現在動画配信ＧＹＡＯ！で公開中の名探偵コナンの安室透セレクションシリーズはご存知でしょうか。
今年は映画やイベントが安室透一色で構成されている名探偵コナンですが、ＧＹＡＯ！では映画公開を記念して過去にアニメで放送された安室透が関わる話を一挙公開中です。
今回紹介するのは、黒の組織での繋がりがある灰原哀がメインのストーリー『灰原の秘密に迫る影』です。アニメでは第６９９話～７００話で放送されました。
このサイトでは『灰原の秘密に迫る影』の話についてまとめました。
第６９９話『灰原の秘密に迫る影(前編)』
コナンは少年探偵団とアガサ博士とともにキャンプに向かいます。
キャンプ場に向かう車の中でコナンは歩美から『ミステリートレイン ベルツリー急行』のパスリングを受けとります。
灰原が言うには見た目はオリエント急行そのものらしい。クリスティの小説みたいに殺人が起きなければ良いけどねーと面白がる。
そんな中、小五郎に風邪を移されたコナンはくしゃみをする。灰原がコナンに風邪薬を渡すために取り出したピルケースにはアポトキシン４８６９の解毒薬が入っていた。
灰原はもしもの場合に備え、解毒薬を量産し持ち歩いていたのだ。
コナンはそれを強引に奪おうとしますが、灰原の機転で躱されます。
濡れ衣を着せられ車中で非難を受けるコナンをよそに車はキャンプ場につくのでした。
舞台は喫茶店ポアロに。
ポアロでは毛利小五郎と蘭が食事に来ていた。ここでアルバイトをしているのが毛利小五郎に弟子入りした安室透です。
安室は蘭から聞きコナンが群馬のキャンプに出掛けたことを知る。安室はコナンの行先が気になるのか小五郎にキャンプ中に届く予定の写真を見せてもらう約束をする。
安室が二人から離れる瞬間、蘭の携帯が鳴った。相手は世良真純だ。
電話の会話から世良もコナンの行先が気になっている様子。そしてそれを安室はじっと聞いていた。
舞台は再びキャンプ場に。
キャンプに訪れたは良いが、飯盒を忘れたことに気が付き、コナンとアガサ博士は近くのお店に飯盒を買いに行った。
一方留守番組の少年探偵団はテントの準備をしていた。その時、元太が引いた境界線を越えて男が椅子を設置しようとしていた。
それを『こっからは俺らの陣地だぞ』と元太は追い返そうとする。
その会話を聞いていた灰原哀は沖矢昴との会話を思い出していた・・・。
もう一方のコナン達は。
無事飯盒を見つけたコナンとアガサ博士。その二人の前に世良が現れる。
世良は蘭からここを聞き出し来たのだが、偶然を装って登場するのだ。
結局世良もキャンプに参加することになった。
舞台は少年探偵団に。
元太たちは焚き火用の枝を取りに山に入っていたが、その途中で女性の遺体が埋められる所を見てしまったのだ。
その相手に気付かれた少年探偵団たちは急いで逃げるが・・・
キャンプ場に戻ったコナン達。
テントに少年探偵団がいないことを知り、灰原に電話をしようとするも電池切れだった。
そのコナンに世良は【同じ携帯を買ったから、これで灰原って子に電話したら】と促す。
電話は結局アガサ博士がかけるがつながらない。３人は少年探偵団を探しに行くことにした。
逃げる少年探偵団。
一方灰原たちは逃げきれなくなり偶然見つけた山小屋に身を寄せることにした。
しかし、それを遺体を埋めようとしていた人間にみられていた・・・
山に少年探偵団を探しに来たコナン達。
コナンは落ちていたミステリートレインのリングパスを見つける。
少年探偵団に何かあったと気づいたコナンだが、そこには警察が来ていたのだ。
女性の遺体を発見した警察に、何があったのかを確認するコナン達。
警察は『少し前に女性の遺体を埋めようとしていた男に追われていると女の子から通報があった』と言う。
それで電話の主が灰原たちだと知ったのだ。
山小屋に隠れた少年探偵団。
戸締りをするも不安は残るばかり。
そして小屋の中を散策する光彦が血だまりに足を取られて転んだ。そこには凶器となった斧が。
斧には血痕がついていた。
それで灰原は確信する。ここに犯人は戻ってくると。
急いで小屋を出ようとするが、一口からはドアを押し開けようとする音が。
しかし入り口は一つ。
少年探偵団は助けがくるまでここに立て籠ることを決意するのだった。
舞台はコナンに戻る。
警察に状況の説明を受けるがここは入り組んだ山になっていて捜索は困難かもしれないと知る。
また世良は女性の遺体をしっかりと調べるべきだと言う。遺体は背中を斧でやられたあと生きていた可能性があると。
コナンはこの女性を保育士ではないかと提案する。
犯人の手がかりは穴のそばにある犯人のものと思われる靴の跡が有力だ。
そして女性が死ぬ間際に指を動かし残した形。
コナン達のもとへまた警察が現れ、山の中を1人でをうろついていた３人の男を現場に同行していると報告した。
アガサ博士アガサ博士は子供たちの情報は無いか確認したがその情報は無かった。
舞台は再び少年探偵団に。
ドアを押し開けようとする音が消え、すでに2時間ほど経過したことに安心して光彦と元太はドアを開けようとする。
それを止めようとした灰原はコナンからうつった風邪のせいで熱が。
灰原は歩美に元太を止めるように言うが、元太はカギを開けドアを開けてしまった。
外を覗くが、誰もいない様子。安心し、ドアを大きく開けようとしたところ、ドアは鎖で固定され、また鎖は南京錠でカギをかけられ開かなくなっていたのだ。
少年探偵団はここに閉じこもったことで逆に犯人に閉じ込められてしまったのだ。
その時歩美が焦げ臭いにおいに気付き、小屋が燃やされていることを知った。
急いで窓を開けようとするものの、窓は釘を打ち付けれていて開けられなかった。
灰原は確信した。犯人は当初ここで女性を殺害しようとしていたことを。しかしそれを女性に気付かれてしまい斧で殺してしまったのだと。
そして背中の殺傷傷は他殺だとバレてしまうと思い、犯人は急遽誰も近づかない【ヘビ注意】の看板のそばに女性を埋めようとしたのだと。
焦る少年探偵団。ドアはびくともしない。灰原はコナンがこの煙に気が付いて助けに来てくれることを祈った。
舞台は変わりコナン側へ。
コナンは煙を発見し、警察に知らせる。しかし警察はそれをキャンプファイヤーの煙だと言う。
実際に煙はもう一つ立ち上っていたのだ。
そこへ、警察に連れてこられた3人の男が現れた。
男はそれぞれ名前と職業、ここへ来た目的を確認される。
・米住 速道(31)フリーター 来週仲間と一緒に来るキャンプ場の下見に来た。
・宇佐木 跳三(42)写真家 日本各地のキャンプ場の景色を取って回っている。
・岩隈 猛也(23)大学生 ブログに乗せる写真を撮りにきた。
そして灰原に再び電話をかけるアガサ博士。しかしずっと圏外のままだ。
コナンは灰原ならつながるところに移動するだろうと推測。
世良はすでに殺害されたか、もしくは身動きが取れない状況ではと言う。
少年探偵団は・・・。
山小屋はどんどんと火の手があがって、少年探偵団は煙に苦しむのだった。
第７００話 『灰原の秘密に迫る影(後編)』
火の手は休むことなく上がり続ける。わずかに開くドアの隙間からの空気を頼りに身をかがめ助けを待つ少年探偵団。
そのドアの隙間から見えたのはキャンプファイヤーの煙だった。
これではこの山小屋から上がる煙には気づいてもらえない。
灰原は何かを決意するのだった。
舞台は再びコナン達へ。
現場に残された靴のサイズを頼りに、３人のサイズを確認するもまさかの全員が【２６センチ】
これでは証拠にならない。焦るコナン達。
アガサ博士は子供たちを探しに行くべきだと提案するが、世良に止められる。
アガサ博士は『日が暮れてきて影が長くなってきているし暗くなる前に見つけんと』と言った言葉から、コナンと世良は遺体に隠されたヒントを見つけた。
それは『影』
再び山小屋の少年探偵団。
煙を吸ったせいで歩美が気を失う。元太と光彦は歩美をドアのそばに近づける。
しかし歩美は目を覚まさない。
その時、小屋の奥のドアが開いた。
開いたドアの向こうには凶器となった斧を手にした女性が。
女性は斧を手にドアに向かって走った。
再びコナン達へ。
現場に足止めされた３人の男たちが、事情を話すように刑事に詰め寄る。
刑事は山の中に女性の遺体が遺棄されていた事件で３人に同行してもらったことを説明した。
そしてコナンは男たちに話しかける。
『３人とも両手をみせてくれない？』
『３人とも片手しか使ってないから』
『もしかしたら片方の手に傷があって隠しているんじゃないかと思ってさ』と。
３人とも素直に応じ、手を見せる。
そしてその中で右利きの宇佐木に『犯人も右利きだったんだよ』と話す。
犯人が右利きである証拠は、女性の傷跡と穴を掘る際の足跡から証明された。
しかし宇佐木は右利きの人間なんて大勢いて、他の２人ももしかしたら右利きを隠すためにわざと左手を使っているのかもしれないと言う。
だが、コナンはそれ以外にも宇佐木が犯人である証拠に気付いていた。
『今日の犯行時刻にこの山の中をうろついていた宇佐木っていう名前の右利きの男の人はおじさんだけだと思うよ』
この言葉にたじろぐ宇佐木。
遺体の手の形は影絵だったのだ。手をくっつけ、光を当てた先に移った影は【うさぎ】だった。
世良は宇佐木に言う。返り血を浴びたルミノール反応は洗い流した程度でも消えないと。
宇佐木は『悪いのは彼女』だという。『いたずら半分にあんなところに閉じ込めた』『愛していたのに』『結婚の約束だってしていたのに』
宇佐木は閉所恐怖症だった。閉ざされた空間にいるとパニックになるのだ。
その宇佐木を彼女は窓さえ開かない真っ暗な山小屋に閉じ込めようとしたという。
このキャンプ場に誘ったのは彼女の方で、宇佐木は暗闇から脱出するために偶然山小屋にあった斧を振り回したところ、彼女の背中に当たってしまったのだと言った。
そして、子供たちをその山小屋に閉じ込めたことを白状した。
その山小屋に火を放ったということまで。
コナンと世良は急いで山小屋に駆け付けるが、山小屋はすでに火の海だった。
山小屋に駆け寄ろうとうするコナンを現場にいた警察が止める。
コナンは４人の名前を叫んだ・・・。
その直後、山小屋は音を立てて崩れたのだった。
立ち尽くすコナンの後ろから、歩美の声が。
『コナン君ここだよー』
コナンは慌てて少年探偵団に駆け寄った。しかしここにいたのは歩美と元太、光彦の３人。
驚くコナンに歩美は『知らない女の人が出てきて助けてくれたんだ』という。
その女性は山小屋の屋根裏に住んでいたと子供たちに説明したそうだ。
アガサ博士が訪ねる『哀くんは？』
歩美が『哀ちゃんなら、その女の人が先に助けて安全なところまで逃げるように言ったって』
光彦が『さっき灰原さんから電話がきましたから無事なのは確かです』
と言われ、コナンは３人を助けるために灰原がアポトキシン４８６９の解毒剤を飲んだのだと気が付いた。
女の人が向かった先を確認してコナンは走っていった。
また、世良はその女の人の事を子供たちに尋ねる。
子供たちは女の人が灰原に似ていたことを話す。
そして光彦は後日お礼が言えるようにとこっそりムービーを取って、身元を調べてほしいと毛利小五郎にメールしたのだと話した。
世良はそのムービーをみて灰原の正体に気が付いたのだ。
一方コナンは。
山の中を必死に探す。急に足をかけられ転び振り返った先にいたのは、大人に戻った灰原だった。
灰原は被害女性の服を着て子供たちの前に現れ救出したのだ。
しかしその指にはミステリートレインのリングパスが。
歩美はそれを見ていたから、探さなくても会えると世良に言ったのだ。
灰原は犯人を捕まえたのかを聞いた。
コナンは全てを話す。
灰原はそれで合点がいったのだ。服を拝借する際に開けた女性のリュックには閉所恐怖症を克服するための本が入っていたのだ。
女性は閉所恐怖症を克服するために、あの山小屋で暗闇のなか一晩一緒に過ごすつもりだったのだ。
しかしこの荒療治があだとなり、犯人にパニックを起こされ殺されてしまったのだ。
女性は写真家の彼のために、暗室での作業が出来ない彼を想いそれを克服させてあげたかったのだ。
彼女が指の形で示した【ウサギ】はダイイングメッセージではなく、彼の名であるウサギを胸に抱いていたかったのかもとコナンは思った。
毛利探偵事務所では。
小五郎と蘭が食事をしながら、コナン達が事件に巻き込まれ今日はホテルに泊まることを話していた。
部屋の下の探偵事務所では忍び込んだ安室徹が小五郎のパソコンにアクセスしていた。
光彦から送られてきたメールに添付されていたムービーを見る。
そのに映る女性(灰原の大人の姿)の指にあるミステリートレインのリングパスも発見した。
その瞬間、このパソコンがハッキングされていることに気が付く。追跡をするが・・・。
また同時期には工藤新一の家でバーボンのロックを飲みながらパソコンをみる沖矢昴がいた。
まとめ
この話で世良と安室徹に灰原＝宮野志保（シェリー）である可能性がばれてしまったのでしょうか。
また今回の話は次回ミステリートレイン ベルツリー急行の話に繋がります。
名探偵コナン安室透セレクションですが安室徹の出番は今回も少なかったですね。
『灰原の秘密に迫る影』第６９９～７００話の無料配信期間は２０１８年６月２１日２３：５９までです。
ぜひチェックしてみてください。
コメント