2019年4月29日から放送が開始された進撃の巨人season3 Part.2。
前回50話ではシガンシナ区の外門をエレンの巨人の硬質化を利用して見事に塞いだ調査兵団。
しかし内門に向かう途中、壁の中に潜んでいたライナーに兵団が襲われてしまいます。
そしてライナーの巨人化を合図に壁外には多くの巨人が現れるのでした。
その中には他の巨人とは違う「獣の巨人」の姿が・・・
進撃の巨人season3 Part.2 第51話「雷槍」のあらすじをまとめてみました。
進撃の巨人season3第51話 雷槍・エルヴィンの作戦と敵の思惑
壁の外には大勢の巨人と獣の巨人が出現し、そして背後の壁の内側からは巨人化したライナー、鎧の巨人が今まさに壁を登らんとしていた。
エルヴィンは鎧の巨人との衝突を回避するように兵団に命じる。
攻撃の指示が出ない状況に焦るエレンに対し、ハンジは敵の動きを見ていると言った。
エルヴィンは壁の外に現れた巨人の中に四足歩行型の荷物を運ぶタイプの巨人がいることを発見した。
一斉に現れた巨人とは違う事から、エルヴィンはライナーたちに調査兵団の動きを知らせたのはその四足歩行型の巨人であると考えた。
同時にそのような行動が取れることから知性のある巨人だとアルミンやリヴァイに伝えた。
アルミンも巨人が荷物を背負っている事を確認した。
その中には何が入っているのか…。
それと同時に獣の巨人が叫び声をあげながら地面を拳で叩いた。
すると2~3メートル級の巨人が多数壁に向かって走り出す。
エルヴィンはこの攻撃の目的は調査兵団の撤退手段を奪うために馬を狙っての行動と判断した。
敵の大型巨人は壁の外側を囲むように立って動かないことから檻の役割であり、退路を断たれた調査兵団が持続線に持ち込まれ力尽きるのを待つのが敵の考えではないかと推測した。
だがそうしている間にも鎧の巨人は壁を登ってくる。まだベルトルトが見つからないことにも焦りを隠せないアルミン。
今最も危惧すべき事はライナーとベルトルトに馬を殺されることだと判断したエルヴィン。
エルヴィンは馬を死守するチームと鎧の巨人を仕留めるチームに分け指示を出した。
新しい武器である「雷槍」を駆使し何としても目的を果たすようにと。
「今この時、この一戦に、人類存続の全てがかかっている」
「今一度人類に、心臓を捧げよ」
一同はエルヴィンの掛け声とともに作戦を開始した。
同じく戦場へ向かうリヴァイとアルミンだったが、エルヴィンは2人を呼び止めた。
エルヴィンはリヴァイにエレンではなく馬を守れと指示した。
そして隙きを見て獣の巨人を打ち取るようにと。
「獣の巨人はお前にしか託せない」
リヴァイは命に従い、壁の外側に向かった。
そしてアルミンには鎧の巨人を打つための作戦を話す。
「人類の命運を分ける戦局のひとつ、その現場指揮をハンジと君に背負ってもらうぞ」
鎧の巨人は壁の上まで登りきり、馬の位置を確認した。
馬を全滅させてこの場を離れるのが彼の役目だった。
ライナーはギリギリの所で巨人化しリヴァイの一撃で命を落とさずに済んだが、何故調査兵団が壁の中を調べようとしたのか疑問に思った。
そしてアルミンがその作戦に関係しているのだと思った。
色んな考えが過るなか、第一の目的である馬に意識を戻そうとした時に視界に入ったエルヴィン。
再び馬に集中しようとした時、後方で巨人化する光が立ち上った。
「エレン!!」
目的が自分であることは承知した上でエレンは自ら姿を表した。
するとエレンは逆方向の壁に向かって走り出したため、一人で逃げるのでは無いかと焦りだしたライナー。
だが、逃げたエレンが座標の力を使いこなすようになることを恐れつつも、逃げるにしては行動が不可解に感じたのだった。
エレンはライナーの標的を馬から自分に移し替えるのが目的だった。
「考える時間もくれねえってわけですか。ったく、団長…せっかく登ったてのによぉ!!」
ライナーは涼しい顔して横目で自分を見るエルヴィンにしてやられたような顔をして登ってきた壁を再び降りたのだった。
エレンは壁を降りてきた鎧の巨人を見て作戦が成功したと認識した。
アルミンはエルヴィンに託されたエレンをおとりに使う作戦をハンジらに伝えていた。
エルヴィンは必ずライナーがエレンを追うと確信していた。
もし追わなければそのまま壁を超えたエレンは獣の巨人の背後に回り込み、また正面からはリヴァイが向かっているため挟み撃ちになる。
ハンジはアルミンからこの作戦を聞き、シガンシナ区内で鎧の巨人を迎え撃つ準備を始めようとする。
そしてアルミンはもう一つの懸念材料を伝えた。
まだベルトルトが見つかっていない事、そして前回も同じように鎧の巨人をあと一歩のところまで追い詰めた所でベルトルトの奇襲にあいエレンは連れ去られた。
そのため戦闘は壁から離れた位置で行うべきだと提案したのだった。
作戦通り壁から離れたシガンシナ区内で2人の戦いは始まった。
「お前にはここがどこだかわかるか?」
「ここは、俺の、俺たちの、故郷があった場所だ!!!」
エレンは渾身の力でライナーを殴り飛ばした。
「取り返してやる」
「お前らに奪われた全てを!!」
進撃の巨人season3第51話 雷槍・ハンジの作戦
馬を避難させるために新兵は街の中を馬を連れて移動する。
それを援護するために多くの兵士が巨人と戦っていた。
その先頭になって指揮しているのがリヴァイだった。
「小せえのをさっさと片付けろ!」
「獣の巨人が動く前にだ!!」
「損害は許さん!一人も死ぬな!!」
「弱えやつはすぐに死ぬ。雑魚はそこに居ろ」
そう言い見上げた先にいたのはエルヴィンだった。
エルヴィンは壁の上から戦況を見ていた。
3~4メートル級の巨人に苦戦しいくつか負傷者が出ている戦場があった。
「今の調査兵団には以前のような力は無い」
「だがそこまでの損害がなければここまで辿り着けなかった」
エルヴィンは壁の外の獣の巨人を見下ろした。
そしてエルヴィンは過去を思い出してかつての気付きを思い出した。
調査兵団になり戦場をかける日々の中、エルヴィンはこう思っていた。
「私だけが自分のために戦っているのだと」
「私だけが自分の夢を見ているのだと」
そして部下を持つようになり仲間を鼓舞した。
「人類のために心臓を捧げよ」
そうやって仲間を騙し、自分を騙し、築き上げた屍の上にエルヴィンは立っていた。
それでも脳裏に浮かぶのは地下室のことだった。
この作戦が失敗しても死ぬ前に地下室に行けるかもしれない。
「グリシャ・イェーガーが残した地下室」
世界の真相に、エルヴィンの心はそこだけにあった。
エレンは拳を硬質化しながら鎧の巨人と戦っていた。
頑強な体を持つ鎧の巨人と戦うにあたりエレンは実験していたのだ。
硬質化を一点に集中することでより強固になり、鎧の巨人と戦えるのだ。
しかし次の瞬間、鎧の巨人に足首を捕まれ家に打ち付けられてしまう。
それを見たミカサはハンジに攻撃の指示を仰ぐが、ハンジは最初の攻撃に全てがかかっているため慎重になるように促した。
「エレンが絶好の機会を作ると信じて待つんだ」
ハンジは新たな武器「雷槍」を対鎧の巨人のために開発させた。
それまで持ちうる武器の全てが鎧の巨人には無力で、連れ去らるエレンを救うどころか、2人の戦いを見守ることしか出来なかったのだ。
今回の任務は壁の穴を塞ぐことだが、そのためにはライナーとベルトルトを倒さなくてはいけない。
そして鎧の巨人と戦う手段が巨人化したエレン頼みでは作戦の成功は危うい。
そのためハンジは新たな武器を作り出したのだった。
エレンたちは雷槍の実験を目の当たりにしてその威力に言葉も出なかった。
だが雷槍の威力は絶大だが、通常の巨人には効果があっても、鎧の巨人相手になると戦う工夫が必要になる。
そのためにはやはりエレンの力が必要なのだった。
戦場ではエレンが鎧の巨人に足を回して動きを封じていた。
しかし鎧の巨人は何とかエレンを振り払い逃れる。
「やはり俺一人では…」
するとハンジの合図で作戦が実行される。
ハンジとミカサは雷槍を手に、立体機動装置を駆使してライナーの正面に現れ、両目に雷槍を打ち付けたのだった。
雷槍の破壊的な力を受け動けずにいる鎧の巨人の背後からジャン、コニー、サシャらが再び雷槍をうなじをめがけて放った。
爆発のあと鎧の巨人のうなじ周りの硬質化は剥がれかけていることが確認できた。
雷槍が効いている事を確認しハンジはもう一度攻撃を仕掛ける指示を出すが、ライナーを殺すことに躊躇うサシャたち。
そこにジャンが自分たちはこうなる覚悟を決めてここに来たのだと叱咤した。
「やるぞーーー!!!」
ハンジ班は全員で鎧の巨人のうなじに向かって雷槍を打ち込んだのだった。
まとめ
いかがでしたか。
未だに姿を見せないベルトルトの動向がきになる中、ライナーを追い詰めることに成功したハンジ班。
また馬を守りながら獣の巨人を狙うリヴァイ。
新たな武器「雷槍」の威力は絶大だったが、未だ脅威からは逃れられてはいません。
ちなみに「雷槍」とは頑強な装甲を持つ鎧の巨人に抵抗するために中央憲兵が隠し持っていた技術を導入して開発した武器です。
衝撃を一点に集中させて放つその力は落雷の如き凄まじい威力のためその名がつけられました。
次回進撃の巨人season3 Part.2 第52話は「光臨」です。放送が楽しみですね!
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