ついに調査兵団・団長のエルヴィンの処刑が執行されることが決定してしまった。
エルヴィンの訴えは誰の耳にも届きません。調査兵団はどうなってしまうのか。
このサイトでは進撃の巨人Season3 第42話 回答のあらすじをまとめました。
エルヴィンは王の間で最後の裁判を受けている。彼は調査兵団の解体は人類の矛を失うことに等しいと集まった王や兵団幹部らに訴えかけます。
たとえ話を用いて話かけるが、誰も聞く耳を持つことはありませんでした。
審議に入り、その様子を案じながらも何もできないナイルは黙ってエルヴィンを見守った。
そしてエルヴィンに課せられら罰が死刑であることが発表された。
刑は即時執行されることを言い渡され立ち上がるエルヴィンは笑みを浮かべていた。
そこへピクシス指令の部下が王の間のドアを勢いよく開け放ち入ってきたのだ。
『ウォールローゼが突破されました!!』
超大型巨人と鎧の巨人によって扉が突破されたことを伝える兵士。
王の間に集う各兵団幹部らは動揺を隠せずにいる。
ピクシス指令は駐屯兵団に住民の避難の指示を出す。
が、それを遮ったのは王制側の人間だった。
ウォールシーナの壁をすべて封鎖し、避難民を受け入れることを拒んだのだ。
ナイルは驚き、ウォールローゼ内の住民を見殺しにするのかと問う。
王制側の人間はエルヴィンがたとえ話に使った、『このままでは食料難が訪れ人間通しの内戦が始まること』を恐れたのだ。
王制はすでに器となるヒストリアと力を持つエレンを捕獲しているレイス卿にウォールシーナの未来を託したのだ。
兵団幹部らに即座に対応にあたるように言い放つ王制に対して、ナイルは『出来ない』と自らの意思を主張した。
ナイルは自分がウォールローゼの人間であること、そこに家族がいることからウォールシーナの壁の封鎖は阻止すると宣言したのだ。
そこへ加勢に駆け付けたのが、3つの兵団を統括している総統のダリス・ザックレーだ。実質軍のトップにあたる。
ザックレーは巨人が壁を打ち破った情報は誤報であると言い、部下らには武器を構えさせた。
そこへ、ピクシス指令はすべての計画は自分が立てたものだと、自ら名乗り出た。
ピクシスは駐屯兵団と調査兵団は同調していないが、それは王制に対しても同じであると言い放つ。
巨人や壁に対して知識がある王制が人類の為に動くのであればエルヴィンを処刑台に送っても良いと思っていたが、先ほどの発言で人類を多く生かせるのは王政ではないことが分かった。
そして、これは脅しではなくクーデターなのだと宣言した。
そこへ、再び王の間へ兵士が駆け付け、ザックレーに中央憲兵の制圧が完了したことを報告した。
反逆する兵士らに怒りを隠せない王制に対し、エルヴィンは自分に課せられた刑はまさに王制側にこそ値すると言い放った。
偽りの王に逆切れする王制の人間はすべて兵士らに捕獲されその場は収束した。
この展開にナイルは、お前の勝ちだなとエルヴィンに声をかけたがエルヴィンの返事は明るいものではなかった。
『人類はより険しい道を歩まざるを得なくなったぞ』
■クーデターの成功を知ったリヴァイ班
深夜の森のなか、身をひそめるリヴァイらの元にハンジとモブリットが到着した。
ハンジはエルヴィンのクーデターが成功したことを報告した。
王都はザックレーが制圧しており、貴族の反乱も今のところ起きていない。
またリーブス会長殺人の濡れ衣を着せられた件については息子のフレーゲルが記者を説得し真実が書かれた号外を出版させた。
その号外には、殺人が冤罪であることと、フリッツ王が偽物であることなど王制の真実が書かれている。
ハンジから、自分たちが自由の身であることを言われたリヴァイ班のメンバーは喜んだ。
リヴァイはハンジに預かった3人の仲間を死なせてしまったことを詫びた。
そしてエレンやヒストリア、中央憲兵の一部がまだ別の場所にいることも伝えた。
二人の居場所がつかめていないことに焦るリヴァイに、ハンジは手がかりを持ってきていたのだった。
『この戦いはそこで終わりにしよう』
乗り込んだ馬車の中で、エルヴィンは人類の事を想えば、あのまま王制に託すべきであったと、ザックレーに語った。
『キミの使命は相変わらずつらいな。死んだ方がはるかに楽にみえる』
ザックレーはエルヴィン言葉を返した。
そして、ではなぜそうしなかったのか?と尋ねながら自分の考えを述べた。
『昔から奴らが気に入らなかったからだ』
ザックレーはエルヴィンがやらなくてもいずれ自分がクーデターを起こしていたと言った。
そして、エルヴィンの想いを聞いた。
『私には夢があります。子供のころからの夢が』
■レイス一家の秘密
エルヴィンから託されたレイス家に関わる調書のまとめを持ってきたハンジ。
そこからエレンらの居場所が特定できるのだと言う。
調書の中には5年前にレイス家に起こったある出来事について書かれていた。
5年間とは、すなわちウォールマリアが破壊された年だった。
レイス一家は領民からの人気も悪くなく、長女のフリーダは特にその飾らない性格から皆に愛されていた。
そんなある日、今から5年前に盗賊が領地にある礼拝堂に火を放った。
だが、運悪くその日、その礼拝堂ではレイス一家が祈りをささげていたのだった。
そして、一家の主であるロッド・レイスを除く全員が盗賊に惨殺されたのだ。
またそれはヒストリアの母親が中央憲兵に殺される数日前に起こった出来事だった。
残されたのがヒストリアただ一人であることから、そこには何か秘密があるのだとハンジは言った。
そして不可解なのが、丈夫なつくりの礼拝堂が崩れるほど時間がかかったその犯行と、盗賊をみたのがロッド・レイスただ一人だったこと。
その後、ロッド・レイスが礼拝堂を立て直していること。
ハンジはここに巨人の存在が無かったと言う方が不思議なくらいおかしな出来事だと言った。
夜が明けることには兵団がレイス卿のもとへ襲撃をかける手はずになっている。
その前にエレンを救い出さないとエレンが喰われる可能性があるのだ。
巨人が巨人になれる人間を食べてその能力が継承される。
エレンはいつだれを食べてその能力を得たのだろう・・・。
アルミンは自分の中の不安と戦っていた。
一方目を覚ましたエレンは独窟のような場所に反抗が出来ないように拘束されていた。
抜け出そうとするが鎖が外れることは無い。
そして目の前に現れたのはヒストリアだった。
エルヴィンが死刑を免れてホッとしましたね。これまで孤独な闘いを強いられてきた調査兵団に多くの味方が出来たこと、そしてエレンを救うべく一気に進展があったストーリでした。
次回は囚われたエレンを救うため必死に探すミカサ達。そしてエレンは自分の父グリシャイエーガーの犯した罪を知ってしまいます。続きが楽しみですね。
☆進撃の巨人season31クール目に放送された第38話~49話のあらすじをまとめています。(ネタバレ)
・進撃の巨人season3 第38話 「狼煙」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第39話 「痛み」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第40話 「昔話」のあらすじはこちら
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