現在テレビアニメで放送中の進撃の巨人season3はついにエレンに大きな危機が迫るところまで来てしまいました。
前回ではロッド・レイスによって、姉のフリーダがエレンの父グリシャに殺害されたことを聞きショックを受けたヒストリアと、またグリシャが見てきた記憶が自身のなかに再現され自身も忘れていた過去を思い出したエレン、そして3人の居場所をつかんだ調査兵団が駆け付ける所まで放送されました。
引き続き、このサイトでは進撃の巨人season3 第44話 罪 のあらすじをまとめました。
44話は、ロッド・レイスによって語られたレイス家の真実は、何代にもわたって巨人の力が受け継がれてきたことと、その力が現在エレンの中にあるということだった。
ヒストリアは姉フリーダの記憶がエレンの中にあること、そしてこの世からすべての巨人を駆逐することが自分の使命だと改めて決意し、父の計画に賛同するというストーリーだ。
■リヴァイ班の突入
ロッド・レイスはヒストリアに例の薬が入った注射器を渡そうとした瞬間、エレンは叫ぶ。しかしさるぐつわを噛まされており言葉を発することはできなかった。
そうした中、洞窟へ続くドアが破られケニーの部下が身構える。しかし階段を降りてきたのは人ではなく何かを仕込んだ仕掛け物だった。
直後リヴァイたちが突入し、サシャは火矢で先に放った仕掛けを射ると同時にそれらは大きな音をたてて爆発した。
爆発で上がった煙と煙幕により姿を隠しながらリヴァイは敵数を数え、その位置を仲間に知らせた。
サシャが爆炎を切らさないように火矢を放ち、その隙にリヴァイ班は敵の背面につき一人ずつ倒していく作戦だった。
アルミンの作戦は敵の武器が拳銃であること、立体機動装置を使用していることから背面は死角であり反撃が不可能なこと、そして一番の弱点は両手に構える拳銃を2発とも撃たせてしまう事だ。
そのため煙に潜みながら敵を狙う作戦なのだ。またサシャとアルミンは別の位置から前線で戦う仲間を援護する。
またこの戦いに挑むにあたり、これまで人を殺めることに躊躇していたリヴァイ班は決してその手を緩めず目的のため次々と敵を切り捨てていった。
そうした中、ミカサは一人多くの敵をひきつけ戦う。またリヴァイはトラウテ・カーフェン(ケニーの女性部下でチームの指揮をとっていた)を仕留めようとしていたその瞬間に親玉のケニーが登場した。
■リヴァイとケニーの戦いと一時休戦
2人の戦いはそれまでの物とは全く違う緊張感がはしるものだった。
一瞬の隙さえもが命取りになる戦いはケニーの方が痛手をおう結果となったが、同時にトラウテ・カーフェンからの一撃によりハンジも倒れてしまう。
ハンジがやられたことによりリヴァイ班には大きな穴があき、敵は目的地点までの撤退を開始しケニーも同じくあと追った。
ケニーらは儀式の間へ続く道を封鎖しリヴァイ班を足止めする作戦だ。またケニーは儀式の間へ向かう。
敵が近づいていることを察し、ロッド・レイスはヒストリアに注射器を当てようとする。
エレンは言葉にならない声で何か訴えるが、姉やレイス家を皆殺しにしたグリシャへの憎しみでヒストリアにはエレンが憎むべき対象にしか映らなかった。
そしてロッド・レイスはこの洞窟の成り立ちから過去について語りだした。
■ロッド・レイスが語る過去
この洞窟を作ったのは3重の壁を作った巨人の力によってつくられ、またその巨人はその壁を作ったことで人類を守った。
そしてその巨人の力はいくつかの血族を除いて、記憶を改ざんする方法で人々にも影響を与えた。
そし記憶を改ざんされなかった一族はその記憶を有するものは殺害され、現在残る末裔にはそのことを知らない。
だから巨人が壁を作った出来事より前に起こった過去の記憶を持つものは立った一人、フリーダ・レイスだけだった。
フリーダが持っていた記憶は巨人の事だけではなく、この世界の成り立ちに至ることまでのすべてを知っていたのだ。
そのフリーダが力を継承したのが8年前の彼女が15歳のとき、巨人化して叔父でありロッド・レイスの弟を食べた時からだった。
レイス家の巨人の力の継承は同じことを100年、何代にもわたり受け継がれてきたものだった。
だがフリーダには巨人の力を使いこなせなかった。だからグリシャによってその力を奪われてしまった。
ロッド・レイスはその出来事さえ無ければ、この世の巨人駆逐することだってできたのだと言った。
エレンの中にあるその力はレイス王家の者でないと真の力を発揮することが出来ない、エレンが力を持つ限りこの地獄が続くのだとロッドは言った。
■ヒストリアの覚悟
話を聞いていたケニーが入ってきた。ケニーは自分が巨人になりエレンを食べてもその力を継承することは出来ないのかとロッドの胸倉をつかみ武器を構える。
ロッドは自分は嘘を言っていないと言うが、ケニーは自分の気持ちを知っておきながら利用したのかと質問した。
そのケニーを中央第一憲兵団に引き入れたのはロッドの弟ウーリだった。ケニーはウーリを侮辱するロッドに対して怒りを露わにした。
父を助けようとヒストリアはケニーに歯向かい、そして自分の使命はエレンを喰って巨人の力とフリーダの記憶を取り戻し、世界の歴史を継承してこの世から巨人を駆逐すると宣言した。
ケニーはそれでも手をひかずに続ける。ロッドはヒストリアの血が必要なのであってヒストリア自身には興味もなく、自分は巨人になりたくないから弟や娘を使うクズだと罵倒する。
だが、ロッドは自分が巨人になるわけにはいかない理由があると言い、自分以外の言葉を信じるなとヒストリアに言った。
そしてケニーには、その関係を解き今後は自由にするようにと命じた。
ケニーは裏切られた腹いせにエレンのさるぐつわを外し、額を切ることで血を流させた。エレンを巨人にするつもりなのだ。
注射器の薬物で巨人になるヒストリアとそして巨人のエレンを戦わせようと言うのだ。
慌てたロッドはヒストリアに巨人化するよう迫った。動揺するヒストリアはうまく注射をさせずにいる。
そして見上げた先でエレンは、巨人化せずにいる。ヒストリアは巨人にならないと自分に食べられてしまうのだと言ったが、エレンはかつてのグリシャの行いにより自分が必要のない存在なのだと涙して答えた。
あるべき場所に巨人の力があれば、父が過ちを犯さなければ、こんなに多くの人は死ななかった。エレンの中では後悔しかなかったのだ。
何もかも必要なかった。自分は要らなかったんだと涙を流しながら語るエレンを見てヒストリアの目にも涙が浮かぶ。
エレンは自分を喰って、人類を救ってくれ、あとは任せたと言いうつむいてしまう。
自分を必要のない人間だと言うエレンをみて、ヒストリアには過去の自分が重なった。
再び注射器を自分に押し当てたとき、ヒストリアにうかんだのはユミルだった。
『お前、いい事しようとしているだろ』
■ヒストリアの想い
そんなヒストリアをみかねて、催促するロッド。
ヒストリアは突如浮かんだ疑問を父に向けた問う。
『どうしてレイス家は100年もの間巨人を駆逐して人類を開放してあげなかったの』
すべての巨人を支配する力を持っておきながら・・。
ロッドは言う。それは壁を作った初代の王が巨人に支配される世界を望んだのだと。
それこそが平和なのだと初代の王は思った。何故かは誰にも分からない。その記憶を見たものにしか。
自身もかつて父親に弟ウーリとともに何度もその問いかけをしたが答えは得られなかったのだと言う。
そして力を継承するときがやってきて、ウーリがその力を受け継いだ時にその目を見てその力が神の物だと悟ったのだと。
ロッドはヒストリアの手を持ち、注射器をその腕に押し当てた。
だが、ヒストリアの中に浮かぶのはユミルの言葉だけ。
『お前、胸張って生きろよ』
ヒストリアはロッドの手を振り払い注射器を投げ捨てた。そして割れた注射器をみてロッドは驚愕の声をあげる。
ロッドはヒストリアに掴みかかり怒りをぶつけるが、ヒストリアはそんなロッドを投げ飛ばした。
『何が神だ!都合よく人を洗脳して!これ以上私を殺してたまるか!』
ヒストリアはロッドの鞄から鍵を取り出し、エレンの拘束具を解除しようとする。
だが、エレンは自分を喰ってくれと泣いて請う。もう生きているのがつらいのだと。
ヒストリアは手を休めることなく自分の意思を伝える。
しかしその下でロッドは割れた注射器から零れた液体を舐め自分が巨人になるのだ。
ロッドの言いなりにはならず、自分の意思を貫く決心をしたヒストリア。
だが、目の前では巨人化したロッドが立ちふさがる。この窮地を脱するためにエレンは再び巨人になるのだろうか。
次回第45話『オルブド区外壁』が気になるところです。
☆進撃の巨人season31クール目に放送された第38話~49話のあらすじをまとめています。(ネタバレ)
・進撃の巨人season3 第38話 「狼煙」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第39話 「痛み」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第40話 「昔話」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第41話 「信頼」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第42話 「回答」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第43話 「罪」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第44話 「願い」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第45話 「オルブド区外壁」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第46話 「壁の王」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第47話 「友人」のあらすじはこちら