毎日じっとり暑い夏。場所によってはもう梅雨明けが発表され、夏本番になってきました。
夏と言えばまず最初にやってくるのが七夕ですね。地域で日にちが違うこともありますが、七夕と言えば大体が7月7日ではないでしょうか。
七夕は各地でお祭りが行われることも少なくありませんが、まだ予定が決まっていないと言う方におすすめなのが京都の貴船神社です。
この時期の貴船神社は『七夕笹飾りライトアップ』というイベントが開催され、夜の闇に明かりで照らされた色とりどりの短冊は何とも風流な物です。
七夕をカップルで過ごしたい!と言う方には大変おすすめなデートスポットになります。
このサイトでは貴船神社への行き方やイベントの詳細とデートにおすすめな理由について紹介します。
『貴船神社の七夕笹飾りライトアップ』はこの時期限定で参拝時間を延長しています。
また、当日は短冊に願いを書いて笹につけてきましょう。何だか子供の時に戻ったかのような気持ちが味わえますよ。
神社は京都の北部に位置しているので、日中から参拝しても割と涼しく過ごせることが多いです。
■貴船神社七夕笹飾りライトアップ詳細
・開催期間
2018年7月1日(日)~8月15日(水)
・開催時間
平日は夕暮れから20:00まで
土日祝は夕暮れから21:00まで
・開催場所
貴船神社 本宮
※おみくじ・お守り・御朱印の授与所受付もこの時期は閉門5分前まで受け付けています。
・短冊
1枚100円
・アクセス
比叡電鉄鞍馬線 貴船口駅から京都バス33系統に乗車し、貴船で降車し、徒歩5分程度です。
※貴船神社七夕笹飾りライトアップ期間は終了時刻まで延長運行しています。
・所在地
京都市左京区鞍馬貴船町180
・拝観料金
無料
ライトアップされた色とりどりの短冊が華やかな空間を作り出し、その雰囲気からもデートには持って来いのスポットではありますが、ここ『貴船神社』は縁結びの御利益があり、知る人ぞ知る最強のパワースポットでもあるのです。
貴船神社は古くから文芸にも多く登場しており、その中の一つに和泉式部の歌が後拾違和歌集に収録されています。
和泉式部は、夫の藤原の保昌に忘れられ気持ちが塞いでいるときに貴船神社を参拝した折に、御手洗川に飛んでいた蛍を見てこの歌を詠んだそうです。
『ものおもへば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂かとぞみる』
意味:恋しさに悩んでいたら、沢を飛ぶ蛍も私の体から抜け出した魂ではないかと見える
それに対して貴船明神が返したと言われる歌がこちら。
『おく山に たぎりて落つる 滝つ瀬の 玉ちるばかり ものな思ひそ』
意味:奥山にたぎり落ちる滝の水玉が飛び散るように、(魂が飛び散ってしまうほど)思い悩んではいけない
後の時代に書かれた沙石集にはこの時の参拝の様子が書かれており、和泉式部が神社の巫女に縁結びの祭を行わせます。その様子を夫の保昌が神社の陰から見ており、和泉式部の想いに感じ入ってその後は夫婦円満になったということです。
このようなことから、貴船神社には縁結びの御利益があると言われ、今では多くのカップルが訪れるパワースポットになっているのです。
■おみくじ
貴船神社のおみくじは、普通のおみくじと違い引いたときは真っ白な紙になっています。
真っ白に見える紙の中から1枚選び、境内の霊泉に浮かべると文字が出てくるようになっている『水占いおみくじ』なのです。
また貴船神社のおみくじには大凶が存在しますが、神社側はもし大凶をひいてもその後の人生がそれで決まったわけではないのだから参考程度に留めてほしいと言っています。
いかがでしょうか。
貴船神社の七夕のライトアップはとても幻想的で夏の夜のひと時を特別な夜にしてくれます。
恋人とその仲を深めるために詣でるのも、家族と参拝して短冊を書くのも夏の風物詩ならではで素敵な時間を過ごせます。
和泉式部の想いに重ねて、大切な人とより親密な関係になれると良いですね。