大賞他、各賞を発表。
※6日は受賞したねぶたをご覧になれます。
〇8月7日 13：00～15：00 ・大型ねぶたの運行（約20台運行予定）
19：15～21：00頃 （会場：青森港）
第64回青森花火大会・ねぶた海上運行
こちらも人気！秋田の竿燈祭の提灯はいつ見ても見事です
■竿燈祭りの由来
竿燈祭りは真夏の病魔や邪気を払うねぶり流し行事として宝暦年間にはその原型となるものが出来ていたと言われています。
現在残っているもっとも古い文献は、寛政元年（1789）津村淙庵の紀行文「雪の降る道」で、陰暦の7月6日に行われたねぶりながしが紹介されています。
このときにはすでに秋田独自の風俗として伝えられており、長い竿を十文字に構えて二丁、三丁にも及ぶ灯火を付けて、太鼓を打ちながら町を練り歩くといった竿燈の原型が記されています。
元々、藩政以前から秋田市周辺に伝えられているねぶり流しは、笹竹や合歓木に願い事を書いた短冊を飾り町を練り歩き、最後に川に流すものであったそうです。
それが、宝暦年間の蝋燭の普及、お盆に門前に掲げた高灯籠などが組み合わされて独自の行事に発展したものと言われています。
■2018年度の運行スケジュール
〇夜本番（竿燈大通り）
8/3～8/6 18:15 交通規制
18:50 竿燈入場
19:25～20:35 竿燈演技
20:35 ふれあいの時間（写真撮影や竿燈体験が可能）
※ 入場等の時間については、日にちによって多少変わることがあります。
〇昼竿燈（妙技会・エリアなかいちにぎわい広場）
8/4～8/5 9:00～15:40
8/6 9:20～15:00
言わずと知れた仙台七夕祭は絢爛豪華な笹飾りで有名です
■仙台七夕祭りの由来
仙台七夕は古くは藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、 今日では日本古来の星祭りの優雅さと飾りの豪華絢爛さを併せ持つお祭りとして全国に大変有名です。
七夕まつりは本来、旧暦7月7日の行事として全国各地に広まっていました。
仙台七夕まつりでは、その季節感に合わせるため、新暦に1ヵ月を足した暦である中暦を用い、現在の8月6日から8日に開催されています。
期間中は仙台市内中心部および周辺商店街をはじめ、 街中が色鮮やかな七夕飾りで埋め尽くされ、毎年200万人を超える多くの観光客で賑わっています。
■運行スケジュール
仙台七夕祭りは毎年同じ日にちで開催するので、今年は残念ながらすべて平日のようですね。
※開催時間については今年度のものはまだ正式発表されていませんのでＨＰなどで事前にご確認ください。
〇開催期間
8/6～8/8
〇開催時間
[飾り付け時間] 8月6日・8月7日／10:00頃～22:00頃（予定）8月8日／10:00頃～21:00頃（予定） [おまつり広場] ※勾当台公園市民広場
8月6日～8月8日／10:00～21:00（予定）
〇開催場所
仙台市中心部および周辺商店街
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お祭りの夜って、たいていの日は気温も高くてジメジメしてお世辞にも過ごしやすいとは言えないんだけど、いつもと違う賑やかな空間や祭囃子、煌びやかな夜景に心が躍りますよね。
東北の三大祭りはどれも歴史も古く、奇麗に施された装飾や夜のライトアップされた光景がとても幻想的でまるでタイムスリップしたような感覚になることもあるのではないでしょうか。
どのお祭りもとても人気で混雑は間違いないのですが、見る人を必ず魅了する夏の風物詩であるこの東北の三大祭りにぜひ今年は足を運んでみてはいかがでしょうか。
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