最近、テレビや雑誌等で聞いたり見たりするファスティングダイエット。
実際に試された人もいるのではないでしょうか。
~だけダイエットは身体への負担が大きく、場合によっては悪影響を及ぼすことがありますが、このファスティングダイエットは短期間に集中して行うので、身体に無理な負担はかけません。
やってみたいけど、どうしたら良いのか分からないという方はこちらで詳しく解説していきますのでぜひ参考にしてこの連休に活用してみてください。
身体に溜まった不要な物を排出すると想像しているよりずっとスッキリして身体が軽くなりますよ。
ファスティングとは断食=fastという意味から、週末に行う時は週末断食、また短期間で行うことからプチ断食と呼ばれたりもしますが、実際には何も食べないというわけではないのです。
必要な栄養素をうまく取り入れながら、普段消化等で疲れている内臓を休ませ、蓄積されているエネルギーを活用して行うダイエットです。
摂取するカロリーが減ることからすでについた体脂肪を燃やしてエネルギーとして活用しますので、直接体脂肪を減らせるこのダイエットは体重や体形に悩みを抱える人にはもってこいのダイエット法です。
単純な絶食は水分が排出され一時的に体重が落ちますが、リバウンドは避けられません。また身体への負担も大きく健康を害することもあります。
そのため、このファスティングダイエットは何も食べないということはしません。
野菜やフルーツ等をスムージーにしたり、酵素を取り入れることで身体に必要な栄養は取り入れつつ、脂質や添加物を断つことで内臓への負担を減らして健康的に体質を改善しながらダイエットに繋げていくのです。
では、なぜファスティングが体質を改善するのでしょうか。
現代人の腸は食事に多く含まれる食品添加物や食べすぎ、そして偏った食事などを繰り返し酷使され続けています。
その結果、腸内環境は非常に悪くなり、腸から全身に栄養を運んでいる血管や細胞も同じように環境が悪くなります。
すなわち全身に毒素を運び広げて、さらにため込んでしまっている状態であるといえます。
ファスティングで胃腸を休ませることで消化機能が改善することはもちろんのこと、潜在酵素をすべて代謝に回し全身に溜まっている毒素を効率よく排出し、細胞を速やかに新しく再生します。
このファスティング期間を数回設けることで、大腸に溜まっている宿便の排出にもつながり、さらに腸内環境は良くなります。
また小腸は様々な免疫の集まっている場所になりますが、この小腸が奇麗になると免疫効果も高まり、また小腸が休まると肝臓や腎臓などの臓器への負担も軽くなり、健康にも良い状態となるのです。
ファスティングの効果は上記に書いた通り、毒素の排出から脂肪の燃焼、そして普段負担のかかっている臓器を休ませることでその機能をリフレッシュすることが出来ます。
普段から過食や偏食、生活が不摂生な人には、ダイエット以外の目的でも生活を見直す良い期間になるのではないでしょうか。
ファスティングにより毒素をデトックスし腸内環境が整うことで、血液や細胞レベルで不要なものが排出されて、肌や粘膜の調子が良くなります。
また蓄積された体脂肪の燃焼が促されますので、無理に痩せるのではなく体調を改善し自然と本来の体重に近づくことになります。
実行する前にご自身の適正体重を調べておくと、分かりやすいかもしれません。
■日本肥満学会が定めた基準
男女ともにBMI値が18.5~25未満で[普通体重]とされ、25以上は[肥満]、逆に18.5以下は[低体重]とされています。
22.0が健康的な基準とされ、統計上糖尿病や高血圧、高脂血症に最もなりにくいとされる数値との事です。
また数字だけで判断すると標準値内であっても内臓脂肪が多い場合もありますので、一度ご自身の数値を調べてみると良いでしょう。
そして、ファスティングの後は普段インプットされた濃い味付けや添加物、化学調味料で麻痺した味覚が元に戻り、素材本来のおいしさが分かるようになります。
普段の過食などの良くない習慣を一度断ち切るためにもファスティングを行うことはおすすめです。
体内がきれいになれば、普段抱えている頭痛や肩こり、そして軽い風邪や腹痛などの不快な症状が改善されるというデータもあります。
またこのファスティング期間中は消化酵素の節約にもなります。体調の良い週末などに定期的にとり行うとより効果的です。
使用するドリンクや野菜、フルーツは低カロリーのものを選びましょう。おすすめは酵素ドリンクです。
また期間はしっかりと守り、決して無理をしないようにしましょう。
女性の方は月経期間は避けましょう。理想として生理が終わった後が新陳代謝も促進されやすく脂肪燃焼効果が高いためおすすめです。
ただし、体調が良くなく、また貧血気味の場合は控えたほうが良いでしょう。
無理はかえって身体によくありません。必ず身体にとって安全な状態で実施するようにしましょう。
■ファスティング準備期間は3日~1週間をめどに行います
ファスティングを実行する前に少なくても3日は出来るだけ低カロリーで胃腸に優しい食事を心がけて、ファストフードやジャンクフードは食べないようにします。
ミネラルの豊富な海藻類や、たんぱく質は豆腐などの大豆食品でとり、食物繊維の多い野菜を食べるようにしましょう。
また、前日はの夜は、出来るだけ早い時間に食事を済ませ、量も軽めにします。
準備期間もファスティングをする上では大切です。この期間に正しい食生活を送る事で効果的で健康的なファスティング期間に入れます。
■ファスティング期間は3日が効果的
この3日は、野菜から作った野菜ジュース、もしくは酵素ドリンクと水のみをとるようにします。
身体に取り入れるものはこれだけですが、それ以外の生活は普段通りで構いません。
ただし、長時間の入浴や激しい運動などは控えるようにしましょう。
2日目以降から訪れる好転反応は身体に不快感を与えることがあります。摂取するものは変えずに、少し体を休ませるようにすると良いです。
3日目になるとこの好転反応が続く人もいますが、デトックスの促進によって心身ともに軽くなり、空腹感がありながらもスッキリとした日を送ることが出来るようになります。
■復食期間は3日~1週間くらいをかけて行います
この復食期間は重要で、正しい食事生活を送ることがファスティング成功のカギを握っているといっても過言ではありません。
腸内環境がリセットされ、3日間休んでいた内臓は、突然元の食事に戻すと大きな負担がかかるため厳禁です。
先ず1日目はおかゆから口にして、2日からは野菜、海藻類、納豆やキノコ類、そしてお味噌汁などを取り入れていきましょう。
いきなり元の食事に戻すのではなく、だんだんと戻していくことが大切です。
ここで食べすぎてしまってはこの3日間の努力が台無しになります。
いかがでしょうか。
流行っているけど、実際どうやったら良いのか、難しいのではないかと思って躊躇されていた方もこのサイトを読めばコツはつかめたかと思います。
そして、ほとんどの食事を断つため体調が良いときを必ず選ぶようにし、決して無理はいけません。
また胃腸に疾患がある人や過食症、拒食症などの摂食障害を患っている人、妊娠中、授乳期の女性は一度かかりつけのドクターに相談をし指示を仰ぎましょう。
そして、ファスティング中はおよそ48時間が経過する頃が一番つらいと言われています。
この時期に個人差はありますが、身体がだるくなったり、眠気を感じたり、軽い吐き気や発熱、下痢や肌トラブルがでることがあります。これは[好転反応]と呼ばれ、身体から毒素が出ている証拠とも言われています。
症状が軽ければ、このままの生活を続け、ゆっくりとした生活を心がけ身体は休ませましょう。
また身体も精神的にもしんどく感じたら無理はせず、おかゆ等の消化に優しいものを食べて、ファスティングを終了しましょう。
この好転反応は3日目にも続く人もいますが、身体から毒素や老廃物が出ていくので気持ちが軽く感じる人もいます。
また、早く痩せたいからと期間を延長するのはやめましょう。間隔をあけながら定期手に実施することが大切です。
しかし、全てにおいて無理はいけません。体調が良いときを選ぶことも大切ですが、ファスティング中に限界だと感じたら必ずそこで止めましょう。
休息をとり、消化に優しい物を食べても落ち着かない場合はかかりつけ医に相談するようにしましょう。