アニメ名探偵コナンから謎多きキャラクター「安室透」が登場したストーリーを厳選した「安室透セレクション」。
今回は第681話「命を賭けた恋愛中継(中継開始)」のストーリーをまとめてみました。
命を賭けた恋愛中継は全3回の少し長いストーリーになっているシリーズものです。
安室透はどこで、どんな形で登場するのかワクワクしますね!
※本サイトはネタバレを含みます。
名探偵コナン安室透セレクション第681話「命を賭けた恋愛中継(中継開始)」:高木刑事の涙の訳
高木刑事がくしゃみをしながら歩いていると、後ろからパトカーでパトロール中の交通課の由美が声をかけてきた。
これから用事があって上がらせてもらったのだという高木刑事。1泊したら朝一ですぐに戻ると言う。
由美は佐藤刑事とデートなのかと言い高木刑事をからかうが、それに対し真剣な顔でデートではないと答えたのだった。
署に戻ると由美は佐藤刑事に高木刑事のことを聞いてみたが、佐藤刑事は高木刑事の行き先を知らなかった。
目暮警部にはある人に報告しないといけないことがあると言って報告があったのだそうだ。
しかしある人については目暮警部にも言っていなかった。帰ってきて気持ちが落ち着いたら話すとだけ言っていたのだそう。
佐藤刑事は伊達の命日なのにちゃんと覚えているのかとぼやく。
もうじき伊達航刑事が亡くなって1年になる。高木刑事は佐藤刑事とお墓参りに一緒に行く約束していた。
伊達刑事は高木刑事の教育係だった刑事だ。彼は交通事故に巻き込まれて亡くなってしまったのだった。
由美はやっぱり女絡みで出かけたのかもと言うと怒る佐藤刑事だったが、その後ろでは佐藤刑事の多くいる男性刑事のファンたちが目の色を変えて高木刑事への怒りを露わにしていた。
空港の待合フロアで座っている高木刑事。手帳を開き挟まっていたプリクラを見て急に涙を流す。
そして手帳カバーから取り出した指輪を手にし、佐藤刑事を思い浮かべるのだった。
「佐藤さん、俺、あなたを幸せにする自信、なくなりそうです」
警視庁の前では少年探偵団が子供防犯プロジェクトのパンフレットのモデルに選ばれたことを喜び合っていた。
またここへ送ってきた阿笠博士は駐車場へ車を停めに行き不在だった。
光彦らは高木刑事と警視庁の前で待ち合わせをしていたが、高木刑事も現れない。
源太や歩美はまた佐藤刑事とイチャイチャしてるんじゃないかと盛り上がっている所に見知らぬおじいさんが声をかけてき。
そのおじいさんは「彼から頼まれたこの箱を、彼の恋人の先輩刑事に渡してほしい」と言った。
また高木刑事と佐藤刑事の仲睦まじいこと、近々結婚するんじゃないかと言う子供たちの会話を聞きおじいさんは伝言を付け加えた。
「それは生物だから早めに開けてくれ。遅くても明日、明後日にはだめになってしまう」と。
そこへ遅れてコナンが現れた。光彦はおじいさんが高木刑事の知り合いみたいだと話した。
駐車場へ一緒に行ったはずの阿笠博士と灰原哀は、博士の仮病で一緒に帰った。
それは灰原哀を表立ってポスターなどにさせるわけにいかなかったからだ。
灰原哀なしでの撮影に残念がる光彦の後ろから「僕も残念だよ」と声をかけてきたのは安室透だった。
安室は以前、コナンが誘拐された事件で犯人の車を停めるために自分の車をぶつけて停めた件で警察にやり過ぎではないかと聴取を受けていたのだ。
コナンは世良真純も少し前に警視庁に呼ばれて事情聴取を受けていたのを思い出し、彼女の場合は間違いなくやり過ぎだが・・・と思った。
安室は別の用もあったのだとつぶやくが、その内容は教えずに立ち去った。
そして高木刑事が来ないため、佐藤刑事に連絡して来てもらうことにした。
また署内では千葉刑事が佐藤刑事に怒鳴られていた。
それは高木刑事が手帳に貼ったプリクラを見て涙ぐんでいたのを話したからだ。
千葉刑事はその時「佐藤さんですか?」と聞いたが、「ふざけたこと言うな!」とマジギレされたのだと言う。
自分で話すからと口止めされていたのだと千葉刑事は言った。
怒りが収まらない佐藤刑事は後ろを通った白鳥警部に「高木くんはどこ!?」と聞くが今日はまだ来ていないようだと言われた。
すると佐藤刑事の携帯電話が鳴る。相手は警視庁の前にいたコナンだった。
中に通されたコナンたちは、佐藤刑事に先程の箱を渡す。
箱を開けると中にはタブレット端末が入っていた。
イライラしながらも端末の電源を入れると写っていたのはロープに縛られ、口にはガムテープをはられ、そして首にもロープが巻かれ仰向けに寝かされている高木刑事だった。
すると突然アングルが変わり、高木刑事は板の上に寝かされていることが分かる。
万が一寝返りをうったら危険な状態だ。
すると目を覚ました高木刑事は自分の置かれている状況に驚愕するのだった。
名探偵コナン安室透セレクション第681話「命を賭けた恋愛中継(中継開始)」:囚われの高木刑事
高木刑事はこうなった経緯を必死に思い出そうとしていた。
昨夜、高木刑事は光彦らにタブレット端末の入った箱を渡してきたおじいさんに「見せたい景色がある」と言われ、ここに連れてこられた。
その後、背後から口に薬を染み込ませた布を当てられ気を失ったのだ。
高木刑事はなぜ彼がそんなことをしたのかと理由を思い出してみる。
「まさか、あの人俺のことを!」
高木刑事はこのカメラの映像が警視庁に送られているのだと悟った。
一方、警視庁では佐藤刑事がタブレット端末を持って捜査一課に戻り目暮警部にその様子を伝える。
目暮警部がタブレット端末の映像を見ていると再度カメラが切り替わり、佐藤刑事はおそらく3台のカメラが切り替わり映し出されているようだと言った。
目暮警部は白鳥警部に映像の発信元を辿れるか確認する。白鳥警部はサイバー犯罪化に依頼すれば分かるだろうと答えるが、コナンはすぐには無理だろうと言った。
コナンは、このタブレット端末で捜査できるのオンオフのみだけで、充電さえできない状況だと説明した。
白鳥警部はこの端末を解体すれば映像の発信元を割り出したり充電もできると答えたが、コナンは解体したせいで高木刑事の映像が見れなくなったらどうするのかと言った。
相手はオンオフ以外の機能を外すプログラムを施した程の人物であることから、解体することで映像が見れなくなるようにしていると考えた方が良いと答えた。
通信会社から発信元をたどる方法もあるが、この手の犯罪者は大体海外のサーバーを使っていることから短時間では無理だろうと補足した。
子供の姿で言うと説得力がないから、工藤新一に電話して相談したのだと付け加えて。
目暮警部は時間をかければ解析できるのではと言うが、コナンは機嫌は明日か明後日なのだと言った。
これは光彦らにこのタブレット端末を渡したおじいさんが言っていた、「それは生物だから早めに開けてくれ。遅くても明日、明後日にはだめになってしまう」という事からわかる。
そこへ松本管理官があらわれた。
松本管理官は昨夜羽田空港に向かった高木刑事が搭乗した記録を当たるように命令した。
白鳥警部には高木刑事の自宅へ行き、パソコンや郵便物を見て高木刑事が会おうとしていた人物を探るように。
千葉刑事にはタブレット端末の監視を。充電ができない以上つけっぱなしにはできない。1時間ごとに10分つけてビデオに取りながら記録を取るようにと。そして場所の特定になるものを見つけるように。
佐藤刑事には別室で待機させている子供たちの事情聴取をするように命じる。被疑者に接触した子供らから相手の容姿か口癖など人物の割り出しになる情報をすべて聞き出すように。
残った者にはかつて高木刑事が関わった事件で関係する人物を被疑者被害者問わずすべて割り出すようにと命令した。
心配そうにタブレット端末を覗く佐藤刑事に行こうと促すコナン。
佐藤刑事はタブレット端末に写る高木刑事に必ず助けると思いをかけ、映像を消した。
一方、高木刑事は何かを思いつき、自ら行動しようと体制を変えた。
佐藤刑事は子供たちの供述から被疑者の似顔絵を描き出した。
光彦はタブレット端末を渡してきたおじいさんに「高木渉刑事の知り合いか?」と聞かれたのだと話した。
歩美は「高木刑事の恋人の刑事さんにアレを渡してって言われて」と説明をつなげる。
佐藤刑事は自分にも恨みを持っている人物かもしれないと言うと、コナンはそれは無いと思うと言う。
それは高木刑事のことはフルネームで知っていたのに、佐藤刑事の事は恋人の刑事としか認識していなかったからだ。
癖や言葉で気になったことはないかと子供たちに聞いていると、千葉刑事が慌てて部屋に駆け込んできた。
急ぎ捜査一課に戻りタブレット端末を観ると高木刑事は居たから半身を乗り出すような姿勢になっていたのだ。
皆が高木刑事が自暴自棄になっているのではと心配する中、高木刑事は胸ポケットに入って警察手帳をわざと落としたのだ。
誰かが拾って通報すれば、居場所が特定できる。高木刑事はまだ冷静だった。
一方、昨日の羽田発の便の搭乗名簿には高木刑事の名前はなく、自宅にも何か状況が分かる物は残っていなかった。
また、過去の事件で高木刑事がトラブルに巻き込まれるような物は一つも無かったのだ。
松本管理官は何一つ情報が出てこないことに感情を荒げるが、捜査官の1人が、先週資料室から出てくる高木刑事が涙を浮かべていたのだと言う。
松本管理官は再度資料を調べ、持ってくるように支持した。
佐藤刑事から資料の内容を聞いていたコナン。高木刑事が調べた資料はすべて1年前くらいに首吊り自殺した女性の事件だった。
資料は全部で3件。どれも事件性が無いと判断され所轄に任せた案件だった。
1人目は自宅で首吊り自殺した女性で足元においてあった遺書によると自分が起こしたひき逃げ事件の良心の呵責に耐えきれずの自殺だった。
2人目は英会話スクールの講師で父親がアメリカ人の女性。部屋のカレンダーには毎日彼氏とデートをしていたようだが、その彼氏に捨てられて自殺したのだ。カレンダーにはハートマークの中に「DATE」の文字が。
3人目は六本木のバーのホステスナンバーワンだった女性。かなり稼いでいたが古いアパートに住んでいた。貢いでいた彼氏が結婚詐欺師だと判明しヤケになり自殺した。その詐欺師は後ほど別件で逮捕されたのだった。
結婚詐欺師を逮捕したのは伊達刑事だった。彼はその事件の直後交通事故で亡くなった。
伊達刑事は落とした手帳を拾おうとして居眠り運転の車にはねられたのだと高木刑事は言っていたそうだ。
高木刑事はその場に居合わせていた。その日、徹夜で張り込みをしていて帰るときに伊達刑事は高木刑事に手帳の中の何かを見せようとしていた瞬間だったのだ。
高木刑事が普段から使っていたのは伊達刑事の遺品だった。その手帳が真っ黒になるまで書きこんで早く伊達刑事みたいになりたいと張り切っていたのだった。
コナンは二人は仲が良かったんだねと言うと、佐藤刑事は伊達刑事は自分たちを「ワタルブラザーズ」と名乗っていたと言った。
高木刑事と伊達刑事はふたりとも名前が「ワタル」だったのだ。
それを聞いたコナンは、この事件がもしかしたら「ワタル」違いで高木刑事は間違って誘拐監禁されたのではと考えた。
一方、高木刑事は夜になり更に疲労が溜まった表情がにじみ出たような表情をしていた。
まとめ
高木刑事、心配ですね!人の良さそうな彼だから誰かに恨まれるようには見えない。そんな高木刑事が狙われた「命を賭けた恋愛中継」。
最初の方に少し登場した安室透ですが、この話は安室透の過去に触れるストーリーにもなっているのでそこも一緒に見ていきたいですね。
次回「命を賭けた恋愛中継(絶体絶命)」で続きを書いていこうと思います。ぜひチェックしてみてください!
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