現在GYAO!では名探偵コナン×安室透セレクションが期間限定で無料で公開されています。
そのなかで 今回紹介するのはベルツリー急行事件のあと、身を隠したかのように思っていた安室透が再登場する第705話『密室にいるコナン』です。
鈴木園子の別荘に訪れた小五郎ファミリーはとある大学生グループの別荘で起こる殺人事件に巻き込まれてしまいます。
コナンに正体がばれているにもかかわらず、再び姿を現した安室の目的とは何なのか。
このサイトでは名探偵コナン第705話『密室にいるコナン』についてまとめました。
■事件を振り返る
ミステリートレインで灰原は沖矢に追われ、偶然開いていた7号車のB室に逃げ込んだ。
しかし中に入るとそこにいたのはコナンの母、工藤有希子だったのだ。
有希子は『後は任せて』と言ったのだそう。
そのあと来たコナンに、黒ずくめの男に会っている灰原に変装した怪盗キッドにどう受け答えすれば良いのか教えるように言われたのだ。
灰原はコナンが先回りをして自分を守ろうとしてくれていたことを後から知ったのだ。
コナンは列車に黒ずくめの男らが来ることは確証が持てなかったなか、有希子からベルモットが列車に乗り込んだことを聞いたのだ。
そして列車の部屋には盗聴器が付けられていたため、乗車してからは迂闊なことは言えなかったのだ。
その後灰原のスマホをハッキングしていた沖矢昴が、状況を危ぶんで灰原を迎えに行ったのだ。
灰原は自分のスマホがハッキングされていたこともこの時知り、また恐怖する相手でもある沖矢が何者なのかをコナンに問い詰める。
しかしコナンは『彼は味方だから大丈夫』とあいまいな説明でごまかす。
だがこの事件でコナンは喫茶ポアロで働く店員、そして小五郎の一番弟子を名乗る男、安室透がバーボンであることを知った。
安室透は事件後、体調不良を装ってポアロには来ていない。
しかし一つ誤算がある。コナンは黒の組織が灰原は列車の爆発で死んだと思っている。
灰原は素直にありがとうは言えないけど、助けてくれたことに感謝していた。
■別荘に向かう園子と小五郎一家
園子はベルツリー急行での事件を申し訳なく思い、小五郎らを伊豆高原の別荘に招いた。
しかし園子はそれを口実にテニスの特訓が目的だ。実は園子はテニス部なのだ。
園子の彼氏、京極真から空手の特訓にテニスを取り入れているからと、帰国したときに一緒にプレイしたいとビデオメッセージが届いたのだ。
小五郎は園子のためにスペシャルコーチを招待したと言い、テニスコートに訪れるとそこにいたのは何と安室透だったのだ。
コナンらに正体を知られもう近くには現れないと思っていた安室が堂々と目の前に現れたのだ。
安室は夏風邪をひいただけで週明けにはポアロのバイトにも復帰すると言った。
突然の安室の登場に困惑しているコナンの後頭部めがけて飛んできたラケットに当たりコナンは気を失う。
目を覚ますとラケットをぶつけた桃園琴音(大学生)の別荘でコナンは手当てを受けていた。
この別荘にいるのは大学生の男女4人だった。交流を兼ねて試合をする約束をする。
先に昼食をとることになり、部屋に戻った石栗について行きコナンも同じ部屋で休ませてもらうことにした。
食事の用意ができ、蘭と園子は部屋に呼びにいくが返事がない。
寝てしまっているのだろうと思い、蘭たちはその場を後にするのだった。
■事件発生
3時を過ぎても部屋から出てこない石栗を心配していると、2階から物音がした。
その音で目が覚めたコナンが部屋を見渡すと石栗が倒れていた。
物音が気になり石栗の部屋の前に集まる。しかしこの部屋の合い鍵だけが夕べから紛失していて外から開けることが出来なかった。
やむを得ず、隣の部屋から石栗の部屋を確認してみることにした。しかしそこへ安室が自分が鍵を開けると言い針金で開錠するのだ。
しかしドアは少ししか開かない。その隙間から顔をのぞかせたのはコナンだった。
コナンは『開けるな!』と言う。『ドアを塞いでいるのは石栗さんの遺体だから』と。
事件は再び不可能犯罪・密室殺人だったのだ。
■捜査が始まる
警察が到着した。彼らは現状を維持するため窓から中に入り捜査を始める。
コナンは、窓も内側から鍵がかかっていたからこれは密室殺人だと説明する。
しかし静岡県警の横溝警部は遺体の周りの状況からこれは事故ではないかと言う。
だが、コナンは死因になったであろう花瓶の位置や目を覚ますきっかけになった大きな音が事故ではないと断言する。
コナンは音がして目をさまし、直後に遺体を発見して花瓶や遺体を触れたが、すでに血は固まっていた。
だから、音がする前には石栗は亡くなっていて、その後もともと血がついていた花瓶が棚から落ちてきたということになる。
だが問題はまだある。石栗は恰幅のいい体形でそれをドアの前に連れてきた事や花瓶が落ちた理由。
それはまだ不明のままだ。しかし、この事件の犯人は石栗を一緒に別荘に来ていた3人の大学生であることは確かだった。
そして横溝警部はコナンにどうしてここにいるのか、そしてこの部屋にいたのかを訪ねた。
■安室の推理
部屋をでて、小五郎らに状況を説明する。
安室はこの事件の犯人には二つの誤算があったのではと推測した。
1.コナンがこの部屋で寝ていたこと
2.安室が針金を使ってドアを開錠したこと
それがなければ、おそらく犯人はベランダから窓越しに倒れている石栗を発見し、警察に通報し、駆けつけた警察が窓を破って中に入る。
気温の高い日なので、その間に血は乾き自殺のように装えたかもしれないのだ。
また安室と初対面だった横溝警部は小五郎に関係をたずね、小五郎の1番弟子だと聞きショックを受ける。
横溝は小五郎の大ファンだ。1番弟子は自分だと思っていたのだった。
安室は殺人の動機があるとしたら一緒に来ていた3人だけだと聴取をすすめる。
コナンもそこは同意見だが、どうやってこの密室殺人をつくりあげたのか謎はまだ解明していない。
それは内側から鍵がかかった窓の部屋で遺体がドアを塞ぐ位置にあったことから、たとえ合い鍵を持っていたとしてもドアから出入りできないからだ。
犯人はどうやってこの密室を作りだしたのだろうか・・・。
ベルツリー急行の事件で正体を知られた安室が再び、何もなかったのようにコナンらの前に姿を現した。
黒の組織の存在を知らない小五郎や蘭。コナンの心配は増えるばかりだ。
そんな中訪れた先の別荘での殺人事件は謎が多く、推理には困難を強いられていた。
バーボンの行動を意識しながらも、目の前の事件に立ち向かうコナン。
続きは第706話の『謎解きするバーボン』で明らかになる。