交通機関の子供料金はいつから発生する?電車、バス、飛行機の対象年齢をご案内

マナー・ルール

お子さん連れで公共の乗り物に乗る時に、子供料金について迷うことはありませんか?

何歳から発生して、何歳までが子供料金なのか、意外と知らない方もいらっしゃると思います。

公共の乗り物といっても、普段なら電車やバス、旅行に行く時には飛行機を使われることもありますよね。

それぞれ、定められている基準が違いますので、電車と同じと思っていたら飛行機には乗れません。

このサイトでは、公共の乗り物の子供料金の対象期間や料金についてご紹介します。

もうすぐ連休もありますし、そろそろ夏休みの計画を考えていらっしゃる方もいると思いますので、ここで一度子供料金について確認し、当日慌てなくても良いように準備をしてみましょう。

  

電車の子供料金はいつからいつまで?

電車やバスに乗ると中づり広告やポスターなどで目にする機会がある子供料金について、正しい情報を認識されている方もいれば、いまいち曖昧な状態で覚えている方もいらっしゃると思います。

では実際子供料金はいつから発生するのでしょうか。

一般的には小学生からというのが一番わかりやすく知られているのではないかと思いますが、場合によってそうでない事があります。

■子供料金はいつから発生するの?

子供料金は、幼稚園や保育園を卒園し、小学校に入学するときに発生します。

ただし、卒園後の3月中は料金はかからず、年度初めの4月1日からかかることがほとんどです。

簡単に年度初めと終わりで覚えておくと良いかもしれません。

■子供料金はいつまで対象になる?

では、その子供料金がいつまで対象になるかというと、中学校入学までとなっています。

発生するタイミングと同じで、小学校を卒業した3月中は子供料金の対象で、年度が替わった4月1日からは対象外になります。

このタイミングで子供料金では利用できなくなり、大人料金になります。

中学生は子供料金では?と思われている方もいらっしゃるそうですが、電車では大人料金が適用されます。

■料金のかからない乳児や幼児に制限はある?

小学校に入学する前の子供は原則料金はかかりません。

しかし、同伴する大人、もしくは子供料金を支払っている子供に対して、2人までの制限があります。

人数制限を超える場合は1人毎に子供料金が発生します。

■指定席や寝台の場合は?

新幹線や特急電車に乗ると指定席や寝台というものがあります。

子供の場合、6歳未満の子供が座席を利用せずに大人の膝や同じ椅子や寝台を使用する場合は大人一人につき子供2人までは料金はかかりません。

ただし6歳未満の子供が3人以上いる場合や、幼児や乳児でも座席を利用する場合は料金が発生します。

また、幼児が単独で電車に乗る場合は座席料金がかかります。

■新幹線や特急電車の子供料金は?

子供の乗車券、特急券、急行券、指定席券は大人の半額で5円以下は切り捨てになります。

なお、グリーン券、寝台券、乗車整理券、ライナー券は大人と同額になります。

寝台は、大人1人と子供1人で、または子供2人で1つの寝台が利用できます。

バスの子供料金は何歳から?

電車同様にバスにも小児運賃(子供料金)の規定があります。
こちらで詳しく解説していきますのでご確認ください。

■小児運賃は何歳から?

バスは6歳以上12歳未満の子供を小児運賃に定めていますが、12歳でも小学生までは小児運賃になります。

中学生以上は電車と同様大人運賃になりますのでこちらも注意が必要ですね。

■料金のかからない幼児以下のこどもには規定はあるの?

こちらも電車と同様で同伴する大人若しくは小児運賃対象の子供の人数に対して制限があります。

同伴する大人1人(子供1人)に対して1歳~6歳未満の未就学児(幼児)が2人まで無料で乗車が出来ます。

3人目以降は1人につき1人の小児運賃が発生します。

また乳児は無料となっています。

ただし幼児だけで乗車する場合は人数分の小児運賃が発生します。

■バス会社によって介護者割引などもあります。

お身体の不自由な方で障害者手帳などを所持されている方は運賃が割引されます。

乗務員や定期券発売所などで手帳などを提示してください。

手帳を交付されている方が6歳未満の場合も、介護者割引が適用されます。

飛行機の子供料金はいつから発生するの?

電車やバスと違って飛行機は全て年齢で管理されています。

また、飛行機では3歳以上からは小児という扱いになり有料になります。

知らずに予約してしまうと当日搭乗することが出来なくなるのでしっかりと確認しておきましょう。

■小児運賃はいつから?

飛行機の小児運賃は3歳から11歳の子供が適用となります。

年齢で区分されるため、12歳でも小学生だから小児運賃ということにはなりません。

・大人  12歳以上
・小児  3歳~11歳
・幼児  生後8日~2歳

予約日時点の年齢ではなく搭乗する日時点での年齢になります。
飛行機の予約は少しでも間違いがあると当日搭乗できなくなります。しっかりと確認しましょう。

・12歳以上   大人運賃
・3歳~11歳   小児運賃
・生後8日~2歳 大人の膝の上に座る場合は無料(ただし人数制限あり)

■未就学児でも小児運賃がかかる

飛行機では3歳以上は小児運賃として料金が発生します。

これは間違いやすいところなので注意が必要です。

3歳以上の子供は膝の上に乗せて利用することもできません。

また小児2人で1つの座席を利用することもできません。

安全のため、3歳以上の子供には1人につき1つの座席が義務付けられています。

■無料の幼児は大人1人に対して1人まで

2歳以下の子供であっても、大人1人につき膝に乗せて乗ることが出来る幼児は1人までと制限があります。

2人以上いる場合は1人につき1人分の小児運賃が発生します。

※2歳以下でも座席の予約は出来ます。フライト時間次第では別途座席を確保した方が楽です。

また航空会社によってはベビーベッドのようなものを用意しているところもあります。

ただし大型連休や帰省ラッシュ時期は利用者が多く使用できない可能性がありますので予約時に必ず確認しましょう。

まとめ

いかがでしょうか?

何気なく利用していた交通機関ですが、実はかなり細かく子供料金の設定があります。

最近はお持ちの方も多いと思いますがICカードの利用で金額が変わってきます。子供料金は大体が大人の半額だと思われますが、端数の扱いがICカードで違ってくることがありますので気になる方は確認してみてください。

また、事前に購入している切符の有効期限が4月1日をまたぐ場合には特例があります。

12歳の小学生に購入した、3月31日までの日を有効期限の開始日とする子供の乗車券は、その有効期限中に4月1日を迎える場合であっても、大人の乗車券を買いなおさず有効期限中はそのまま使用することが出来ます。

この場合はその乗車券と同時に使用する限り特急券についても子供の乗車券を使用できます。

ただし定期券や回数券はこの取り扱い対象外になりますので注意が必要です。

飛行機は特にその場での変更が難しい事があります。予約を取り直してフライト時間が変更になったり、他の交通機関を検討しないといけなくなる場合もあります。

正しい情報をもって、現地でトラブルにならないようにしましょう。

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