名探偵コナンで異質なキャラクターとして、またそのルックスから人気のある安室透が登場する話が今動画配信サイトのGYAO!で期間限定で公開しています。
前回の『小五郎はBARにいる』ではバーボンとベルモットが自分たちの周りを嗅ぎまわり、何かを調べている可能性を知り慌てて店を後にするコナン。
神出鬼没の行動を見せる安室透にコナンは焦りを感じるのです。
このサイトでは第740話『蘭も倒れたバスルーム(前編)』についてまとめました。引き続き安室透の行動にチェックしていきましょう!
小五郎を残しBARを飛び出したコナン。(第738~739話 『小五郎はBARにいる』より)
スリの事件の花見会場にいた夫婦が偽物で、もしも黒ずくめの一味、バーボンとベルモットだとしたらその目的は?
そしてコナンとジョディの会話がもし聞かれていたら!急いでアガサ博士の家に走るコナン。
しかし途中、二人が実はポカをやらかしていたことに気付き、そうであれば話を聞かれていないかもしれない。
一旦立ち止まりコナンは灰原哀に電話をかける。最近、組織の気配を感じることはあるのか確認するために。
灰原は『もしかして私が生きていることがバレたの!?』と叫ぶが、コナンはそうではないと言い電話を切った。
まずは落ち着こう・・・そう自らに言い聞かせていた路地の裏には安室透が潜んでいたのだった。
■浮気調査を頼まれた世良
コナンと蘭は蘭の母の妃 英理と夕食をともにする予定があり、ビルのロビーのソファで英理を待っていた。
しかし待つ間、コナンは終始何かを探すようにキョロキョロと周りを見回す。
コナンはあれからずっと誰かに見張られているような感覚を覚えたのだ。
ジョディにも例の夫婦が黒ずくめの一味であった可能性を伝えたけど気持ちは落ち着かない。
不安が大きく、コナンは平静を保てない。冷や汗をかくコナンを蘭は心配するのだった。
コナンは学校の宿題が難しくてと誤魔化すが、突然聞こえたシャッター音にさえ動揺するのだ。
コナンは何度もなるシャッター音の位置を確認すべく視界を凝らす。と、そこへソファの陰から世良真純が現れたのだった。
世良は同級生の姉、北尾留海に頼まれて恋人の摂津健哉の浮気調査を頼まれたのだった。
現段階では浮気の事実はつかめていないが、世良の判断によるとグレーだ。しかもこのマンションがその元カノの住むマンションなのだ。
そこへ英理から電話があり、どうやら打ち合わせが難航していてまだ抜けられないのだそうだ。
軽く食事をしておくように言われ蘭はコンビニでおにぎりでも買おうかと思ったが、そこへ世良が依頼主らにごちそうになろうと提案する。
一方留海の妹はここへ混じり一緒に食事をする予定だったのが予定が変わり来れなくなったのだ。
今日の集まりは、摂津と別れた元カノの和香との仲直りの食事会を予定しているのだ。
だが、妹が来れなくなるのは実は予定通りなのだ。妹の代わりに世良がこの3人に加わり、プレイボーイで有名な摂津がもし自分に気をかけてきたら・・・と、作戦があったのだ。
世良は蘭の方が可愛いしスタイルもいいからその役にはうってつけだと言い、本当にそんな男なら乗ってくるはずだから協力してほしいと言うのだった。
蘭はそれを了承し、さりげなくこのグループに加わるために演技をするが、素直な性格が災いしてなかなか自然にはふるまえない。
コナンはそんな蘭に同行しサポートするのだった。
摂津は特に怪しむ様子もなく、一緒に食事をするかと提案してきて予定通り蘭とコナンは潜入捜査に協力するのだった。
■浴室の遺体。そして倒れた蘭
そこへもう一人仲間の加賀が現れトイレに行く。留海は自分は和香の様子を見てくると言い立ち上がる。
摂津は留海にそれならもう不要だから、合鍵を返しておいてくれと言い、留海に手渡す。
そして予定では蘭はここに残り、もし摂津が行動を起こすのならこの時だと世良は踏んでいた。
が、摂津はもし和香が酔っていたら留海に食って掛かるかもしれないから一緒に行ってほしいと言うのだった。
留海も蘭に一緒に来てほしいと言い、二人は上の階に移動する。
そこまでの様子を見ていた世良とコナンは『以外とマトモじゃねぇかコイツ』と同じ意見を胸でつぶやくのだった。
部屋の前にたどり着きインターホンを鳴らすが一向に出てこないため、二人は預かった合鍵を使って中に入った。
そこへ留海の携帯に摂津から着信が来る。蘭は仕方なく一人で和香を探すのだ。
留海は蘭に、和香は酔うと変なところで寝ることがあるからクローゼットの中も探すように言った。
蘭は部屋中を探すがどこにもいない。そして浴室の方へ行くとシャワーの音が。
声をかけても反応がないため中に入ると頭から血を流し横たわっている和香を発見した。
体を起こし声をかけようとした瞬間、蘭はそのまま倒れてしまった。
蘭はコナンの呼びかけに目を覚ます。
心配そうに覗き込むコナンと、巻き込んでしまったことを詫びる世良。
蘭は和香が血を流して倒れていることを慌てて伝えたが、すでにバスルームには鑑識が捜査を開始していたのだった。
■警察の捜査が始まる
世良は和香を発見したときに怪しい人はいなかったのかを聞いた。
蘭はクローゼットも見たが誰もいなかったという。
しかし、和香を呼びに来ただけの蘭が何故クローゼットを確認したのかと驚くコナンと世良。
蘭は留海から酔った和香はおかしな所で寝ることがあるから、クローゼットも見てきてほしいと言われていたことを説明した。
そこで留海も合流する。留海は和歌を探しに行った蘭が戻らないから同じくバスルームに行ったが、そのまま気を失ってしまったのだ。
30分経っても戻ってこない留海を心配して摂津らがマンションの管理室に事情を説明して鍵を開けてもらったのだ。
加賀は部屋に入るとバスルームで3人重なって倒れていたのを発見し、慌てて警察に通報したのだと説明した。
そしてバスルームに入った加賀と摂津も倒れていた蘭、留海同様に頭痛を感じている。
それを聞いていた横溝警部が『クロロホルム』だと言った。
クロロホルムは麻酔薬の一種で大量に吸引すると気を失い場合によっては命を落とす可能性もある。
それが気化してバスルームに充満していたのだ。
コナンはそれに気が付いて、駆けつけてすぐに換気扇を回したのだ。
しかし、和香の死因は撲殺によるものだ。
■横溝が事件をまとめる
遺体はパックをしていたため一見和香のものか確認ができなかったが外すとそれは間違いなく和香の死体だった。
しかし、遺体はなぜかウインクをしていて、開いた方の目じりからは何が液が垂れていた。マスカラかもしれないとコナンは考えた。
また和香はこの日朝の5時まで加賀と部屋で酒を飲んでいた。和香は元カレである摂津の愚痴を言っていたのだという。
加賀は和香がそのまま酔いつぶれて寝てしまったのだと説明した。
部屋を出るときは何とか和香を起こして玄関のカギをかけさせたという。
そして蘭と一緒に部屋に入った際かかってきた摂津からの電話は、付き合っていた当時においてきた腕時計を取ってきてほしいというものだった。
横溝警部はこれらの情報から犯人は摂津と加賀のどちらかだと言った。
もともと合鍵を持っていた摂津と、殺害した後にこの部屋から持ち出すことが可能だった加賀。
しかし摂津と付き合うまで留海はこの部屋でルームシェアしていた事が明らかになった。
その為3人ともこの部屋のカギを持っていた可能性があるのだ。
それに対し、世良はこの状況で和香を殺害できたのは摂津と加賀の2人だけだと言った。
留海はここに来るまでずっと世良と一緒にいたのだ。
世良は自分が留海に雇われた探偵であることを明かした。
今回は大学生4人の人間関係が複雑に織りなすストーリーになっていますね。
そしてコナンはずっと黒ずくめの一味の目を気にしている。それは普段のコナンらしくなく周りから感じる視線におびえているのだった。
次回『蘭も倒れたバスルーム(後編)』は事件解決に向けて、探偵の世良とコナンが謎を解き明かしていきます。
次回予告の世良が言った「もし倒れていたのが和香でなかったら・・・」の言葉が大変気になります!