腸内にいる細菌はおよそ1000兆個といわれています。
その中の超悪玉菌は腸内環境が悪くなると粘膜を攻撃し炎症させます。最悪の場合細胞をがん化させる可能性もあるのです。
そこで腸内環境を良くすることが日ごろから推奨されているわけですが、そのためには善玉菌を増やすことが大切です。
腸内環境が良いということは、肌の健康を保ち、そして健康的に痩せることも期待でき、がん予防にもなるわけです。
善玉菌を増やすには一般的にもポピュラーなヨーグルトが定番ですが、番組では効果的なヨーグルトの食べ方を専門家が教えてくれました。
大腸がんのリスクをあげる超悪玉菌とは?どれくらいの人が持っている?
まず冒頭でも書いたように人の腸内には約1000兆個の腸内細菌がいます。
その腸内細菌の主な種類は二つで、善玉菌と悪玉菌がそれです。
1例として下記のような細菌が有名です。
・善玉菌:乳酸菌・ビフィズス菌
・悪玉菌:ウェルシュ菌・ディフィシル菌
そして悪玉菌の中でも強力な超悪玉菌と呼ばれるものがあります。
・超悪玉菌:毒素産生フラジリス菌
これは粘膜を傷つけがん化させる可能性がある細菌です。近年では大腸がんのリスクを高める原因としてあげられています。
博士らの研究によると日本人の約1割にあたる1000万人がこの細菌を腸に持っているのだそうです。
ヨーグルト博士が教える効果のあるヨーグルトの食べ方とは
まず、肝心なヨーグルトですが、基本的にどのヨーグルトを選んでもOKです。
そしてヨーグルトの定義とは、発酵乳は1mlあたりに乳酸菌数、もしくは酵母数が1000万以上でなくてはいけません。
次にヨーグルトを食べるタイミングについてですが、これはおすすめは食後になります。
理由は、食前にヨーグルトを食べると胃酸で多くの乳酸菌が死んでしまう可能性があるためです。
食後の場合はすでに食べたもので胃酸が薄くなっているので乳酸菌が生きたまま腸に届きやすいとされます。
そしてヨーグルト内の乳酸菌を増やす保存法は、常温に戻すことです。
例えば朝食にヨーグルトを食べる場合は前日の夜に冷蔵庫から出して常温にすると乳酸菌が増えます。
ただしフタやラップなどでしっかりと密閉した状態であることが大事です。
博士のおすすめレシピは、温かいものに乗せて食べる方法です。
これにもり理由があり、食べ物の熱でヨーグルトが温められると乳酸菌は活性化するのです。
温度の目安は40度程度です。加熱するのではなくあくまで温かい食べ物に乗せる程度が丁度良いです。
料理が嫌いという管理栄養士が教えるズボラ腸活
管理栄養士の資格を持ちながら自身は料理が好きではないという博士が考えた頑張らないで出来る腸活を紹介しました。
・三五八漬け
福島県、山形県、秋田県などで昔から伝わる発酵食品です。
三五八漬けのもとは、塩3、米麹5、米8の割合で作られたものです。これに野菜を入れて揉み込み漬物にします。
完成した三五八漬けのもとが売られていますので便利です。
陰陽ライフ 玄米三五八漬けの素
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・食物繊維ごはん
米1合に粉寒天1gを入れて炊くだけで完成です。
・お湯を注ぐだけのお味噌汁
味噌玉にお湯を入れてお味噌汁をつくります。
味噌玉はボウルに味噌を入れて、カツオと昆布の粉末を出汁代わりに入れて混ぜます。
好きな具材を入れて混ぜ、丸めてラップでくるみ冷蔵庫で保存します。(保存期間は冷蔵庫で2週間程度)
・善玉菌を増やすちょい足し食材
善玉菌のエサになるエゴマオイルをおかずやお味噌汁に小さじ1杯かける。
どれも大した手間がなく、簡単にできてしまうので取り入れやすいですよね。
保存のきくものは週末に作り置きをしても良いです。日ごろから発酵食品を食べる習慣をつけたいですね。
まとめ
腸内環境が健康に関係していることは近年ではよく聞く話ですが、実際に改善するために行動をしている人は多くありません。
しかし、大腸がんは日本人の部位別がん発症順位が2位と、非常に多くの人が発症していることが分かっています。
その死亡数で言っても大腸がんは2位となっており深刻な問題です。
そのため日ごろから腸内環境を整え、がんが発症するリスクを抑え予防に努めることが大事とされています。
食事の少しの工夫で腸内を改善することが出来ることが今回の番組で紹介されました。
頑張らずに毎日取り入れられる方法ばかりですので、試してみてはいかがでしょうか。
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