アニメ名探偵コナンから謎多きキャラクター「安室透」が登場したストーリーを厳選した「安室透セレクション」。
今回は第682話「命を賭けた恋愛中継(絶体絶命)」のストーリーをまとめてみました。
命を賭けた恋愛中継は全3回の少し長いストーリーになっているシリーズものです。
今回の事件では1年前に交通事故によって亡くなった伊達航刑事に関係があるようです。
また安室透は誰と、どのような関係があって今作に登場するのでしょうか。
気になるストーリーをおって行きましょう。
※本サイトはネタバレを含みます。
捜査一課では松本管理官が高木刑事の様子を確認しに訪れる。
また、高木刑事が下に落とした警察手帳を拾ったという通報の有無を白鳥警部に聞いたが、まだそのような通報は入っていなかった。
高木刑事が調べていた自殺女性の捜査記録から割り出された3人の女性の遺族をあたっているがいずれもすでに死亡しているか確認が取れない状況だった。
四国、北海道、九州と場所も離れており、高木刑事が1泊すると言った内容からどれも当てはまるのだった。
そして自殺した日にちも3人共1年前の明後日と同じ日にちだったのだ。
するとタブレット端末を見ていた千葉刑事が驚きの声を上げる。
画面が揺れだしたのだ。現地では地震が起こっているのではと気象庁に確認を取るが、47都道府県いずれの場所も昨日から地震は起こっていなかったのだ。
日本で無いのなら外国なのかもしれないと、捜査一課では動揺の声が上がった。
間もなくして揺れが止まったように見えた瞬間、高木刑事の背中にはカラスが1羽止まっていた。
先程の揺れはカメラを固定している物にカラスが乗り揺れていたのだった。
源太たち少年探偵団は聴取を終え、佐藤刑事の運転で自宅に送られる。
その途中、源太と光彦が高木刑事があのまま寝てしまったら寝返りをうったりしたら落ちてしまうと心配した。
それに対し、佐藤刑事は高木刑事は割と寝相が良いから大丈夫だと答えると、3人から一緒に寝ているのかと質問攻めにあう。
佐藤刑事は張り込み中の仮眠を例えに出して何とか言い逃れる。
光彦は、去年の自殺女性の事件が本当は自殺ではなかったためにその中の遺族が高木刑事を恨んでいるのではと言うと、コナンはそれは無いと言い切る。
もしもそうなら一緒に現場に駆けつけた他の警察や鑑識も恨まれるはずだし、再捜査の依頼も無かったと。
佐藤刑事はこの3件の事件を自殺と断定したのは自分で、またいずれの事件も高木刑事が恨まれるようなことは無いと言った。
またコナンは伊達刑事のことをもっと色んな人に聞いてみたほうが良いと佐藤刑事に助言した。
高木刑事と伊達刑事、どちらも下の名前が「ワタル」だと言うことが引っかかるのだと言うと佐藤刑事も真剣な顔をした。
一方、高木刑事は夜空を見上げ、寒さに心細くなっていた。
こうなったのは自分のせいで、そのバチが当たったのだと。
高木刑事は伊達刑事が交通事故にあい、死ぬ間際に手帳を託されたときに事を思い出していた。
伊達刑事は「任せたからな」と彼に言った。
その言葉を思い出し、再び気持ちを立て直した高木刑事は何とか縛られている手首のロープを切ろうとする。
ある人に伊達刑事のためにも、真実を伝えないといけない。そう信念をもって。
夜が明け、捜査一課では発信元を探るため通信会社をあたったが、コナンの読みどおり海外のサーバーを使用していて現地の協力を仰がなくてはいけなくなった。
そうなるとただでさえ時間がかかってしまう上に、いくつかの国をまたいでいると更に要する時間が増え、高木刑事が持ちこたえるのが難しくなってしまう。
またタブレット端末に映る高木刑事の様子は衰弱が激しい。彼は一晩中なんとか脱出すべく体を動かしていたのだ。
そして再び足のロープを切るべく動き始めるのだった。
警視庁の前ではコナンら少年探偵団が佐藤刑事と話している。
光彦はタブレット端末を渡したおじいさんの口調が気になったのだ。
「遅くても明日、明後日にはダメになる」
コナンは自殺した人の中に北海道に関係する人は居たか佐藤刑事に聞いた。
佐藤刑事は英会話講師のナタリーが北海道出身だったと答える。
コナンはその人の関係者が高木刑事を拉致した犯人かもしれないと言った。
「明後日のことを、明日明後日というのは北海道の方言だから」とコナンは付け加えた。
コナンは自殺したナタリーが伊達刑事の彼女だったんだと推測した。
彼女の部屋のカレンダーに書き込まれていたのは「DATE」デートではなく、伊達だったのだ。
高木刑事が交通課の由美に「デートじゃありません!」と怖い顔で言ったのはそのことだったのだ。
そして伊達刑事が交通事故にあった日も二人がどこかで待ち合わせをしていたとしたら、彼女は伊達が事故にあったことを知らずに待ち続け捨てられたと勘違いし自殺したかもしれない。
高木刑事は1年かけてその事実に気づき、彼女の遺族にそれを伝えに言ったのだとコナンは言った。
そしてナタリーが名字でなく名前の「ワタル」で両親に彼氏のことを説明していたとしたら、自殺から1年も経ち今更に警視庁の「高木渉」という名の刑事が連絡してきたとしたら・・・。
しかし佐藤刑事はナタリーの両親は遺体を引き取りにくる途中事故で亡くなっていると言う。
当時遺体の引受人になったのは同じ英会話教室の年配の男性で遺品もすべて彼が引き取った。また所轄からは当時彼はナタリーの遺体の前で泣き崩れていたのだと連絡があったという。
彼は同郷のナタリーを娘のように思っていたのだ。
コナンは彼で間違いないと言った。彼女の遺品の中の携帯電話から「ワタル」の名前を見て高木刑事のことを彼氏だと思いこんでしまったのだと。
捜査一課では松本管理官が被疑者を笛本隆策と断定したと発表した。笛本は先月体調を理由に英会話教室を辞め故郷の北海道に帰ったのだという。
北海道の住まいは不明だが、これまで住んでいた都内の家はまだ解約しておらずそこに潜伏している可能性があるとみて現場へ急行し身柄を確保するよう命令した。
佐藤刑事らは笛本のマンションにたどり着き突撃の確認の後、インターホンを鳴らす。
中からは男性の声で「どうぞ。開いてますよ」とかえってきた。
佐藤刑事がドアを開けると、笛本はワイングラスを回しながら何かのスイッチを手に「ようやく、ようやく私にたどり着きましたね」と、まるで待ちわびていたかのように言った。
佐藤刑事は冷静に携帯で写真を撮り、また彼は待っている間に爆弾のスイッチを押してしまうところだったと平然と言う。
そして佐藤刑事は撮った写真を所轄のPCに送り、唯一面識のある少年探偵団らに確認をあおいだ。
彼が被疑者だと断定され、佐藤刑事は高木刑事の居場所を言うように声をかけるが、笛本は佐藤刑事を見て「彼が言う通り中々のべっぴんさんだ。だがナタリーを捨てた理由にはならんが」と持っていたワインを一口飲んだ。
すかさず佐藤刑事は彼の胸ぐらを掴むと「いい?吹っ飛ぶ前によく聞きなさい。あんたの拉致したのは高木渉で、ナタリーの恋人は伊達航。しかも彼女は捨てられちゃいないわよ!」
笛本は「でも、彼女の送信メールには彼はもう来ないって」と言うと、佐藤刑事は「当たり前でしょ!その日彼は車にひかれて亡くなったんだから」と答えた。笛本は自分の勘違いだったことを知り驚く。
佐藤刑事が高木刑事の居場所を聞き出そうとするが、笛本はワインに毒を入れていたのだ。必死に居場所を言おうとするが言葉にできず亡くなった。
佐藤刑事は悲痛な思いで叫んだ。
「どこなのよ!!!」
佐藤刑事は現場から電話で松本管理官に状況を説明した。
部屋にはワインのそばに毒が用意されていたことから、最初から自殺を図るつもりだったのだと思われる。
そして爆弾も同じく部屋にあることから、強行された場合は爆死を選んだのだろうと。
彼の誤解は解けたが、その話をしたときにはすでに毒を飲んでいて間に合わなかったのだ。
佐藤刑事は笛本の部屋には高木刑事の携帯電話があり、受信メールには笛本から航空チケットを送るからこちらに来てほしいといった内容のメッセージがあることを説明した。
他には高木刑事の居場所を示すようなメッセージは無かった。
白鳥警部は状況が分かるようなものは出てこなそうだと言った。また目暮警部も北海道の建設現場で4階以上の建造物が見つかっていないのだと報告した。
残す手がかりは高木刑事が映ってる映像のみとなった。
目暮警部はカラスが映っていたことがあると言うと、コナンがそれを見せてほしいといった。
コナンは映像を撮ったビデオをみてカラスが「ニシコクマルガラス」だと気がついた。そしてその生息地域を調べる。
そこへ佐藤刑事が戻ってきて、笛本の自宅の捜査状況を報告した。
その時千葉刑事が「よし!」と声をあげる。タブレット端末をみると高木刑事が足のロープを板で切った姿が映った。
その後高木刑事は板にかけてあった布を下に落とした。コナンはそれをみて高木刑事の行動の理由を考えた。
高木刑事は「誰か気づいてくれ」と願いを込めて布を落としたのだ。
しかし、布を落としたことにより板の裏に爆弾が仕掛けられていることが分かる。
皆が焦りを隠せなかった。
笛本の誤解は解けたのにその死を止めることができず高木刑事の居場所が依然わからないまま、まさかの展開ですね。
次回、ストーリー最終話「命を賭けた恋愛中継(現場突入)」で続きを書いていこうと思います。ぜひチェックしてみてください!