ネタバレ!進撃の巨人season3Part.2第54話 勇者あらすじまとめ

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昨年7月に放送が開始された進撃の巨人season3 Part.1ではウォール・マリア奪還のためついに作戦が実行されるところまで放送されました。

そして2019年4月29日からは待望の進撃の巨人season3 Part.2の放送が開始されました。

獣の巨人の投石攻撃に為す術もなく多くの兵士が散った。エルヴィンは新兵を率いて特攻攻撃をかけるが先頭を駆けることを宣言する。

だがエルヴィンは幼き頃からいだき続けてきた夢を叶えることも無いまま無残に腹を射抜かれ倒れたのだった。

このサイトでは進撃の巨人season3 Part.2 54話「勇者」についてまとめました。

進撃の巨人season3第54話 勇者・リヴァイの誓い

「哀れだ…歴史の過ちを学んでいないとは」

「レイス王によって世界の記憶を奪われたのは悲劇だ」

「だから何度も過ちを繰り返す」

「終いには壁の中のやつら全員、年寄りから子供まで特攻させるんだろうな」

「どうせ誇り高き死がどうとか言いだすぞ」

「ふざけやがって!!」

そう言うと獣の巨人は手にいていた次の砲撃の小石を粉々に握りつぶしてしまった。

自分の行動に半ば呆れながら再び岩を手に取り手の中で細かく砕いた。

「みんなを誇り高き肉片にしてあげようぜ」

再び投げつけられた礫に死を悟ったマルロは次の瞬間顔面を射抜かれた。

「ッシャーーー!!」

「ゲームセットーーー!!」

そう言うと獣の巨人は両手をあげてガッツポーズをした。

獣の巨人は投げ方を変えて1回の投石で兵士らの全滅を試みたのだった。

しかし残された新兵の特攻はまだ続く。

そして自分に向かって放たれる炎弾に怒りを覚える獣の巨人。

「だからそんなもの打って何になるんだよ」

「そんなに叫んで何の意味があるってんだよ!!」

そう言うと容赦なく投石を続け兵士らは無残にふき取んだ。

「あぁあ、かわいそうに」

そう言うと視界に入ってきたのは倒れた巨人たちだった。

そして次の瞬間、獣の巨人の元にはリヴァイがたどり着き白刃で挑みかかる。

獣の巨人はライナーとベルトルトから言われた言葉を思い出した。

「一人の兵士に気をつけろ」

リヴァイ兵長は危険だと。

刹那だった。獣の巨人の右腕はリヴァイに切り刻まれたのだった。

リヴァイは止まらない。すぐさま追撃し今度は獣の巨人の両目を奪った。

そして次に両足を奪って獣の巨人を立てなくした。

「さっきはずいぶんと楽しそうだったな」

そう言うとリヴァイは巨人の共通の弱点でもあるうなじに狙いを定めた。

獣の巨人は慌ててうなじまわりを硬質化させる。

だが間に合わない。

何度もうなじを切りつけ獣の巨人の中にいたジークが現れた。

「巨人化直後、体を激しく損傷し回復に手一杯のうちは巨人化出来ない」

「そうだったよな」

「おい、返事しろよ」

「失礼なやつだな」

ジークは動くこともしゃべることも出来ないほど損傷していた。

「こいつはまだ殺せない…誰か生きているやつはいねえのか」

「兵士でも良い。まだ息さえあれば」

「この注射を使って巨人化する」

「そいつにこいつを食わせて獣の巨人の力を奪う」

「誰か…一人だけ、生き返らせることが」

リヴァイがそう言って思い浮かぶのはやっぱりエルヴィンだった。

しかし次の瞬間四足歩行の巨人がリヴァイを襲う。

四足歩行の巨人はジークを口に咥えリヴァイから逃げる。

四足歩行が向かったのは壁の周りを檻の役割を担って囲んでいた巨人達の方だった。

「お前ら!!あいつを殺せ!!」

ジークがそう叫ぶと巨人達は一斉に動き出した。

「痛え!!やりやがったなリヴァイ!!痛えよ!!」

ジークは両腕を失い、足を切られ満身創痍だった。

そして調査兵団にはこれ以上の攻撃手段がない。

ジークは自分たちの勝利を宣言した。

「待てよ。俺はあいつに誓ったんだ」

「必ずお前を殺すと」

「誓った!!!!!」

そう言うとリヴァイは襲い来る巨人と戦う。

また少し離れた場所では新兵の一人が生きていた。

「おい…誰か生き残ってるやつはいないのか?」

涙を浮かべながら新兵は仲間を探す。

そして壁の中では復活した鎧の巨人と待ちを火の海にする超大型巨人に為す術もなく立ちすくむジャンたちがいた。

「あいつどうやったら死ぬんだよ」

「俺たちにあれをどうしろって言うんだよ」

そしてアルミンにエレンを逃がすことだけを考えようとジャンは声をかけた。

「痩せてる」

だがアルミンにはジャンの声は届いておらず目の前を通る超大型巨人の姿を見てそう呟いた。

「超大型巨人が少し細くなってる」

「ハンジさんの言ったとおりだ」

「やっぱり超大型巨人は消耗戦に弱い」

中々理解出来ないジャンとミカサにアルミンはエレンの実験を思い出すように言った。

その実験では続けて巨人化出来るのは3回までだった。

そして15メートルの巨人であるエレンがそうなら、超大型巨人はもっと燃料効率が悪いとハンジは考えていたのだ。

熱風攻撃も骨格以外のすべての肉を使って熱を生み出していたのだとアルミンは目星をつけた。

「つまり何だよ?」

ジャンが問う。

「作戦がある。みんなでライナーを引きつけてくれ」

「ベルトルトは僕とエレンで倒す」

アルミンは冷静にそう言うと驚くジャンとミカサに僕たち2人で勝ってみせると宣言した。

「わかった。ライナーは私達に任せて」

ミカサはアルミンの覚悟を見てそう返したのだった。

「おっせーよ、バカ」

「本当にもうだめかと思ったぞ」

ジャンもまたアルミンの作戦に大きく期待を持った。

アルミンは壁の上で気を失っているエレンの元に、そしてミカサとジャンはライナーの元に向かった。

「この作戦がうまく行けばもう僕は海を見には行けないな」

「僕はなぜか外の世界のことを考えると勇気が湧いてくるんだ」

アルミンはエレンを起こすために刃を巨人の喉元に刺した。

「エレン起きろ!!」

「海を見に行くよ」

そしてエレンは目を覚ました。

進撃の巨人season3第54話 勇者・アルミンの覚悟

「エレン、作戦は以上だ」

「あとはすべてを実行に移しベルトルトを騙すことさえできれば」

「この勝負、僕たちの勝ちだ」

一方ジャンとミカサはコニーとサシャに合流し、ライナーを引きつける事を説明した。

しかしライナーは猛突進するやいなや、4人を振り切りベルトルトの方へ走り出す。

「殺すしかない!!」

ミカサはエレンに狙いを絞ったと判断しライナーの後を追う。

背後からライナーの足を狙って雷槍を放つ。

ライナーはそのまま倒れこんだ。

「ライナーの注意を引けないのなら今ここで息の根を止めるしかない!!」

追いついたジャンにミカサはそう言った。

「ここでエレンとアルミンを守る」

コニーは雷槍が残り3本しか無いと泣き言を言うが、サシャはそれでも戦わないと勝てないのだと意気込んだ。

迫りくる4人の姿を捕らえて、ライナーは自分が何を食らったのか考えていた。

雷槍はたった一撃でも鎧の膝を撃ち抜いたのだ。

またライナーは壁の上でベルトルトと別れてからの記憶が飛んでいた。

しかし駆けつけたベルトルトに巨人の体を盾にして自分の攻撃を耐えてくれと言われた言葉には本能で従い死ななかった。

もう殆ど力が残っていないライナーだったが、壁の上にエレンが居ることを確認する。

そしてエレンを連れ去ることが自分たちの目的であることは忘れていなかった。

ベルトルトはライナーに向かった4人が104期生のメンバーであることを確認していた。

そして目の前に起き上がったエレンと共に居るアルミンに、何を残して逝くのか最後に教えてくれと心で懇願した。

「自分で考えた作戦だけど、成功は僕がどれだけ耐えられるかでほとんど決まるな」

アルミンはエレンにそう言った。

「アルミン、お前まさか…」

エレンは自分の肩に乗るアルミンを見て彼の覚悟を感じ取った。

「エレン、悪いけど僕は海を見るまでは死ねない」

「だから大事には至らないくらいで切り上げるけど」

「後は任せたよ」

「ほら、僕ってそんな勇敢じゃないから」

そう言ってアルミンは視線を落とした。

「いいや、違うぞ」

「俺が知ってるお前は」

「エレン、分かってるよね」

「一緒に海に行くって約束しただろ」

「僕がエレンに嘘ついたことあった?」

「だから何があっても僕の作戦守ってくれよ」

そう言うとアルミンは立ち上がりエレンから下りた。

しかし次の瞬間エレンの足場が崩れエレンは壁から落下した。

「エレン!!!」

アルミンは壁の下に向かって呼びかける。

その様子をみて、ベルトルトは勝負はもうついていたと思った。

エレンの様子から重度の脳震盪を起こしていて立ち上がることも出来ないのだろうと推測した。

「もう十分だ。終わりにしよう」

そう言うとベルトルトは腕を振り下ろしアルミンを襲った。

アルミンは立体機動装置を使ってベルトルトを攻める。

「アルミン、君は最後までよく戦ったよ」

そう言うとベルトルトは凄まじい熱風を放った。

ミカサは2人を心配したがアルミンの言葉を信じ2人のために自分がすべきこと、ライナーをここで倒すことのみを考えることに集中した。

ジャンは残った3本の雷槍でライナーが再び動き出す前に仕留めるしか無いと思った。

「勝負は一度きり。どうなろうとこれが最後だ!」

そう言うとジャンは自分がおとりになりライナーの背後から奇襲をかけた。

作戦はそのすきにサシャとコニーでライナーの顎を雷槍で狙う事だった。

しかし、ライナーはすかさず反撃に出るとサシャは激しく負傷してしまう。

雷槍は1本しか命中しなかった。

作戦では両顎を狙うことで開いた口にもう1本の雷槍でミカサが口の中からうなじを狙うというものだった。

「口は開いていない…それでもやるしか無い!!」

ベルトルトは熱風でアルミンが吹き飛ばないことに疑問を感じた。

「何故だ?アルミンを吹き飛ばせない」

「何故アンカーが外れないんだ!」

「近づくことは出来ないはずなのに」

アルミンはベルトルトが肉を消耗しても骨は消費しないことを確認した。

アルミンが放ったアンカーは超大型巨人の歯に刺さっている。

「肉に刺さなければアンカーは抜けない!!」

「そして何より熱風を放っている間は筋肉を動かせない!!」

しかし、ベルトルトは焦る様子もなくこれがアルミンの最後なのかと思った。

「息が…」

「これ以上はもう…いや、まだだ!」

「この程度じゃ足りない!」

「もっと時間を稼ぐんだ!!」

ベルトルトはこれがアルミンの陽動作戦かと一瞬思ったがエレンは未だに動かない。

ミカサらはライナーにかかりきりだ。

「これで本当におしまいなら…わかったよ、今楽にしてやる」

ベルトルトは更に熱風の威力を高めアルミンは吹き飛びそうになる。

しかし、アルミンはまだ離さない。

「エレンに託すんだ!僕の夢、命…全て!!」

「僕が捨てられるものなんて、これしか無いんだ!!」

「きっと、エレンなら…海にたどり着く」

「海を…」

「見てくれる!!」

そしてついにアルミンの手が離れた。

ミカサがライナーに攻め込むのを見てコニーは止めようとする。

「ミカサ!!無茶だ!!!」

次の瞬間コニーの後ろからアンカーが伸びた。

「いや、よくやった!!!」

アンカーはライナーに刺さりもう片方の顎に雷槍が打ち込まれた。

「ハンジさん!!!」

ついにライナーの口が開いた。

「今だ!!ミカサ!!!」

ミカサは立体機動装置でライナーの口に飛び降りた。

「まさか…」

「ライナー…出て!!!」

そして雷槍を喉からうなじを狙い放った。

ライナーは爆風で吹き飛ばされた。

「終わった」

そう呟いたベルトルトの体は完全に痩せ細っていた。

「さぁ、次はエレンと馬を…」

噴煙が風で流れそこに姿を表したのは全身を硬質化したエレンだった。

「取った!!!」

エレンは巨人から抜け出し立体機動装置でベルトルトの背後に回っていた。

そしてうなじを切りつけた。

巨人の中からベルトルトを引き出したエレン。

ベルトルトがアルミンの陽動作戦だったことに気がついたのは彼の最後の時だった。

しかし犠牲は大きすぎた。

エレンは過去を思い出していた。

アルミンに初めて会った時、アルミンが言ったことを。

そして全身を焼き尽くされたアルミンの元にベルトルトを引きずって連れてきた。

「分かってるよ。お前が誰よりも勇敢なことくらい」

まとめ

いかがでしたか。

その生命をかけてアルミンは超大型巨人を倒す活路を切り開いた。

エレンはアルミンの作戦を聞いたときにアルミンの覚悟は分かっていたのに、それを止めることは出来なかったのだ。

戦いは勝利を収めたがその代償は計り知れないほど大きく、調査兵団は指揮官と多くの兵士を失った。

次回進撃の巨人season3 Part.2 第55話は「白夜」です。放送が楽しみですね!

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