アニメ名探偵コナンから謎多きキャラクター「安室透」が登場したストーリーを厳選した「安室透セレクション」。
今回は第674話「探偵たちの夜想曲(バーボン)」のストーリーをまとめてみました。
3人の強盗犯の最後の1人がわかったコナンですがその人物を教えると浦川芹奈が自殺してしまうのではと思い、コナンは誰が強盗犯か言いたくないと答えました。
探偵たちの夜想曲シリーズの最終話になります。クライマックスでは探偵たちが勢揃いしどんな方法で事件の幕を下ろすのか注目です!
※本サイトはネタバレを含みます。
沖矢昴の運転と灰原哀のナビゲーションであと5キロメートル程度のところまでコナンに追いついた阿笠博士たち。
発信機の動く速度からどうやらコナンたちは歩いて移動していると思われる。
沖矢はコナンのことだから何か目的があってこのような行動をとっているのだろうと言った。
また安室透が運転する車では蘭がコナンの身を案じふさぎ込んでいた。
安室はそれに気づき、コナンは今すぐどうにかなるような状況では無いだろうと言葉をかける。
逃走中の間は検問がしかれた場合に人質があると有利だからだ。
しかし、小五郎は強盗犯を見つけたときに巻き添えに合う可能性もあると言う。
いずれにしろ危険な状態には変わりないから急いで目的地に向かおうと車を走らせた。
そしてその安室の車を背後から世良真純が追う形でついていく。
浦川芹奈は何とかコナンから強盗犯が誰だったのか聞き出そうと、自分は自殺なんかするつもりは無いからと嘘を並べる。
持っていた睡眠薬も最近眠れなかったから持っていただけで、死ぬつもりで持っていたものでは無いのだと説明した。
コナンはそれを聞いて、浦川芹奈の犯行はずさん過ぎると言った。
睡眠薬もだが、最初に殺害した小柄な男をスーツケースに隠したまではいいが、盗聴器を入れるのは間違っていたと。
あれだと部屋中に盗聴器が仕掛けられていると思われ逆に経過されるだけだと言った。
そして男を撲殺したときの拳銃が血がついたまま車のグローブボックスに入っていた。
樫塚圭を殺害した時に使用した拳銃と合わせると全部で3丁。強盗犯が使っていた拳銃を持ってきたことが分かる。
そして樫塚圭を殺害したあとで、彼の携帯を自分のとすり替えて持ってきたのも大失敗だと言う。
電話帳や履歴を消去しても警察が電話会社に確認すればすぐに分かることだと説明した。
浦川芹奈の行動はすべてその場しのぎで、復讐を遂げたらもうあとはどうなっても良いと思っているのがすぐに分かるとコナンは言った。
だからコナンは浦川芹奈についてきたのだ。彼女を死なせないために。
しかし、コナンは誰が強盗犯なのかを聞いたあとは、全て警察に任せて自首するというのなら、教えても良いと言う。
浦川芹奈は「わかった」と言い、説明を求めた。
二人は車に戻り、コナンは防犯カメラに写っていた痩せた強盗犯がとった行動の特徴で割り出すのは簡単だったと言った。
防犯カメラに写っていた痩せた強盗犯は拳銃を突きつける時にカウンターに左足をかけていた。
何かを乗り越えようとするときに最初に出るのは利き足、そして利き足と利き手は同じ人が多いから、犯人は左利きの人間だとコナンは目星をつけたのだ。
そして浦川芹奈は誰が左利きだったかを思い出していた。
浦川芹奈が思いついた人は最初に訪ねた女性だった。だが彼女の家はドアの向きが左だったために左手で開けただけで、彼女は右利きだとコナンは言った。
そしてテーブルにおいてあったカップの取手が椅子に対して右側にあり、フライパンの柄が左で右にフライ返しがあるのも彼女が右利きである証拠だと補足した。
また二人目の女性もドアの鍵を開ける手が右手だったことから右利きだと説明した。
3人の中で左利きだったのは最後に訪れた女性だった。彼女の机にあったカップの取手は左側にあり、メモ用紙が電話の左側にあったのだ。
そして彼女はライターで今は締め切り前なのだと言ったが、浦川芹奈が何度も携帯に電話をかけているのに締め切り前のライターが電話に出ないわけが無いと言った。
彼女は毛利探偵事務所で死んだ樫塚圭の報道をみて、警察が彼の携帯から自分に電話をかけてくるかもしれないからと電源を切っていたのだと付け加えた。
またコナンは樫塚圭が強盗犯だと思ったきっかけは彼が持っていた大量の小銭と1000円札だった。
樫塚圭は盗んだ札の記番号がバレてるため、ちまちまと安い買い物をして両替をしていたのだ。
そしてそれは最後に訪れた女性も同じ。彼女も毎日安い牛丼を買って両替をしていたのだった。
「どう?納得して自首する気になった?」
と言い、コナンは手で隠しながら麻酔銃を用意した。
浦川芹奈は承諾し、しかし、推理の一つだけ間違っていたのだと言った。
樫塚圭の部屋から持ってきた拳銃な2丁だけで、もう一つは護身用にガンマニアから譲ってもらったモデルガンだと。
コナンはそれを聞き、もう一つの拳銃はまだ3人目の強盗犯が所持しているのだと気がついたが遅かった。
車を開けて乗り込んで来たのは最後に訪れた家の女性。3人目の強盗犯だった。コナンを押さえつけ、そしてその手には拳銃が握られていた。
一方近くまで阿笠博士らは来ていた。阿笠博士は蘭に状況を伝えようとするがまだコナンの状況がわかっていないからと沖矢昴にとめられる。
また灰原哀にも、コナン、もしくはコナンが乗る車を発見しても無茶な行動はしないようにと念押しした。
そしてコナンを取り押さえた強盗犯は浦川芹奈に車を出すように命じた。そして動揺し動けない浦川芹奈を威嚇するため発泡する。
銃声に気づき沖矢昴は車を一旦停めた。そして目の前を走り去る車にコナンが乗っていると灰原哀が声を上げた。
沖矢昴は車を発進させながら阿笠博士にこの状況を毛利小五郎に連絡するように言った。
阿笠博士は警察でなくて良いのかと聞くと、こうなった以上警察に正確に説明できるのは彼らだけだと沖矢は答えた。
車の車種と色、ナンバーを伝えれば検問を張って停められると言う沖矢昴に、阿笠博士は人質を使って逃げられるかもしれないと返す。
沖矢昴はそうなったら、そのときは力ずくで止めてみせると不敵な笑みをうかべた。
阿笠博士は小五郎に電話をかけ、コナンを乗せた車が大石街道を北上していると説明する。
偶然にも今安室が運転する車は大石街道にいたのだ。
小五郎が車の特徴とナンバーを確認していると、安室は反対車線からそれと思われる車を発見した。
安室は急遽Uターンをし反対車線に乗り込む。またあと追っていた世良真純もそれに続いた。
コナンを乗せた車の直後を走る沖矢昴の車に同乗していた灰原哀は、後ろからくる妙な感覚に襲われる。
彼女は黒の組織に関わる人物に対する直感的なものが働くのだ。
灰原哀の表情の恐怖が浮かぶのをみて沖矢昴は「そんな顔をするな」と声をかけた。
「逃しはしない」
そう言うと沖矢昴はシートベルトを外し、阿笠博士にハンドルを託し運転席のドアを開けジャケットの中に手を入れた。
しかしそのタイミングで横並びになった安室透の車。安室は沖矢昴の方をチラッと見ながら沖矢昴の車を追い越しコナンの乗った車に追いつく。
そして小五郎にそのまま右側のシートベルトを締めているようにと言うと、今度は蘭にシートベルトを外してこちらに来るようにと支持を出す。
蘭がシートベルトを外すと安室は彼女を自分に引き寄せ、自分の車をコナンの乗った車の前に回り込み急ブレーキをかけた。
コナンの乗ったは安室透の車に突っ込み停止し、強盗犯はコナンに拳銃を突きつけたまま車外に出てきた。
「吹っ飛べーーー!!」
そう言うと、安室透の車の上にバイクで乗り上げた世良真純にそのバイクで蹴飛ばされるように強盗犯は吹っ飛んだ。
「ひでぇ・・・」
と、コナンはそんな世良真純の行動に若干恐怖した。
世良真純はコナンに抱きつき無事であることを喜んだ。
だがコナンはそこに世良真純がいることに驚く。
その後安室透の車からおりてきた蘭に勝手な行動を叱られるのだった。
また安室透は「なぜここに・・・」と言いながら、そこにいる人物を気にした。
しかし、安室透と同じように厳しい表情をする世良真純と沖矢昴。
この状況を高架の上から見ていた人物がいた。
それはベルモット・・・。
彼女は電話を手に、誰かと会話しているようだ。
最後に彼女が言ったのは、新たな黒の組織の人間のコードネーム。
「バーボン」
探偵たちの夜想曲シリーズのクライマックスは事件に集結した探偵らの中に「バーボン」がいるらしいという所で締めくくられました。
激しいカーチェイスにカーアクション。安室透はもちろん、沖矢昴、そして世良真純と謎の多い人物がこのあとのストーリーで徐々に明らかになっていきます。
引き続き「名探偵コナン 安室透セレクション」で書いていくのでチェックしてみてください!