エンゼルス大谷投手が故障者リスト入り。PRP多血小板血漿とはどんな治療か

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今季からメジャーリーグで活躍している大谷翔平投手の故障者リスト入りが発表された。

怪我は右肘内側側副靭帯の損傷だ。二刀流としての投打にわたる活躍が原因か?

PRP多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を行い現在治療中だが、休養が長期に渡るようなことにならなければ良いが…。

同じく現在故障者リスト入りしているカブスのダルビッシュ有投手も気になるところです。

今回大谷投手が行っているPRP多血小板血漿(PRP)とはどんな治療なのか、そしてチーム内での彼の評価や監督の考えをまとめてみました。

右肘内側側副靭帯の損傷はピッチャーにつきもの?治療の行方と復帰のめど

8日(日本時間9日)エンゼルスは大谷翔平投手の故障者リスト入りを発表した。

怪我は右肘内側側副靭帯の損傷だ。

野球投手にとって利き腕の損傷はつきものなのだろうか。日本からメジャー入りした投手の数人は試合出場まもなくして怪我の発表が多く感じる。

日本の野球の問題なのか、投手の利き腕の怪我問題は後を絶たない。

大谷投手は今月6日(日本時間7日)に本拠地ロイヤルズ戦に先発で出場していたが、途中4回63球で緊急降板した。

この日の制球はあまり良くなく、4回を4安打4奪三振3四球1失点でストライクは33球だった。

この時は右中指にマメができたことが降板理由として発表されている。

その後、7日(日本時間8日)にロサンゼルスで診断を受け多血小板血漿(PRP)治療と幹細胞注射で処置をされた。

3週間後に再度患部の状態を診たうえで今後の治療方針が決まる。

大谷投手はここまで9試合を投手として先発出場し、4勝1敗、防御率3.10、打者としては実に34試合に出場し6本塁打20打点、打率.289と好成績をたたき出している。

それだけにソーシア監督は『ここまでのマウンドでの働きはとてもスペシャルだし、我々にとって重要だ。打点では重要な左打者でもある』と大谷を高く評価している一方で、『我々は前に進むことしかできない。スケジュールは止まらない。彼は数多くのスペシャルなことをチームにもたらしてくれている。だが、現実を受け止めて前に進むしかない』と断言した。

エンゼルスは今季けが人が続出しており、今後の試合に不安も残るがそれを乗り越えていかねばならない。

大谷選手の怪我が酷くない事を切に祈る。

■ダルビッシュ有投手も現在故障者リスト入り

現在同じく故障者リスト入りしているカブスのダルビッシュ有投手は右上腕三頭筋の炎症が原因だ。

6日はキャッチボールを再開したとの報道もあるが、最新の情報をジョー・マドン監督は厳しい見方を発表している。

指揮官によると復帰時期はまだ未定のままで、『長くなりすぎなければ良いが』という声も出ている。

ダルビッシュ有投手は今季からカブスに入っており、これまでの成績も厳しく苦しいスタートを切っている。

5月末に今回の怪我で10日間のDLに入ると言われているが、5月の初旬にも体調を崩してDL入りしており、短期間に2度目となる離脱だった。

PRP多血小板血漿(PRP)とはどんな治療か

出血のあった際、血を固める作用のある血小板。そのため血小板が少ない人は血が止まりにくく傷の治りが遅くなります。

打撲や捻挫をしたときは怪我した患部が大きく貼れることがありますが、これは皮膚の下で出血したことによるものです。

打撲や捻挫でも出血したときと同じように血小板から傷んだ組織の修復を促す物質が供給され、組織を元通りに戻そうと自己治癒機転が働きます。

PRP多血小板血漿(PRP)療法は、この自分で治す力をサポートする治療法としてアメリカやヨーロッパでは頻繁に行われていますが、日本ではまだ保険適用外の治療法になっています。

自分の血液を約20ccとり、血液中の血小板が多く含まれる部分を抽出し、自己PRPを作ります。この中には成長因子が多く含まれているので、これを傷んだ患部に注射するとその部分の組織の修復が促進され早期治癒の効果をもたらします。

■PRP多血小板血漿(PRP)の治療が効果的な疾患

膝の変形などもその一つですが、スポーツ外傷・障害にも大変効果が期待できる治療です。

スポーツをする人は早期の完治と復帰を望みます。そのためPRP多血小板血漿(PRP)療法を行うのです。

主な疾患として、靭帯損傷・肉離れ・腱炎等です。

この治療で手術を回避できたケースも多く、また副作用も少ないため数ある治療法の中で安全に受けられるものになっています。

まとめ

今季からやっとメジャー入りを果たし、エンゼルスでの成績も順調な滑り出しを見せていた大谷投手だけに、今回の故障者リスト入りの発表は日本中に衝撃を与えるニュースでした。

このPRP多血小板血漿(PRP)療法が効果を発揮して、出来るだけ早期に復帰出来ることを期待し、また今後の活躍を応援したいと思います。

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