今年のコナンは安室透一色!
そんな中、現在GYAO!では安室透セレクションと題して、安室が登場した話を一挙公開中です。
第681話~683話『命を懸けた恋愛中継(中継開始)』の放送は2018年6月19日23:59まで!
警察学校組の伊達刑事が登場する貴重な話です。伊達刑事は不慮の事故で亡くなった安室と警察学校の同期であり、高木刑事の先輩でした。
このサイトでは第681話~683話『命を懸けた恋愛中継』シリーズについてまとめました。
高木刑事はあるところに一人向かうため羽田空港に向かいます。
その行先は恋人の佐藤警部補にさえも告げることはありませんでした。
戻ってきたら報告すると、目暮警部も高木刑事の行先を知ることはなく・・・。
そして、あくる日。
高木刑事と待ち合わせをしていた少年探偵団は待ち合わせ場所で高木刑事に連絡するも電話には出ません。
そうしていると一人の帽子を深くかぶった男が少年探偵団に声をかけるのです。
『高木渉刑事の知り合いか?』
そして少年探偵団に一つの箱を渡し、伝言を残して去るのでした。
『恋人の刑事さんに箱を渡してくれ。だがそれは生ものだから明日明後日にはだめになる』と。
その警察署前で、コナンは安室透に出会う。
安室は警察署に用があり訪ねたが、すんだので帰るところだったのだ。
警察署の中で、佐藤警部補に箱を渡す少年探偵団。
その箱から出てきたのは一つのタブレット端末でした。
佐藤警部補が電源を入れるとそこに移っていたのは、首をロープで巻かれ、一枚の幅の狭い板に乗せられた高木刑事の姿でした。
その高木刑事の乗せられた板はビルの高所のような所で、万が一動いたらそのはずみで首が締まる危険な状態でした。
ほどなくして高木刑事は目を覚まします。
どうやらタブレット端末に移る映像はリアルタイムで監視しているカメラからの映像だということが判明。
佐藤警部補は必死に高木刑事を呼ぶのでした。
警察署は高木刑事の命の危機に騒然とします。
まずは高木刑事の居場所を割り出すためにタブレット端末の解体を試みようとしますが、それをコナンが止めました。
『このタブレット端末は電源のオンオフ以外の事が出来ないようにしている。それを解体するということは最悪、高木刑事の映像が見られなくなるということ』だと。
困り果てていた捜査一課のもとへ、松本管理官が現れ、捜査一課のメンバーに指示を出します。
白鳥警部には羽田空港の搭乗確認を、千葉刑事には高木刑事の自宅捜査を、佐藤警部補には少年探偵団への聞き取り調査を。
その後、佐藤警部補が少年探偵団に聴き取りをしている部屋に千葉刑事が駆け込んできます。
『高木刑事が!!』
慌てて部屋を飛び出し、タブレット端末の前に急ぐと、そこには仰向けになっていたはずの高木刑事がうつぶせに、そして板から落ちそうになっていました。
しかし、これは高木刑事の作戦です。
高木刑事は体制を変えて、胸ポケットにしまってある警察手帳をわざと下に落としました。
これを拾って届けてくれる人がいたら、ここの場所がわかる。
高木刑事は決して諦めてはいませんでした。
そうして再度捜索が開始されるのでした。
高木刑事はこの事件前にある調べものをしていました。
それは3件の女性の自殺事件でした。
しかし3人の女性はそれぞれ身元の追跡が難しい状態でした。
夜も更け、少年探偵団は佐藤警部補の車で帰路につきます。
その帰りの車の中でコナンは佐藤警部補にいいます『伊達刑事についてもっと調べたほうが良い』
『伊達刑事と高木刑事。名前がどちらもワタルというのがどうも引っかかる』と。
時を同じくして夜を過ごす高木刑事。
高木刑事は伊達刑事が亡くなった時を思い出していました。
そして彼から託されたことを胸に気持ちを奮い立たせるのでした。
あくる朝タブレット端末の電波の受信現場を突き止めるのは困難を極めていました。
そんな中、少年探偵団はまた佐藤警部補を訪ねます。
光彦は『タブレット端末を渡したおじさんの言葉遣いが気になった』と。
外国人だったのか?と少年探偵団が考えていると、コナンが突然『自殺した人の中に北海道の人はいたか』と聞いた。
佐藤警部補は『英語講師のナタリーが北海道出身だった』と言います。
コナンは男の言葉に方言があることを見抜いていたのです。
『高木刑事を拉致したのはその人の関係者かもしれない』
『明後日の事を、明日明後日と言うのは北海道の方言だから』とコナンは言いました。
驚く佐藤警部補にコナンは続けます『ナタリーさんは伊達刑事の彼女だったと思う』と。
その証拠にナタリーさんの部屋のカレンダーには【DATE】と書き込まれた日が複数あった。
そして伊達刑事が交通事故で亡くなった日にもカレンダーにはDATEの文字が。
コナンの推理だと、この日もナタリーさんは伊達刑事と会う約束をしていたが、事故に遭ったことも知らず待ち続け、現れない伊達に絶望して命を絶ったのかもしれないというもの。
高木刑事は1年経ってその事実に気が付き、ナタリーさんの遺族にその真実を伝えに行ったのだと。
しかし、彼女の両親は遺体を引き取りにくる途中事故で他界。彼女の遺体を引き取ったのは同じ英会話スクールの年配の先生だった。
コナンはその年配の先生が、ナタリーさんを自殺に追い込んだのは高木刑事だと思い込み犯行に及んだのだと推理した。
事件は急展開を迎える。
都内にある、男の部屋に向かう佐藤警部補たち。部屋でワイングラスを片手に、爆弾のスイッチに指をかけた笛本を発見した。
佐藤警部補は笛本の写真を撮り少年探偵団たちに本人確認をする。
少年探偵団『間違いない。このおっさんだ』
笛本はコナンの推理通り、『ワタル』違いで高木刑事がナタリーさんを捨てた男だと思い込んでいた。
佐藤警部補はそんな笛本に容赦なくつかみかかる。
『拉致したのは高木刑事で、恋人だった伊達刑事はナタリーを捨ててはいない』と。
真実を知った笛本。しかし、笛本は佐藤警部補が駆け付けた時に、毒物を混入したワインを飲んだのだ。
ほどなくしてこと切れた笛本。
結局、誤解は解けたが、高木刑事の場所を聞き出すことは出来ませんでした。
部屋にも手掛かりは残っていなかった。
最初から警察の目の前で自殺することを考えていた笛本が手がかりを残すことは無かったのです。
その後、警察署で高木刑事の映像を見ていたコナンは高木刑事の周辺にいる【カラス】にヒントを見つけます。
そんな中、高木刑事は自らを救う方法を探すべく必死に体の動かせる部分を使っていた。そして板に架かった1枚のシートを落とすのです。
しかし・・・。
高木が落とした布の下には爆弾が仕掛けられていたのだった。
爆弾にはタイマーがついていた。
そしてナタリーが自殺した日は明日。この日にもしタイマーがセットされていたら・・・。
そんな中、爆弾を固定していたガムテープがはがれかけて爆弾は落ちそうになっていた。
映像を見守る捜査一課は爆弾に足をのばす高木を応援する『下におとせ!』と。
しかし、高木はその爆弾を拾い上げたのでした。
それをみたコナンは『誰かがいるんだよと。そのタブレットには音声は無いそれなのに高木刑事は口をガムテープで覆われていた。ということは通る人に助けを求めさせないようにしていたということ』
それを知った捜査一課は高木刑事の優しさに涙する。
その高木は下を通る子供の『最強』の声に、伊達との会話を思い出していた。
高木は伊達に言う。巨漢の被疑者を難なく捕まえ、そして警察学校の成績もトップだったと聞いたと。
そんな高木に伊達はこう言った。
『ばーか。それはガセネタ。俺はいつも2番だったぜ。頭も体もあいつには1度も敵わなかったからな』
『お前のようなひょろっとした優男だったよ。今は何処でなにやってんだか』
『自分の力を過信して無茶してどっかでおっちんじまってんじゃないかな』
『お前も気をつけろよ。刑事といえど命は一つ。そいつの張りどころは間違えるんじゃねえぜ』
高木は伊達との会話を思い出し物思いにふけるのでした。
そしてコナンは映像に移ったカラスから、高木の居場所を『北海道』に絞ることを提案する。
何故ならそのカラスは『ニシコクマルガラス』といってヨーロッパに生息しているカラスだという。
そして2回だけ日本に迷い込んだことがあって、発見された場所は2回とも北海道だった。
しかしそれだけでは、と渋る目暮警部の後ろで映像を見ていた佐藤警部補が何かを発見した。
コナンはそれを【サンピラー現象】だと言う。日の出や日没後に空気中にあるダイアモンドダストに反射して柱のように見える。
これは北海道くらいでしかみられない現象だった。
ダイアモンドダストが発生する条件はマイナス20度の気温。高木刑事はその中を耐えていたのだ。
松本管理官の指示のもと、目暮警部と佐藤警部補は北海道にヘリで向かう。
帰宅の車の中でコナンは不可解なことを思いつく。
高木刑事の監禁場所が4階以上の工事現場ならすぐに見つかるだろうし、高木刑事がシートを落とした理由も。
前日に場所を知らせるために警察手帳を落としたのに、その上にシートが落ちたら意味がない。
そこには別の意味があるのでは・・・と。
コナンは何かを思いつき、光彦が撮っていた高木刑事の映像のムービーをみせてもらう。
日は変わるが、高木刑事は見つからない。そんな中、雪が降り始めた。
高木刑事の映像にも雪が映った。場所は北海道で間違いない。しかし4階以上の工事現場は調べつくしている。
焦りをみせる捜査一課にコナンがアガサ博士を連れて現れる。
映像にはトリックがあった。鏡を使うことで実際は2階程度の場所を4階に見せていたのだ。
高木刑事が警察手帳やシートを落としたのもそのトリックに気付かせるためだったのだった。
そして高木が生きているは鏡の裏に電熱線を這わせていたため、その熱でマイナス20℃の中を生きていたのだ。
電熱線は雪が積もることで鏡がばれないようにするために仕掛けられていたのだ。
そん中、高木刑事の映像に多数の凧が映りました。
場所は『駒前町』
丁度目暮警部と佐藤警部補は上空を飛んでいた。
タイマーの時間を見た佐藤警部補はヘリからビルに飛び移った。
高木刑事の首のロープを銃で打ち切り、爆発ぎりぎりの時間で下に飛び降りたのだ。
鏡に落ちて事なきを得た二人は、誰も観ていないと思って再会のキスを交わす。
しかしそれは運悪くカメラに写り込んでいた・・・。
もちろん佐藤ファンの捜査一課男性陣の怒りを買ったことは言うまでもない。
また、この事件の被疑者笛本は末期がんだった。それがこの犯行を決意する理由の一つだったのかもしれない。
高木刑事は佐藤警部補と一緒に伊達刑事の墓参りに訪れる。
佐藤警部補は伊達刑事が事故で亡くなったときの事を調べて知った。
それは、ナタリーは伊達刑事が事故で亡くなっていたのを知っていたということ。
伊達刑事に託された指輪を高木刑事は渡すことができなかった。
伊達刑事の墓石にたどり着いたらすでに誰かが参ったあとが。
墓石には伊達刑事がいつもくわえていた【つまようじ】が添えられていたのだ。
墓石の陰に隠れいたのは安室透だった。
安室は『静かに眠れ。友よ。』と一言残して去っていった。
伊達刑事が言った『ただ一人敵わなかった相手』とは安室透のことでした。
安室はかつての警察学校の同期たちが死んでいったことに違和感をもち探っていたのです。
同期たちの死は謎が残るばかり。それを追う安室にも危険が迫る日が来ます。