ネタバレ!進撃の巨人season3第48話「傍観者」あらすじまとめ

進撃の巨人season3は7月の放送開始からはやくも第48話まで放送されました。

物語はヒストリアの父ロッド・レイスの企みによりエレンの中にある巨人の力を奪いヒストリアに継承させるべく二人を拉致するところから始まりました。

前回の放送ではロッド・レイスに従ってエレンらを拉致しリヴァイらと交戦してきたケニー・アッカーマンの過去と最後がクローズアップされたストーリーでしたね。

このサイトでは引き続き進撃の巨人season3 第48話 傍観者についてのあらすじをまとめてみました。

再び巨人の力を使った硬質化の実験に臨むエレンや対巨人兵器の開発が行われ、ウォール・マリアの穴を塞ぐという当初の目的を再び目指す調査兵団とエレンの覚悟が色濃く描かれたストーリーです。

進撃の巨人season3第48話 傍観者・牛飼いの女神様

壁の新しい女王になって2ヶ月が経ったころ、ヒストリアは牧場で孤児たちの面倒を見ていました。

そんなヒストリアをみて、ジャンやアルミンは想像していた女王像とのギャップにすこし驚いていた。

孤児院の院長の方がヒストリアにあってるんじゃないかと思わずにはいられない和やかな風景だったのだ。

そんなヒストリアの優しさに巷では「牛飼いの女神様」と呼ばれるほど、新しい王は民衆から愛されているのだった。

エレンはヒストリアが女王になる事を決めた理由の一つが孤児や地下街にすむ困窮した民衆を救うことなのだと言った。

「困っている人がいたらどこに居たって見つけ出し助けに行く」

それがヒストリアのやりたいことだった。

そこへヒストリアがやってきて、作業を急ぐように3人に言った。

荷物を運ぶ途中、ヒストリアはエレンに硬質化の実験について声をかけた。

そして、ライナーやベルトルトと再び会うことになったらどうしたいのかと尋ねた。

エレンは二人は殺さなきゃならないと声を落として答えた。

ヒストリアはこの世界がどうしてこんな状態になっているのか、そして自分たちの決断が間違っていたと後悔するわけにはいかないから、真実が早くわかれば良いと言った。

孤児たちや地下街にいた民衆たちは安らげる生活を与えられ笑顔を見せるようになった。

だからこそ自分たちの決断が間違っているわけはないのだと自信をもって言った。

そんなヒストリアにエレンは心から尊敬の意思を伝えた。

かつての王家の中枢にいた人間は皆捕まり、人々の生活は大きく変わっていった。

しかし、レイス家の礼拝堂地下にある洞窟では新たな鉱石が発見されるなど人々の暮らしにも大きな変化をもたらした。

そしてエレンの巨人の硬質化の能力は新たな兵器の開発にも役立ったのだった。

この兵器があれば、壁の入り口で巨人の弱点であるうなじを狙い仕留めることができる。

だが、エレンにかかる負荷はそんなに軽いものではなかった。力を使う程にうずくまるのだった。

リヴァイはそんなエレンを気遣い、ハンジは申し訳なく思ったが、エレンは巨人を一掃できるのなら自分の身が削れていくことなどいとわない覚悟だった。


調査兵団がそろって食事をとっている場にはマルロがいた。彼は憲兵団から調査兵団に編入したのだった。

サシャやコニーらはヒッチにとめられなかったのか?と聞いたが、マルロはヒッチの気持ちには気づいておらず真面目に答える。

そんなマルロをぼろ糞に言うサシャらだったが、同じく鈍感なエレンはマルロに賛同した。

その浮かれた場をジャンは冷静に収めた。ジャンはこれまでの対巨人との戦いもあるが、前回の戦いでは計画のためなら人を殺すことさえ躊躇うことが許されない、殺し合いを身をもって知ってしまった。

今回の功績を得たことで調査兵団には多くの編入者が集った。その多くがジャンらが経験したような戦いを知らないのだ。

だからこそ、温度差がはっきりとわかる。そんな食事の風景だった。

そしてコニーは明日が調整日だから早朝から自分の村に戻るために早々と食事を終えて退席した。

コニーの母はある日突然巨人になってしまったのだ。コニーはその手がかりを求めて時折村に帰っていた。

巨人の解明が進み、コニーの母がいつか人間に戻れる日が来るのか、アルミンらは立ち去るコニーを見送った。

エレンは自分たちが戦っている敵は何なんだろうとつぶやいた。

巨人の正体が人間なら、巨人は悪夢にうなされ続ける人間ということなのか。

そんなエレンをミカサは正気にもどさせる。

そしてジャンはそんな事より、洞窟の中でロッド・レイスによって呼び覚まされた記憶の中にある父グリシャと会っていた調査兵団の正体を思い出せと言った。

エレンはその男なら必ず何かを知っているはずだと言った。そして自分も会ったことがあるはずなのだと。

そんなエレンにジャンは教官に頭突きでもされたら良いんだと冗談で言うのだが、エレンはそれでその男が誰なのかを思い出したのだった。

その男の正体はキース・シャーディス。第104期の訓練兵団の教育を担当していた教官だった。

キースはかつて調査兵団団長を務めていた男だった。(1話で「何の成果も得られませんでした!」と絶叫している調査兵団の兵士です)

進撃の巨人season3第48話 傍観者・カルラ

翌日エレンらはリヴァイやハンジに伴われて馬で駆ける。目的はキース・シャーディスだ。

ハンジはキースはエルヴィンの一つ前の調査兵団の団長だった人物だと言った。

訓練所に到着したエレンはたたずむキースに声をかけた。

キースはエレンの目を見て、母親とよく似ていると言った。だが瞳に置くに映す牙は父親そのものだと。

エレンは知っていることをすべて話してほしいと懇願したが、キースは何も知らないと答えた。結論から言えばと付け加えて。

だが、人類の理にかなわないことなら、傍観者としての自分の思い出話を話そうとエレンに向き合った。

20年前、ウォールマリア シガンシナ区の壁門の外にいたグリシャとキースは初めて出会った。

キースは驚き、グリシャにどうやって壁を越えてきたのだと問いかけた。

しかし、グリシャはその問いに答えず自らも問いかけた。

「あなたたちこそ壁の外で何を?まさか戦っているのか?」

グリシャは何故自分が壁の外にいるのか覚えていなかった。

グリシャは自分の名前以外の記憶をほとんど無くしていたのだった。

名前以外に覚えていることは自分が医者であることだ。

グリシャはキースに病院を紹介してほしいと頼んだ。そしてこの国の事や調査兵団の事を教えてほしいと言った。

この世界の事についてグリシャは本当に何も知らなかったのだ。

だからこの壁の中の国が貧困の差はあれど安心して暮らせる場所なのだと聞いてグリシャは「良かった」と言った。

しかし、キースは世界がどれだけ広いのかを知りたいのだと言った。調査兵団はそのために存在しているのだと。

そんなキースをグリシャは人類の誇りだと言った。調査兵団は選ばれし者なのだと。

キースはこの言葉が嬉しかった。

それから幾度も壁の外に出ては兵士や馬を失う損害ばかりが増えていく。

キースは自分が団長になれば必ず成果は上げられるのだと思っていた。

それからしばらくして街には伝染病が流行した。

病院に次々と運ばれてくる患者をグリシャは受け入れ多くの民衆の命を救った。

それからほどなくしてキースは調査兵団団長に就任した。

そしてグリシャは伝染病の治療が縁でキースが想いを寄せていた酒場の娘と結婚した。

キースが団長になってからも多くの兵士を失い壁外活動の成果が出なかった。

調査兵団の凱旋を迎える民衆の中に子どもを抱くカルラ(グリシャの妻)の姿があった。

カルラが声をかけるとキースはすぐに気付き近寄った。

そして「このまま死ぬまで続けるつもりですか」と言われキースは逆上した。

選ばれた者であるからこそ背負い戦い続けてきた自分とは違うからそんなことが言えるのだと。

だがキースは自分こそが凡人なんだと気付いていた。怒り罵る口調とは裏腹にその目には涙が浮かんでいたのだった。

その後、まもなくしてキースはエルヴィンに団長の座を譲った。特別な人間はいる。それが自分ではなかっただけなのだと。

それからしばらくの後、巨人の手によってウォール・マリアは破られた。逃げ惑う民衆に押される中キースに呼びかけたのはグリシャだった。

気を失うエレンのもとにグリシャとキースは訪れ、カルラと一緒ではないのかと聞いた。

だがエレンから返ってきた言葉は残酷なものだった。「母さんが、巨人に喰われた」

脱力して跪くキース、そしてグリシャはエレンに母の仇を打つように言った。

エレンを連れて立ち去るグリシャにキースは仇なら自分で打てば良いだろうと声をかける。

お前は特別なのだからと。そしてその子もそうなのか?と尋ねた。

「この子はあんたとはちがう。私の子だ。どうか頼む。関わらないでくれ」

そうしてグリシャはエレンを連れて山奥の森に入っていった。

しばらくして立ち上る閃光。キースはそれを見て、森に入っていく。

森では気絶したエレンが横たわっていた。キースはエレンを避難所にもどした。

これがキースが知っている全てだった。

リヴァイの静止を聞かず、ハンジはキースに団長を退いた本当の理由が、自分が特別じゃないだとかそんな理由だったのかと問い詰めた。

しかしエレンもまたハンジを止める。

エレンもまた、自分は特別なんかじゃないことを知っているからだ。

特別な父のその子供なだけなのだと。

キースは民衆の前でカルラに罵ったときに、彼女に言われた言葉をエレンに伝えた。

「特別じゃなきゃいけないんですか?」

「私はそうは思いませんよ」

「人より優れていなくたって」

「だってこんなに可愛い」

「だから偉いんです」

「この世界に生まれてきてくれたんだから」

エレンはその言葉に救われた。

立ち去る時のエレンの表情はどこか誇らしげな顔だった。

自分は何も何一つ変えることが出来ないただの傍観者だとキースは言った。

まとめ

いかがでしたか。

真実が分からず自分の存在に自信を持てずにいたエレンだったが、かつてキースにかけたカルラの言葉に救われました。

次回はウォールマリアの奪還に向けて、ついに動き出す調査委兵団のお話になっています。

進撃の巨人season3 第49話 奪還作戦の夜 の放送を楽しみに待ちましょう!

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※視聴機関は2018年10月15日までです。

☆進撃の巨人season31クール目に放送された第38話~49話のあらすじをまとめています。(ネタバレ)

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