慢性的な肩こりって本当につらいですよね。
単純に肩がこっているだけでなく、頭痛やめまいを併発すると起きているのもつらく
頭痛薬などの薬も手放せなくなったりします。
そんな肩こりの改善法に何か取り組まれている事はありますか?
自宅で気軽に出来ることからストレッチだったり、痛くてストレッチどころではないという方は接骨院や整形外科、整体やマッサージなどに通われたりするようですね。
筆者はその中で整体に行ってみました。
実際肩こりには整体が良いと聞き言ったわけですが、
逆に効果はないという情報も耳にしますよね。
そこで実際のところはどうなのか、筆者の体験をもとにご紹介していきます。
実際に体験したところ、直後から数日は体調も良くこり固まった肩や背中がスッキリしてだいぶ軽くなりました。
ですが、数日経つとだんだんまた固くなっていき、また整体に行くを繰り返すようになります。
筆者が施術してもらった整体師さん曰く、長年の姿勢や癖で体のゆがみが出たところを整体で
治すことは出来るのだそうです。元の位置に戻すだけなら1回で出来るそうですよ。
ただ、先ほども書いた通り、このゆがんだ体は長年の姿勢や癖が原因であるため、体はそれを形状記憶しているんですね。
だから時間が経つにつれてまた元のゆがんだ形に戻っていく。
その為、整体には1回通えば完治するなんてことは無く、最初の内は1週間に1回のペースで通い、体の戻りが遅くなってきたらその間隔をあけていくようになります。(個人差はあります)
筆者の場合はこりの痛みをかばうような姿勢を続けていたことが原因で、首もゆがんでいました。
それと元々の姿勢が、立っているときは反り腰の状態で座っているときは猫背だったため、腰に負担がかかったり立つときの姿勢も片足重心の癖がついていて、骨盤も左が上がった状態を記憶してしまいその結果背骨もゆがんでしまいました。
結果、背中やおしり回りにも痛みを抱えて本当につらかったです。
頑固な癖がついた体にはやはり1度の施術ではもとに戻るのにかかる時間も短く最初は1週間経つ前に痛みが出ていましたが、それでも数回通うにつれて1週間、2週間、1ヶ月と間をあけても痛みが出ることは無くなりました。
なので整体は効果がないという情報をよく耳にしますが、
それは正しい位置をキープできないくらいに癖づいたゆがみがあるということです。
また整体は健康保険が適用されないため、かかる費用が店舗ごとに違いますが、それなりに高額です。
その為、ずっと通い続けるのは経済的にも良くないので、施術してもらった正しい位置を継続できるように、日々のケアも必ず必要になります。そうすることでいずれは1ヶ月に1回程度の施術でも問題なく快適に過ごせるようになります。
整体で体のゆがみを治してもらったら、次はそれをキープするためにケアが必要になります。
ですが特別な事や難易度の高い事をする必要はなく、簡単なストレッチや準備運動でいう前屈、後屈、側屈、それに簡単なヨガのポーズなんかもおすすめです。
実際に整体師さんからも毎日やるように言われました。
毎日続けることで正しい姿勢をキープできる体になっていくそうですよ。
生きていれば多少のゆがみは必ず出ます。
ですが、毎日ケアしていくことでそれを最小限に抑えてあげられるわけです。
もちろん痛みがあるうちは無理をしてはいけません。
痛みが引いて、肩や腰の動きが良くなっているときに始めてみましょう。
ここではおすすめの3つのポーズをご紹介します。
筆者はこれを猫の3ポーズと呼んでいますが、とても簡単に出来るのでぜひやってみてください。
■猫のポーズ
肩の下にまっすく手が来るように四つん這いになります。
指を広げ左右の中指が平行になるようにします。
腰幅に足を広げつま先を立てます。この時腰の真下に膝が来るように意識してください。
1.息を吸って、吐きながら尾骨が床に向くように背骨を丸めおへそを覗くようにして、
肩甲骨を引き離していきます。
2.次に息を吸いながら、尾骨を天井に向けるように背骨を反らしていきます。
耳と肩を引き離すようにして首の後ろを長く保ちます。
次にまた息を吐きながら、1と2を繰り返します。これを5セット行いましょう。
■猫の伸びのポーズ
先ほどの四つん這いの姿勢からおしりの位置を出来るだけ保ちながら少しずつ手を前の方にずらしていきます。
あごと胸を床に近づけていきましょう。あごが難しければ顔を下に向けておでこを床に近づける感じでも大丈夫です。
初めは無理をせず出来るところまでで構いません。手を前に伸ばすだけでも大丈夫です。
ポーズが完成したら、息をゆっくり吸って、吐いて、5呼吸行いましょう。
■猫のねじりのポーズ(針の糸とおしのポーズとも言われています)
このポーズは左右行います。
四つん這いに戻り、右手を胸の前に出して左の腕を右肩の下に入れます。
次に右手を後ろに引くように腕を上げます。
この状態で5呼吸します。
反対側も同じように、左手を胸の前に出し右腕を左肩の下に入れます。
ここまで出来たら同じように今度は左手を後ろに引くように腕を上げます。
また5呼吸行います。
肩甲骨の間の固まった筋肉が伸び、また胸を開くことで呼吸が深くなり胸も軽くなります。
慣れてきたらこの3つのポーズが大体15分程度で行えると思います。
就寝前のリラックスタイムにぜひ取り入れてみてください。
ラジオ体操ってご存知ですか?小学校の夏休みに早朝集まってやっていますね。
また工場勤務の方なんかは毎日されている方もいるそうです。
このラジオ体操。実は正しくしっかりと取り組めばとても良い運動になるんですよ。
実際、全国ラジオ体操連盟のホームページにもこんなことが書かれています。
↓ ↓ ↓ ↓
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ラジオ体操は、人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動を組み合わせてつくられています。
しかも、健康な人なら負荷も少なく、だれでも手軽にできる体操です。
これを毎日続けることで、加齢や生活の偏りなどが主な原因となる体のきしみを取り除き、
人間本来がもっている機能をもとの状態に戻し、維持する効果があります。
事実、ラジオ体操会に毎日参加するようになった人の多くから、風邪をひきにくくなったという話も聞きます。
ほかにも血圧や血糖値が下がった、坐骨神経痛やギックリ腰の症状が軽くなったという声を聞きますが、実はラジオ体操がこれらの症状を改善させたのではなく、ラジオ体操を継続することで体全体の血流がよくなり、
筋肉に弾力性ができ、その結果、症状が緩和されたと考えるほうが正しいのです。
つまりラジオ体操は、漢方薬のようにじわじわと体のなかに染み込み、もとの健全な状態に戻す働きをしたのです。
決して即効性があるものではありません。
平成十二年に日本体育大学の浅岡直美さんが「ラジオ体操についての一考察」というテーマで調査し、まとめた論文には、ラジオ体操(第一・第二)の効果について「十三種類の運動によって全身を動かし、ふだんの生活では使用しない筋肉や関節、骨に影響を与える。
特に筋肉や関節を十分動かすことによって柔軟性の向上、血行増進からの肩こり、腰痛の予防・回復を期待することができる。
また、骨に刺激を与えることによって骨の成長・活性化を促し骨密度低下の予防・回復も期待することができる」と、述べられています。
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普段の生活に特別に運動する時間を設けるのは意外と大変ですよね。
ウォーキングにしても、ジム通いにしてもなかなか毎日取り組むのは大変です。
そこでラジオ体操ならどうでしょうか?
最近は動画なんかでも正しいフォームを紹介していたりするので、覚えていない人でも真似るだけで出来ます。
所要時間も第一、第二合わせてもだいたい6分半程度です。
これなら起床後、帰宅後等の隙間時間に簡単に取り入れて実践できますね。
慣れないうちは第一だけでも良いと思いますが、小学校の時の感覚ではだめです。
しっかりと伸ばすところは伸ばして、曲げるところは曲げる。
正しくしっかりと行う事が適度な運動につながりますので、この数分は本気でぜひやってみてください。
肩こりに整体は一時的な改善は望めますが、良い状態をキープするためには日々のケアや運動は欠かせません。
忙しい毎日に、短時間で効果的に行えるものとしてヨガのポーズやラジオ体操をご紹介しました。
たかが肩こり。ですが、積もり積もった肩こりは時に頭痛などを起こし生活に支障をきたすこともあります。
既にガチガチになった肩はプロにほぐしてもらい、その後のケアで快適な毎日を送れるようにしましょう。