現在GYAO!で配信されている名探偵コナン安室透セレクションでは、これまでアニメで安室が深くかかわった話を一挙公開している。
今回紹介する第706話謎解きするバーボンは前回の705話密室にいるコナンの後編だ。
安室が黒の組織の一員(コードネーム:バーボン)であることが分かった今、こうしてコナンの身近に再び登場したことは以外でしたが、今後はどのように関わっていくのだろうか。
また近くにいることで再び灰原(コードネーム:シェリー)に危険が迫ることがあるのだろうか。
このサイトでは第706話謎解きするバーボンについてまとめました。
第706話謎解きするバーボン
■3人の事情聴取
石栗と一緒に別荘に来ていた大学生3人の聴取が始まる
1.桃園の証言
桃園は一度石栗の部屋へ訪れていた。昼食を食べないか確認するために。
しかし昨夜のアイスケーキを食べるから良いと言われたのだった。
キッチンでみんなと昼食を食べた後にシャワーを浴びに行く。
シャワーには蘭と園子も行き、3人はずっと一緒だったのだ。
その後梅島と一緒に石栗の様子を見に行った。
また石栗の部屋の合鍵が無くなったのは夕べだと思うとの事だ。
それまでは桃園の部屋の机の引き出しに保管していた。
2.梅島の証言
桃園と二人で石栗の様子を見に行ったことを話す。
それ以外にもシャワーを浴びる前にも声をかけに行っている。
その時石栗から返事は無かったが、部屋にはいたようだという。
それ以外は蘭や園子もふくめ、誰かとずっと一緒にいた。
3.高梨の証言
高梨は昼食前に石栗ともめたことを謝りに行っていた。
行ったのは食事の片づけをしてごみを出す前だ。
また喧嘩の原因は冬に亡くなったサークル仲間の瓜生の件だった。瓜生は雪山で雪に埋もれて死んだのだった。
雪が高く積もっているのを見て、石栗が言ったこれなら飛び込んでも死なないという言葉を真に受けて瓜生は飛び込んでしまったのだ。
そして昨日はその瓜生の誕生日だったのだ。みんなで集まったのは彼の誕生日を祝うためだった。
亡くなった友の誕生日を祝おうとしたのは、去年の誕生日も同じくこの別荘で集まったときに、誕生日の瓜生を驚かせようと寝ている瓜生の部屋にベランダ伝いで行き、耳元でクラッカーをならして泣くほど驚かせて
しまったことを悔やんでだった。
この時、石栗は泣きじゃくる瓜生のムービーを撮りネットに流した。
3人の話を聞いて、小五郎は全員に石栗を殺害する動機があると断定した。
◎蘭と園子は3人にそれぞれ頼まれごとや、やり取りがあったことを明かした
1.高梨にはごみを持って帰って捨てるから車のトランクに入れておいてほしい
2.桃園にはスポーツドリンクを冷凍庫に入れておいてほしい
3.梅島にはラケットのグリップとガットの張替えをしてもらった
◎調査をしていた警官から報告
1~3に石栗の部屋の合鍵が混入していないかを確認するもカギは見つからなかった。
また、石栗の下敷きになっていたラケットはガットがところどころ歪んでいた。
そして花瓶と遺体の頭部にある傷と一致はしたが、何故か花瓶には水が入っていたのだった。
死亡推定時刻は遺体発見の2~3時間前だが、室温によっては前後30分のずれはある。
死亡推定時刻から考えると3人には犯行に及ぶ時間があったことになる。
◎蘭と梅島の共通する言葉
梅島も蘭も、ドアの閉まった石栗の部屋のクーラーがよくきいていたといったのだ。
蘭はドアの下の隙間から漏れる冷機がひんやりとしていた事から、クーラーがきいていると思ったのだ。
コナンはこの言葉をもとに、密室の謎が分かったのだった。
■推理
謎がとけたコナンはいつものように小五郎を寝かそうと麻酔銃を構えるが、安室に見つかってしまう。
仕方なく言葉で誘導することにしたコナンは、花瓶の水に着目するように小五郎に話しかける。
花瓶が氷だったら・・・それを聞いた横溝警部は、花瓶の中の片側に氷を入れて棚から落ちないように花瓶を置き、時間がたち氷が解けて水になったときに重さが前に伝わって落ちたのではと考えた。
次に問題なのが石栗の倒れていた場所だ。そこで園子は石栗の下敷きになっていたラケットの下に氷を挟んで滑らせたと推理した。しかし氷では水が残ってしまう。そこで蘭はドライアイスなら!と発言した。
ドライアイスは、前日のアイスケーキを食べようと石栗本人が部屋に持ち込んでいた。
ここまでの話をまとめ、小五郎は犯人がわかった。
ドライアイスの存在をしらず、足元にくる冷機をクーラーだと言った梅島と、部屋にコナンが寝ていることを知っていた高梨は容疑者ではないと。
残るは桃園琴音だった。
また石栗の部屋の合鍵は過冷却水となったスポーツドリンクに隠されていたのだ。
過冷却水とは、振動を与えただけで瞬時に凍る水のことだ。
■桃園の犯行
桃園は瓜生の敵討ちで石栗を殺害した。
瓜生が死んだ日、遺体が運ばれた後の雪を石栗は一死に掘り返していたのを桃園は見てしまった。
最初は瓜生が死んだことを受け入れられなくてやっているのだと思ったが、石栗が探していたのは自分がのストールだったのだ。
そしてストールを見つけた時の石栗は安堵の笑顔を浮かべていたのだ。
それをみた桃園は、瓜生は自分で飛び込んだのではなく、突き落とされたのだと確信したのだった。
しかし、誤算だったのは、石栗が確実に昼食にアイスケーキを食べるようにするために別荘に人を招き入れるためにわざとラケットをぶつけた相手が子供で、そして子供の連れが毛利小五郎だったことだった。
涙ながらに語った桃園もまた、底なし沼にはまっていたのかもしれない・・・。
■安室透の目的は
事件解決後、走る車の中で安室はベルモットと電話で話していた。
ベルモットはいつまであの探偵とつるむつもりなの?と聞く。
シェリーは貨物列車事爆破して死んだ。それなのにその探偵にこだわる理由は何なのかと。
安室は俄然興味がわいてきたという。毛利探偵に(コナンに)。
まとめ
ベルモットはシェリーが生きていることをバーボンには話していなかった。
その為、組織の目的であるシェリーの抹殺は完了しているものだと思っている。
それなのにあの場所に留まる理由は何なんだろうか。
バーボンの謎が徐々に明らかになっていくが、それはもっと先の話だ。
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