カンブリア宮殿・アマタケの戦略とサラダチキンが人気の理由

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昔からヘルシー食材として人気だった鶏肉ですが、最近コンビニやスーパーで大変な売れ行きを誇っているのが【サラダチキン】です。

このサラダチキンの良いところは何と言っても調理の必要が無い事です。とにかく手軽!

そのままでも美味しいし、サラダに合わせても美味しい。そんなサラダチキンを日本で初めて売り出したのが【アマタケ】です。

この絶対的な人気の裏には【ひと手間】の工夫を追加することで生み出された美味しさがあることではないでしょうか。

アマタケが誇るサラダチキンにかける想いと、東日本大震災からの復興を番組が紹介しました。

サラダチキンブームを生み出したアマタケの独自戦略

今や誰もが知っているサラダチキン。

コンビニでもスーパーでも購入することができ、そして調理済みのためすぐにそのまま食べることが出来る手軽さが今やヘルシー志向の女性だけでなく、サラリーマンの男性がランチにチョイスするほどポピュラーな食べ物になってきました。

もちろん女性からの人気も変わらず圧倒的な支持を得ているサラダチキンは、使用される部位が胸肉と、その特徴は何と言っても低カロリーなことではないでしょうか。

カロリーは1パックすべて食べても100キロカロリー。これはおにぎりにすると半分の量です。

そして繊維質な鶏肉は腹持ちも良く、しっかりお腹がいっぱいになるので、ダイエット中の人からももちろん人気です。

また高タンパクな鶏肉はスポーツで体づくりをされている人にも愛される食材で、今や万人から圧倒的な人気を集めている現代のスーパーフードとも呼べるのかもしれません。

■サラダチキンを生み出したアマタケ

このサラダチキンを国内で初めて生産したのがアマタケ。

アマタケには新しい商品を次々に生み出せる秘策があるといいます。

それが経営戦略の一つでもある【ひと手間】をかけるというものです。

アマタケは商品を開発する際は必ずこのひと手間の工夫をいれることで、より美味しく、より安全に、そしてより健康にを実現します。

新しい事に次々と挑みながら、こうしたヒットを生み続けるアマタケの丁寧な仕事ぶりを番組で紹介されました。

東日本大震災を乗り越えて

1952年に家畜用飼料の販売会社として創業したアマタケの創業者である甘竹久は、新たに養鶏所などにも事業を拡大させ、鶏肉の総合メーカーへと発展させた人物です。

現社長の父であるアマタケ3代目が社長の時代は抗生物質を使わない飼育を実現させ、より自然の風味を提供してきた。

アマタケは各世代で様々な新しい事に挑戦してきたのです。

そんなアマタケに大きな転機が訪れました。

それが東日本大震災です。

■本社も工場も水没

2011年3月11日に起こった東日本大震災は岩手県の大船渡に本社と工場を構えているアマタケに容赦のないダメージを与えました。

本社も工場も水没するほどの津波が直撃し、大変な被害を受けたのでした。

当然売り上げは大きく激減し、当時は会社の倒産寸前まで追い込まれるほどの影響が出たのでした。

しかし、そんな苦境のなかで4代目にして現社長の甘竹秀企は当時社員に下した決断というのが、ひと手間をかけるという戦略だったのです。

この戦略で他のメーカーが取り組んでいないことを次々と実行し、どん底にあったアマタケが再生するほどに続々とヒットを生む企業へと成長させていったのです。

■震災を経て、新たな気付きを見つけた現社長

東日本大震災で厳しい状況に追い込まれたアマタケをそのどん底から甦らせた4代目社長はこの震災を経験してもう一つ大切なことに気づかされたと言います。

それは「会社として社員や地元を大切にする」という信念だそうです。

4代目社長はこの信念を「業績拡大の一辺倒ではなく、一緒に働いてくれる社員や、ここまで支えてくれた地元のために、会社が永続的に存続させる、それこそがアマタケが取り組むべき最重要課題だ」と表現した。

鶏肉業界に多くの革新を生み出してきたアマタケが打ち出す【社員の幸せを徹底的に追及する】という新しい戦略と、4代目社長の信念が伝わる番組でした。

まとめ

今や当たり前のように目にするサラダチキンを生み出した会社をご存知でしたでしょうか?

筆者はこの番組で初めて知りました。

この番組では、会社が打ち出す戦略と社員を愛する社長の信念がとても印象的でしたが、商品一つ一つに対しての丁寧な生産にたいしても好感が持てる会社です。

美味しく、安全に、そして健康的なものを消費者へ届けるために、ひと手間を惜しまずに工夫されていることが何よりもの魅力なのかもしれません。

これから暑い季節がやってきますので、あっさりとした低カロリーのサラダチキンの出番は増えそうですね。

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