進撃の巨人Season3が開始して3話目が放送されました。今回は『第40話 昔話』がタイトルです。
前回の放送で憲兵らに連れ去られたエレンとヒストリア。そして目を覚ましたヒストリアの前にいるのはロッド・レイスでした。
『第40話 昔話』ではヒストリアの過去と調査兵団に置かれる最悪の状況について放送されました。
憲兵団によってとらえられたエレンとヒストリア。そして目覚めたヒストリアを抱きしめ謝罪するロッド・レイスの姿を朦朧とした意識の中見つめるエレン。
今回のストーリーはヒストリアが以前エレンらに自身の過去について語った日の事から始まる。
■ヒストリアの昔話
レイス家の所有する牧場で生まれたヒストリア。毎日作業に明け暮れるヒストリアにはともに暮らす母親がいた。
母はとても美しくいつも本を読んでいる姿ばかりを見てきた。
夜になると母は派手に着飾り迎えに来る馬車に乗って街に出かける。それがヒストリアの生活だった。
その後文字の読み書きを覚えたヒストリアは母を真似て本を読むが、それにより本来の親子の在り方を知り強い孤独感を背負うことになった。
ヒストリアはある日好奇心から母に抱き着いてみると、母は全力でヒストリアを払いのける。
だけどこれまで母に何かされたことが一つもなかったヒストリアはそれが嬉しく思えた。
だけど母は『こいつを殺す勇気が私にあれば』と言い、涙を流した。
これがヒストリアが最初に受けた言葉でもある。
その後、母は家を出て別々に暮らすことになったのだった。
ウォールマリアが陥落して数日後の事、ロッド・レイスが訪ねてきて、自分の父親だと言った。
扉の陰には数年ぶりに見る母親の姿が。しかし何かにひどく怯えているような表情をしていた。
ロッド・レイスはこれから自分と暮らすのだと言うと、ヒストリアの手を引いて家を出る。
数歩前にいた母は叫びながら逃げ出そうとしたが、ケニーと数名の男に取り押さえられる。
心配そうに声をかけるヒストリアだったが、母は自分の子ではない、自分は母親ではないと言った。
ロッド・レイスはケニーに逆らえず、自分はこの母子とは何の関係も無いと言い目を背けた。
そして母はヒストリアの目の前で首を切られ殺害された。
母は死の直前、ヒストリアにお前さえ生まなければとだけ言い放った。
そしてケニーがヒストリアに手をかけようとした直前、ロッド・レイスは男に待つように言った。
ロッドレイスは、ここから離れた地で慎ましく暮らすのであれば見逃してやってはどうかと提案した。
そしてこれからは『クリスタ・レンズ』と名乗るようにと。
ロッド・レイスは目覚めたヒストリアを抱きしめてこれまでの事を謝罪し、、レイス家こそが本当の王家で、ヒストリアは人類を救う唯一の希望なのだと言う。
ロッド・レイスは『全てが始まった場所』へヒストリアを連れて行くのだった。
■エレンが喰われる?
一方、ハンジらに拷問を受けていたサネスは仲間が捕らえられている牢に入れられる。
仲間は自白などしていないかと声をかける。しかしサネスは自分が裏切られたと思っていた。仲間にとびかかり首を絞め殺そうとする。
ハンジは牢の外から、彼は何も話していないとサネスに教えた。むしろ拷問どころか質問さえしていないと。
立ち去ろうとするハンジの背に仲間の男は『悪魔め』と悪態をつくが、ハンジはニックにやられたことを思い知らせるためにやったのだと怒鳴った。
再び立ち去ろうとしたハンジに、サネスは自分らのこの役は順番で常に代わりがいるのだと言った。
ハンジは上階に上がると机に当たり散らした。それを冷ややかな目で見ていたリヴァイ。
それに気付いたハンジは『悪いね散らかしてしまって。ゴキブリがいたんだ』と言うと、
リヴァイは『そうか。だがお前の一撃で粉々に消し飛んだはずだ』とハンジの気持ちを汲んだのだった。
その後ハンジはミカサらに、エレンが喰われる可能性があることを説明した。それはエレンがハンジに託したユミルらの会話から推測したことだった。
また前回の巨人との戦いでライナーはエレンに巨人を投げつけた行為。それはエレンが交換可能な器であることを意味しているとハンジは言う。
そこから推測できることは、王側が巨人を持っていたらエレンが喰われることにつながるのだ。
話を聞いたミサカはすぐさまエレンを助け出さんと部屋を出ていこうとするがすかさずリヴァイに制止される。
まずはロッド・レイスがいるであろう場所に向かうこと、そしてハンジは別行動でエルヴィンにそれを伝えに行くことになった。
■エルヴィンとピクシス指令
一方エルヴィンの元にはピクシス指令が訪問していた。
エルヴィンはピクシス今後の事を手紙で伝えていた。それを見て自分なりの考えをもってピクシスはエルヴィンを訪ねた。
ピクシスの問いに対して『我々はウォール・マリアを奪還後、王制を打倒します』とエルヴィンは言った。
いつかそんな日が来ると思っていたとピクシスは言う。その日が来れば自身も王に銃口を向けないといけないと。
しかし、エルヴィンは自身の推測通りなら、今回は武力を行使することは無いと言った。
だがその根拠がまだ得られていない。推測としがったら調査兵団は首をくくることになるとも言った。
まもなくその知らせが来る。それを待つ間、自分の昔話を聞いてほしいと言いエルヴィンは語りだした。
エルヴィンの部屋に到着したハンジはレイス家が本当の王家であることを伝えた。
エルヴィンの作戦は、エレンとヒストリアを救出し、ヒストリアを即位させることだった。
王家の血をひく真の王としてヒストリアをまつり上げることが最大の目的だ。
初めて聞かされたハンジは驚くが、ピクシスは落ち着いてそれを聞き入れていた。
この方法ならば武力を行使することなく、すべてがおさまる。
ピクシスはエルヴィンの話に乗り協力することを宣言し部屋を後にした。
しかしそこへ中央が組織殺人の容疑でエルヴィンに出頭するように命令が来た。敵も動き出したのだ。
エルヴィンはハンジにここを立ち去り、これからは自分の判断で動くようにと言った。
次の調査兵団の団長はハンジに任命すると。
■エルヴィンに着せられた濡れ衣
殺害現場に連れてこらてたエルヴィン。そこには民衆らが涙を流して遺体を見守っていた。
憲兵団はエルヴィンが調査兵団に命じリーブス紹介会長のリーブス氏らを殺害させたと言う。
実行犯はエレンを連れて逃亡中だと、わざわざ民衆の前で見せしめて言ったのだった。
そしてこの場で調査兵団の全ての身柄の拘束が発令された。
建物の陰で全てを知るディモは何かを決意しその場を立ち去る。
また連行さえる前にエルヴィンはリーブス氏の遺体に手を当て、その無念は必ず自分が晴らすと宣言したのだった。
■エルヴィンの昔話
エルヴィンの父は教員だった。
ある日の歴史の授業の際、エルヴィンは教師である父に疑問を投げかけた。
授業では回答を得られなかったが、自宅に戻った後に父は答えてくれた。
『王政が配布する歴史書には数多くの謎と矛盾が存在する』
父はそのまま話を続けたがその突拍子もない話にエルヴィンは驚いた。
そして何故授業でその話をしないのか、その理由に気付くことが出来なかった。
エルヴィンは町の子供たちに父から教わった話を言いまわっていたら、その詳細を憲兵が確認しに来た。それと同じ日、父は遠く離れた町で事故に遭って亡くなったのだった。
エルヴィンの行動が密告となり、父は王政に殺されたのだ。
『今から107年前、壁の中に逃げ込んだ人々は王によって統治し易いように記憶を改ざんされた』
父の仮説はこうだった。そうでもしない限り、壁の中の社会が成立しないのだった。
エルヴィンは父が真実に近づいただけで殺害された理由を探っていた。そして父の死に正当性などみじんもなかったことを知るのだった。
父の仮説が真実だと知ったときエルヴィンは自身の使命を『父の仮説を証明する』事だと言った。
街では調査兵団は調査兵団による民間人の殺人について号外が配られていた。アルミンらは得た情報をリヴァイに伝え、このままじゃ調査兵団は壊滅だと困惑する。
数時間後には山狩りが行われ、街道には検問が張られる。動きが封じられる前に手を撃たなければならないリヴァイらに近づく足音は・・・。
気になる続きは次回『第41話信頼』にて更新したいと思います。
☆進撃の巨人season31クール目に放送された第38話~49話のあらすじをまとめています。(ネタバレ)
・進撃の巨人season3 第38話 「狼煙」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第39話 「痛み」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第40話 「昔話」のあらすじはこちら
・進撃の巨人season3 第41話 「信頼」のあらすじはこちら
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